「ボディ・ハント」
映画のさらに細かいジャンル分けの中に、近所の人が普通でないというものがある。
それは恋愛物だったら隣に越してきた女の子がかわいいとか、ホラーだったら殺人鬼だとか、色々ある。
これらをご近所物というのだが、この映画は正にその正統派である。
両親が離婚し、シカゴから母親と引っ越してきた17歳の女子高校生エリッサ。
新居は郊外の格安物件で、格安の理由は、隣の家で数年前に娘が両親を惨殺して失踪するという事件が起こっていたからだ。
その家には現在、事件当時親戚に預けられていて生き延びた息子ライアンが一人で住んでおり、あることがきっかけで二人は急速に距離を縮めていく……。
一応、この映画の最大の売りは「ウィンターズ・ボーン」「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・
ローレンス主演ということで、確かに彼女は体のラインがわかるタンクトップ姿で、胸の谷間を見せていることが多い。
個人的には「ハンガー・ゲーム」は2012年のダメ映画の上位確定の映画なので、それの主役と言われても、全く食指が動かない。
そして中には若い女性より熟女がいいと思っている貴兄もいるはず。
そのために母親役にエリザベス・シューを配置。
とりあえず、少ないながらもタンクトップや胸の谷間を見せている。
話は、来るぞ来るぞキターとか、ドンデン返しあり……だったり、この手のサスペンス・スリラーのお手本のような展開。
だけど、実は思った以上に悪くなくて、無茶苦茶面白いわけでもないけど、死ぬ程つまらないわけでもない。
まあ予定調和なんだけど、そんなに期待していなかったせいか、それなりだ。
監督はマーク・トンデライ……って誰?
しかし、あの原題からどうしてこんな邦題が?
« 「恋愛だけじゃダメかしら?」 | トップページ | 「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント