「テイク・ディス・ワルツ」
フリーランスのライターをしているマーゴと料理本を執筆するルーは結婚5年目で子供はいないが仲の良い夫婦だった。
しかし、マーゴはルーに物足りなさを感じていた。
ある日、彼女は取材先で出会ったダニエルに激しく惹かれてしまうが、なんと彼は向かいに住む住人だった…。
ここまで聞くと、頭の悪いラブコメみたいな感じだけど、女性の口ではうまく言えない心理状態を的確に描いている。
それと夫婦の温度差で、仲睦まじい夫婦だからといって、満足度には差がある。
例えばこの映画の場合、夫は現状に何も不満がない。
良い言葉が思いつかないが淡白といえば淡白。
しかし、妻の方はまだまだ刺激を求めている。
隣りのイケメンの住人は、正に彼女を現実から引き離すアイテムの一つかもしれない。
しかし、されどなのである。
正直、旦那は何も悪いところはないので「何が気にいらんのだ?」と言いたくもなるが、彼女に言わせれば「何か満たされない」のかもしれない。
ロマンチックな展開になりそうだが、意外に生々しい。
そこがリアルでもあるんだけどね。
主演のミシェル・ウィリアムズは裸になって色々な意味で体当たり演技だが、「マリリン 7日間の恋」でモンロー役だったので裸に期待すると、ちょっと残念な結果になるので注意。
監督はサラ・ポーリー・
予告篇や本編でも効果的に使われている「Video Killed the Radio Star」が頭に残る。
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