「レ・ミゼラブル」
大ヒットミュージカルの映画化。
といっても、自分は観ていない。
原作の「ああ無情」は子供の頃に読んだので話筋は大体覚えていた。
ミュージカルといっても日常の会話から急に踊りだすようなものではなく、踊りはなくて全編セリフが歌になっている。
ここまで徹底していると迫力があり、これこそ映画館の大画面、大音響で観てこその価値がある。
しかし、原作とミュージカルを知っていることが前提。
いかに映画に昇華しているかを確認するのがメインかも。
というのは、状況や細かい心理描写は微妙で、歌だと表現しきれないかも。
そもそもジャン・バルジャンは、何故宿敵ジャベールのとっつあんのいるところにわざわざ戻るの?とか、どう考えても成功するとは思えない学生の革命とか、色々あったのに変わり身の早いマリウスとか、ツッコミたいところもあるのだけど、ここらへんの心理描写はミュージカルだと描ききれないというか、原作で脳内補完しないとダメなのかもしれない。
出演はヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド、アン・ハサウェイ。
ヒュー・ジャックマンは虐げられているうちに超能力が目覚めるかと思ったよ(笑)
監督は「英国王のスピーチ」のトム・フーパー。
どちらかといえば、ミュージカルを見ている方がより楽しめると思うが、無理な場合は原作を読んでおくのがいいかも。
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