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2012年12月31日 (月)

「レ・ミゼラブル」

Les_miserables 大ヒットミュージカルの映画化。
 といっても、自分は観ていない。
 原作の「ああ無情」は子供の頃に読んだので話筋は大体覚えていた。
 ミュージカルといっても日常の会話から急に踊りだすようなものではなく、踊りはなくて全編セリフが歌になっている。
 ここまで徹底していると迫力があり、これこそ映画館の大画面、大音響で観てこその価値がある。
 しかし、原作とミュージカルを知っていることが前提。
 いかに映画に昇華しているかを確認するのがメインかも。
 というのは、状況や細かい心理描写は微妙で、歌だと表現しきれないかも。
 そもそもジャン・バルジャンは、何故宿敵ジャベールのとっつあんのいるところにわざわざ戻るの?とか、どう考えても成功するとは思えない学生の革命とか、色々あったのに変わり身の早いマリウスとか、ツッコミたいところもあるのだけど、ここらへんの心理描写はミュージカルだと描ききれないというか、原作で脳内補完しないとダメなのかもしれない。
 出演はヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド、アン・ハサウェイ。
 ヒュー・ジャックマンは虐げられているうちに超能力が目覚めるかと思ったよ(笑)
 監督は「英国王のスピーチ」のトム・フーパー。
 どちらかといえば、ミュージカルを見ている方がより楽しめると思うが、無理な場合は原作を読んでおくのがいいかも。
 
 

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2012年12月30日 (日)

「もうひとりのシェイクスピア」

Anonymous イギリスが誇る作家ウィリアム・シェイクスピア、
 数ある作品だが、実は本人が執筆しているのではないかもしれない。
 シェイクスピアの作家別人説をネタにした歴史ミステリー。
 もともとシェイクスピアは不明なところが多く、そこにつけこむ余地があるわけで、歴史物の面白さは史実を元にいかに創作を膨らませるかがクリエイターの腕の見せ所だ。
 この映画は、数ある作品を執筆したのはある貴族と言うことになっている。
 何故、彼は正体を隠さなければならないか?
 そも理由付けは妙に説得力があって面白い。
 ただ、シェイクスピアを知っていることが前提の映画なので、一応観る前は予習が必要。
 主演はリス・エヴァンス、共演にヴァネッサ・レッドグレイヴ、ジョエリー・リチャードソン、デヴィッド・シューリス。
 ヴァネッサ・レッドグレイヴってもういい年なんだけど、まだ現役で頑張ってるんだなあ。
 監督が意外にもローランド・エメリッヒ。
 「インデペンデンス・デイ」や「2012」、「ゴジラ」など特撮大味路線の監督が、路線変更か?と思ったが、要所要所ではいかにもな大味なシーンもあって、彼のキャリアは生かされていると思う。
 
 

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2012年12月29日 (土)

「ホビット 思いがけない冒険」

The_hobbitan_unexpected_journey 当初、9部作(12作とも言われていた)スター・ウォーズだが、いつの間にか6部作になり、さらにはディズニーで作られることになってから新作ができるとのこと。
 エピソード4~6は当時の最新技術を駆使することにより、絶対的な不動の地位にいたが、その後、空白の期間があり16年ぶりに新作であるエピソード1が公開されることになる。
 待たされまくってできた新作は嬉しかったが、実際に観てみると何か違和感を感じた。
 それは時代とのズレだ。
 エピソード4~6の時は最先端だった特撮も、CGの発達で何でもできるようになり、新鮮さがなくなってしまったこと。
 さらにはSFのセンスが色々な意味で古くなってしまったこと。
 そして一番気になるアナキン・スカイウォーカーがダース・ヴェイダーになる展開があまりにもつまらない。
 簡単に言えばジョージ・ルーカスのセンスがかなり古くなってしまったということだ。
 何故こんなことを今更考えたかというと、「ホビット 思いがけない冒険」を観たからだ。
 「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前の話を描いた「ホビットの冒険」を映画化したもので、魔法使いのガンダルフに協力を求められ、13人のドワーフたちと共に、恐るべきドラゴンのスマウグに奪われたドワーフの王国を奪還する危険な旅に加わっ たホビット族のビルボ・バギンズの冒険物語。
 面白い!
 スター・ウォーズのセンス・オブ・ワンダーが見事に昇華したものになっている。
 もとももときちんと原作があるとはいえ、「ロード・オブ・ザ・リング」に続く前振りもあり、世界観の整合性もきちんとできている。
 ひょっとしてスター・ウォーズはこうあるべきだったのではないか?という答えがきちんと提示されている。
 おそらく、ルーカスはここまで極める力量はないかもしれない。
 完全にピーター・ジャクソンに負けている。
 そう考えるとディズニーに託したのは正解かもしれない。
 だけど、上映時間が長すぎ!
 3時間近くあって、3部作は体力的に辛い。
 2時間前後で5部作くらいにしてほしい。
 ピーター・ジャクソンの映画ってほとんどの映画が3時間近いのだけど、もう少し短くならんかなあ。
 3時間近くで3Dって物凄く疲れるんだよなあ。
 しかし、「ホビット」を観にいって、スター・ウォーズの話が大半って(苦笑)

