「ミロクローゼ」
今、自分が注目している俳優の1人が山田孝之だ。
といっても昔の爽やか路線の時は全くどうでもよかったのだが、子供がいるやらいなやらと話題になった以降の、演じる役も大きく変わったあたりから好きになってきた。
爽やかでいい奴より、小汚くて悪い奴を演じている方が絶対に良い!
ここ最近だと「闇金ウシジマくん」や「その夜の侍」の役がぴったり。
何というか底知れぬ凄みがあっていい。
これからもその路線でドンドン行って欲しいと思っていたのだが、自分の知らないところで彼はもっと良くなっていた。
「ミロクローゼ」では1人3役を演じている。
彼が演じているのは、少年のような容姿のメルヘンチックな男性、激しい罵倒とハイテンションなダンスで解決へと導く青春相談員、花屋で働く美女に惚れて彼女をさらった盗賊団を追いかける片目の浪人だ。
とにかく、どの役も弾けっぱなしで、テンション高すぎ!!!
それでもどこかにかっこよさがあるのが彼の魅力だ。
話は3人の別々のエピソードが交錯した展開になっている。
アバンギャルドな美術も独自の世界観を作り出している。
あまりにも勢いがありすぎて何が何だかなのだが、ここはブルース・リーも言うとおり考えるより感じるのが正解かも。
監督は「オー!マイキー」の石橋義正。
脇役がむやみやたらと豪華でマイコ(B80-W59-H89)、石橋杏奈(B76-W58-H84)、原田美枝子(B86-W60-H88)、奥田瑛二、鈴木清順監督だけならまだしも、なんと山田の実姉まで出ているらしいのだが、もともとどんな人か知らないので、言われても全くわからなかったよ。
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