「砂漠でサーモン・フィッシング」
イエメンの大富豪から、砂漠の国イエメンに川をつくって鮭釣りができるようにしてほしいという依頼が舞い込む。
イギリスの水産学者ジョーンズは不可能であることを即答。
しかし、中東との関係改善を模索していた英国政府がこの話に飛びつき、国家を上げての支援事業にしてしまい、ジョーンズ博士は仕方なく、大富豪の代理人ハリエットと共に無謀な計画に挑んでいく……。
実は「綱引いちゃった!」みたいな感じの、企業スポ根物だと思っていて、「プロジェクトX」のような感じで見せていくものだと思い込んでいた。
しかし、観てみるとそんなノウハウ物ではなく、むしろそこらへんは軽く流されているような状態だ。
それよりも、ジョーンズ博士とハリエットの恋の行方が中心となっている。
そして、それが劇的展開と言えば、実はユルい。
一応、暗殺劇とかダムの危機とか盛り上がる要素はあるのだが、無理無理な感じがしてしまう。
おそらく、これは見せ方の問題だと思う。
演じているユアン・マクレガーとエミリー・ブラントは好演なんだけどね。
それよりも、首相広報担当官を演じるクリスティン・スコット・トーマスのやり手っぷりが面白い!
あらゆることをチャンスにしようとする貪欲さは見習うべきかも。
それにやっぱり彼女の目力は凄いわ。
脚本は「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ボーフォイ、監督は「ギルバート・グレイプ」の ラッセ・ハルストレム。
二人とも実績のある人なのに少し残念な感じが…。
期待したんだけど、タイトル負けか?
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