 

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2012年12月28日 (金)

「くそガキの告白」

Kusogaki ブサイクな顔にコンプレックスを持ち、映画監督を目指すが、何を撮りたいかもわからず半分ニートの生活を送っている青年と、中学生のころに観た映画がきっかけで芸能界を目指して頑張っているがエキストラ専門の女優。
 そんな二人が出会い、作り始めたのは究極のプライヴェートフィルムだった……。

 1980年後半、バブル期が始まりつつある頃。
 8ミリフィルムは製造中止になり、ビデオは画質が悪く編集機器が高かった頃。
 自主映画を作りたいからという理由でフリーターの自主映画青年が多くいた。
 しかし、制作費を捻出するために日夜バイトに励み、出演者の都合で週末や祝日くらいしか撮影日がない。
 つまり、正社員で働いても同じなのである。
 むしろ有給休暇があって、固定給の方が制作費もできるし、社会人の段取り良さが撮影でも反映されるだけ正社員で自主映画を作っている方が遙かにましである。
 そしてフリーター自主映画作家の言い分であるハングリー精神とか、凄い作品を作ってプロになるというのもわからないではないのだが、ハングリー精神と純粋に腹が減っている=貧乏とは全く別の話である。
 余裕がないと創作もできない。
 何故なら思考がそっちにいってしまうからで、画家にパトロンがつくのは創作に集中させるためというのもある。
 あと、何か凄い作品を作って認めてもらう方法もないとはいえないのだが、所詮は素人の上手い=プロの普通のテクニックの場合が多い。
 その手の仕事を真面目にやれば身についてしまう。
 それよりもクライアントの要望と予算、それに時間をいかにやりくりながら作ることがプロであり、本当にそういう仕事がしたいなら、すぐにその手の業種で働いた方が近道だし、それでダメな場合は何をしてもダメだ。
 あ~もちろんこれは自分個人の考えなので、反対意見の人もいるだろうが、自分の信じる道を邁進して下さい。

 さて、この映画の主人公は、屁理屈だけは立派だが、何一つ大成していない。
 人より顔が不細工で、強いコンプレックスを持っている。
 自分の苛立ちを周りに当たり散らかし、映画監督を目指すが、描かない漫画家ならぬ撮らない映画監督なのだ。
 家では母親に「働け」となじられている。
 なにしろ彼は32歳なのだ。
 とにかく見ていて不愉快極まりない。
 そんな彼が、25歳でエキストラ専門という微妙な年齢の女優と映画を作る。
 映画といっても誰にも評価されないような自己満足の映画だ。
 しかし、それが〈自分の言いたいこと〉であり〈自分の世界〉なのだ。
 正直、全く先が読めない。
 主人公のどうしようもないのにイラつく。
 多くの人は、主人公よりも彼の母親に感情移入してしまうだろう。
 しかし、最後の最後で納得。
 そうかこれがやりたかったのか。
 それは自己満足かもしれないが、それができたらもう何でもいいやと思ってしまうかもしれない。
 おそらく、自主映画を作ったことがあるなら、ある意味理想かもしれない。
 少なくとも自分は今までの不愉快さがここで一気に消えてしまった。
 だけど、これって正に究極のオチ映画であり、失敗したり理解されなければ全て終わり。
 これは正に自爆覚悟とも言える。
 出演はキングオブコメディの今野浩喜とグラビアアイドルの田代さやか(B93-W58-H88)。
 田代さやかって芸能界的には微妙なポジションだけど、出演する映画は地道に悪くない。
 胸は大きいけど華がないのはこの映画の役に合っている。
 AKB48の仲川遥香(B80-W59-H84)は客寄せ要員かな。
 爽やかさのない青春映画の傑作!
 そして究極の自己満足映画!
 特にかつて自主映画を作っていた人は必見!
 
