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2012年12月28日 (金)

「くそガキの告白」

Kusogaki ブサイクな顔にコンプレックスを持ち、映画監督を目指すが、何を撮りたいかもわからず半分ニートの生活を送っている青年と、中学生のころに観た映画がきっかけで芸能界を目指して頑張っているがエキストラ専門の女優。
 そんな二人が出会い、作り始めたのは究極のプライヴェートフィルムだった……。

 1980年後半、バブル期が始まりつつある頃。
 8ミリフィルムは製造中止になり、ビデオは画質が悪く編集機器が高かった頃。
 自主映画を作りたいからという理由でフリーターの自主映画青年が多くいた。
 しかし、制作費を捻出するために日夜バイトに励み、出演者の都合で週末や祝日くらいしか撮影日がない。
 つまり、正社員で働いても同じなのである。
 むしろ有給休暇があって、固定給の方が制作費もできるし、社会人の段取り良さが撮影でも反映されるだけ正社員で自主映画を作っている方が遙かにましである。
 そしてフリーター自主映画作家の言い分であるハングリー精神とか、凄い作品を作ってプロになるというのもわからないではないのだが、ハングリー精神と純粋に腹が減っている=貧乏とは全く別の話である。
 余裕がないと創作もできない。
 何故なら思考がそっちにいってしまうからで、画家にパトロンがつくのは創作に集中させるためというのもある。
 あと、何か凄い作品を作って認めてもらう方法もないとはいえないのだが、所詮は素人の上手い=プロの普通のテクニックの場合が多い。
 その手の仕事を真面目にやれば身についてしまう。
 それよりもクライアントの要望と予算、それに時間をいかにやりくりながら作ることがプロであり、本当にそういう仕事がしたいなら、すぐにその手の業種で働いた方が近道だし、それでダメな場合は何をしてもダメだ。
 あ~もちろんこれは自分個人の考えなので、反対意見の人もいるだろうが、自分の信じる道を邁進して下さい。

 さて、この映画の主人公は、屁理屈だけは立派だが、何一つ大成していない。
 人より顔が不細工で、強いコンプレックスを持っている。
 自分の苛立ちを周りに当たり散らかし、映画監督を目指すが、描かない漫画家ならぬ撮らない映画監督なのだ。
 家では母親に「働け」となじられている。
 なにしろ彼は32歳なのだ。
 とにかく見ていて不愉快極まりない。
 そんな彼が、25歳でエキストラ専門という微妙な年齢の女優と映画を作る。
 映画といっても誰にも評価されないような自己満足の映画だ。
 しかし、それが〈自分の言いたいこと〉であり〈自分の世界〉なのだ。
 正直、全く先が読めない。
 主人公のどうしようもないのにイラつく。
 多くの人は、主人公よりも彼の母親に感情移入してしまうだろう。
 しかし、最後の最後で納得。
 そうかこれがやりたかったのか。
 それは自己満足かもしれないが、それができたらもう何でもいいやと思ってしまうかもしれない。
 おそらく、自主映画を作ったことがあるなら、ある意味理想かもしれない。
 少なくとも自分は今までの不愉快さがここで一気に消えてしまった。
 だけど、これって正に究極のオチ映画であり、失敗したり理解されなければ全て終わり。
 これは正に自爆覚悟とも言える。
 出演はキングオブコメディの今野浩喜とグラビアアイドルの田代さやか(B93-W58-H88)。
 田代さやかって芸能界的には微妙なポジションだけど、出演する映画は地道に悪くない。
 胸は大きいけど華がないのはこの映画の役に合っている。
 AKB48の仲川遥香(B80-W59-H84)は客寄せ要員かな。
 爽やかさのない青春映画の傑作!
 そして究極の自己満足映画!
 特にかつて自主映画を作っていた人は必見!
 
 

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