 

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2012年12月27日 (木)

「エイリアン」

Alien レンタルが普及し、ソフトが物凄く安くなってきたどころか、下手したらネットで何でも見ることができる今の時代、当然名画座の存在は極めて難しくなってきたのは今更言うまでもないだろう。
 しかし、名画座の存在は難しくても過去の映画を劇場で観ることがなくなったわけでもない。
 デジタルリマスター版の上映が正にそれだ。
 傷だらけのフィルム上映より、綺麗な画面で観たいと思う人が多いと思う。
 まあそんなわけで、午前十時の映画祭は貴重だ。
 過去の作品で見逃したり、再度観たい映画を上映してくれる。
 そんなわけで超久しぶりに「エイリアン」だ。
 今更説明するまでもないが、この映画がなかったら日本人は宇宙人=エイリアンという概念はないと思う。
 初公開が1979年の7月。
 当時、物凄く大ヒットしたかというと、実はそうでもない。
 何故なら同じ時期に「スーパーマン」が公開されていて、多くの人はそっちに流れていったからだ。
 今、改めて観ると、当時の考えるSFデザインで、特にコンピューター関係は、今の目線からだと未来の話なのに過去のシステムになっている。
 文字が緑色で、ワイヤーフレームの画像は、当時は未来の象徴であり、当然モニターは液晶ではない。
 考えてもみれば、当時はインベーダーゲームが出てきて学生も社会人も毎日地球防衛のために百円玉をつぎ込み、その金欲しさに盗みを働いていた中高生もいたくらいだ。
 あの時、警察に連れて行かれた子供達は、大人になって、百円あればインベーダーより高度なゲームが買える時代が来るとは思いもしなかっただろう。
 YMOで初めてテクノミュージックを聞いて感動していたあの頃、電卓が高くてそろばん塾に通っていた時代にコンピューターは、バビル二世しか持っていないと思っていた時代なのだ。
 だからこそ今、この映画を観ると古き良き未来SFという感じがして、何ともいえない味がある。
 今の時代では考えられないことだが、宇宙船の中でパッカパッカタバコを吸っている。
 昔はタバコ=かっこいいみたいな風潮もあったからかもしれない。
 そういえば、国鉄時代は電車の中でもタバコを吸いまくっていた。
 今でこそ名作SF映画として絶対的な地位を確立している「エイリアン」だが、公開時は売りがあまりなく、その前年に公開してブームだった「スター・ウォーズ」の人気に便乗しているような感じだった。
 今でこそシリーズの顔であるシガーニー・ウィーヴァーも新人扱いであり、トップに名前は出てこない。
 主役はトム・スケリットだ。

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 いや、おそらく一番有名なのはヤフェット・コットーだろう。
 まさか彼女がエイリアンをばったばった倒し、実はエイリアン以上に怖い存在になると誰が考えただろうか?
 一応、パンツとタンクトップでうろつくシーンがあり、一応お色気要員的なところもあるのだが、萌えをあまり感じない。
 監督のリドリー・スコットは今でこそ名監督だが、この映画の時は新人扱い。
 人に歴史ありというが、今なら監督と女優の名前だけで宣伝ができそうだが、ここがスタート地点なわけやね。
 公開当時、コミックスも出ていたが、日本版ディレクターが松本零士先生。

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 「字幕が読めない子供達のために」というキャッチコピーが泣かせる。
 昔は吹替版なんかなかった。
 何故、松本先生?と思うかもしれないが、当時、先生は「銀河鉄道999」を中心とした漫画やアニメが大ヒット!
 正に松本先生の一番のピークかもしれない。
 そんな彼が少しでも関係しているだけで、買ってしまう人もいたくらいだった。
 だから1979年の夏は洋画は「スーパーマン」、邦画は「銀河鉄道999」が大ヒットで、「エイリアン」は一番ではないのだ。
 久しぶりの「エイリアン」をまさかシネコンで観ることになるとは思わなかった。
 これさえ見ておけば「プロメテウス」がもっと楽しめると思ったら、楽しめるどころか「エイリアン」の面白さを再認識してしまった。

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2012年12月26日 (水)

「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~」

Poulet_aux_prunes 命よりも大切なヴァイオリンを妻に壊され絶望し、死ぬことを決意した天才音楽家のナセル・アリ。
 死に向けての8日間のカウントダウン。
 そんな彼の脳裏を、今までの人生が思い出させる。
 若き修業時代に出会った美女イラーヌとの叶わなかった恋は、今も彼の心を締めつけるのだった…。

 「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピの監督2作目。
 主人公の話がメインと思いきや、それぞれの登場人物の話も描かれており、それらの意外な心理状態が面白い。
 ヴァイオリンを壊す妻は最初はいやな奴にしか思えないが、夫への気持ちが意外に切なくキュンと来るものがある。
 主人公の若き時代に恋した女性も、物悲しくほろ苦い。
 アニメやファンタジックなイメージ映像を駆使した表現でポップな感じがするが、意外に話は正統派恋愛映画だった。
 主演はマチュー・アマルリック。
 「潜水服は蝶の夢を見る」よりも「007/慰めの報酬」のイメージが強い。
 個人的にはマルジャン・サトラピのアニメ新作が観たい。
 
 

 
 

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2012年12月25日 (火)

「恋に至る病」

Koiniitaruyamai_2 そういえば、昔は暇だったので、ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップの映画を観にいって、将来の有望な監督を見極めるということをしていた。
 今考えてみると、どんだけ上から目線なんだよ(苦笑)
 しかし、しばらくしてそういうことはすっかりやめた。
 だって、よく考えてみたら、そんなの見極めなくても、有名監督になる人はなるべくしてなるわけで、それよりも自主映画時代ぶいぶい言わせていた人が意外に商業映画に行くとイマイチっぽい場合が多い。
 この映画は、第21回ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップを得て撮ったもので、木村承子の長編デヴュー作になる。
 なんと1986年生まれだそうで、当時のPFFに応募されているのは、まだまだ8ミリフィルムで作った映画が多く、気合いが入っている人は16ミリという時代だ。
 ちょうど園子温がアワードで入賞した時期くらいじゃなかったかな。
 話は、生徒の顔もまともに見られないため、生徒に注意ができない対人恐怖症の生物教師と、彼に恋して性器を交換したいと思っている女子高生の妄想が現実のものとなってしまう……というもので、それに監督の自筆イラストやゲームのような効果音が入るというもの。
 発想は面白いのだけど、あまりテンポがよくない。
 ゲームミュージックのような効果音は、自分がゲームに対しての思い入れがないので、イマイチ面白さを感じなかった。
 おそらく、こういうのが面白いと言えないとダメなんだろうけど、自分には無理…というか合わなかった。
 主演の我妻三輪子は良かったんだけどね。
 一応、有名どころの出演者は「ヒミズ」の染谷将太になるのかな。
 
 

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2012年12月24日 (月)

「映画 妖怪人間ベム」

Bem 実は日テレの土曜21時の枠は色々チャレンジしているドラマ枠だが、「怪物くん」の実写ドラマ化には若干抵抗があった。
 何故なら昔、「月曜ドラマランド」で漫画やアニメの実写化で精神的トラウマがあるからだ。
 さらに「妖怪人間ベム」の実写ドラマ化と聞いた時も、え?と思ったが、それはアニメを知っている人がそう思うだけであって、今の子供はこのドラマがオリジナルであり、全く抵抗感がない。
 ドラマの第1話が終わった時に、主題歌を歌った親御さんに、子供が「今日、始まったドラマなのにすごーい」と尊敬の眼差しなのが微笑ましい。
 それなりに人気があったので、映画化もしてしまうのは当然だ。

 ベム・ベラ・ベロがたどり着いた町は、大手製薬会社の社員が巨大な爪痕を残して殺される連続怪事件が発生していた。
 そこで出会った少女にベロは恋をするが、彼女の父は製薬会社の職員で、母親は自動車事故 で行方不明。
 そしてそれらは事件と大きく関係しているらしい…。

 TVシリーズを見ていなくても問題なし。
 独立した作品としてもわかるようになっている。
 つまらなくはなかったけど、こんなもんかなあ…というのが感想。
 3Dじゃなくて良かった。
 出演は亀梨和也、杏(B82-W60-H88)、鈴木福。
 でもやっぱりベラの役は五輪真弓だよなあ。
 オールナイトニッポンで鶴光師匠も言ってたし(笑)
 映画のオリジナルキャラとして観月ありさ(B82-W59-H87)が出演。
 正直、ここ最近彼女は全く作品に恵まれてなくて、「斉藤さん」系のキャラばっかだったし、劣化していたけど、この映画で久しぶりに見たら、ええ感じの年取った美人になっていて安心。
 監督は狩山俊輔。
 続編も作れそうな感じだけど、杏は朝の連ドラに出るし、福くんは成長するしちょっとしばらくは難しそうかな。
 
 

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2012年12月23日 (日)

「大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]」

Oooku よしながふみの漫画の映画化。
 前にも映画化したが、今回は先にドラマがあって、その後に映画化となる。
 だからといって、ドラマを見てないとわからないわけでもない。
 何しろ謎の疫病によって男の数が激減したことで男女の役割が逆転した江戸時代という架空の設定だけど、基本は江戸時代の史実なので。
 五代将軍・徳川綱吉の時代の話。
 前半の右衛門佐の成り上がりが面白く、後半は子供ができない綱吉の悩みが妙に切羽詰まった感じで痛々しいものがあった。
 確かに若い時代に無計画に子供ができるのも困るが、欲しいのにできないのも困る。
 ましてや、子供ができないからといって人格まで否定されるような状態もいかがなものかと。
 残念なのは、おそらくこの映画のメインであるはずの右衛門佐と綱吉の関係が唐突すぎること。
 映画はドラマと違ってじっくり描くことはできないのは当たり前で、いかにペース配分をするかが制作側の腕の見せ所のはず。
 ところが、この映画は色々盛り込んでいるのにペース配分が悪く、一応、ドラマがあることが前提なので、説明不足なところがあるにしても、一番重要なところが描写不足ではなんともし難い。
 主演は綱吉役の菅野美穂(B81-W57-H82)と堺雅人。
 共演は尾野真千子(B80-W57-H85)、宮藤官九郎、西田敏行。
 菅野は女性版(笑)の「大奥」にも出ていてその印象が強すぎて、今回は少し入り込めないというか、もう食傷気味。
 西田敏行は相変わらず美味しいところを持っていく。
 オノマチはホクロを見ないと本人と認識できないくらい演技達者だった。
 監督は大奥御用達の金子文紀。
 とりあえず、原作漫画が好きなので、映像化はよくも悪くもガンガン進めて欲しい。
 自分は原作原理主義でもなく、それはそれとして別々に楽しむ方なので。
 しかし、冷静に考えるまでもなく生類憐れみの令ってバカだよなあ。
 
 

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2012年12月22日 (土)

「ボディ・ハント」

Bh 映画のさらに細かいジャンル分けの中に、近所の人が普通でないというものがある。
 それは恋愛物だったら隣に越してきた女の子がかわいいとか、ホラーだったら殺人鬼だとか、色々ある。
 これらをご近所物というのだが、この映画は正にその正統派である。

 両親が離婚し、シカゴから母親と引っ越してきた17歳の女子高校生エリッサ。
 新居は郊外の格安物件で、格安の理由は、隣の家で数年前に娘が両親を惨殺して失踪するという事件が起こっていたからだ。
 その家には現在、事件当時親戚に預けられていて生き延びた息子ライアンが一人で住んでおり、あることがきっかけで二人は急速に距離を縮めていく……。
 一応、この映画の最大の売りは「ウィンターズ・ボーン」「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・

ローレンス主演ということで、確かに彼女は体のラインがわかるタンクトップ姿で、胸の谷間を見せていることが多い。
 個人的には「ハンガー・ゲーム」は2012年のダメ映画の上位確定の映画なので、それの主役と言われても、全く食指が動かない。
 そして中には若い女性より熟女がいいと思っている貴兄もいるはず。
 そのために母親役にエリザベス・シューを配置。
 とりあえず、少ないながらもタンクトップや胸の谷間を見せている。
 話は、来るぞ来るぞキターとか、ドンデン返しあり……だったり、この手のサスペンス・スリラーのお手本のような展開。
 だけど、実は思った以上に悪くなくて、無茶苦茶面白いわけでもないけど、死ぬ程つまらないわけでもない。
 まあ予定調和なんだけど、そんなに期待していなかったせいか、それなりだ。
 監督はマーク・トンデライ……って誰?
 しかし、あの原題からどうしてこんな邦題が?

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2012年12月21日 (金)

「恋愛だけじゃダメかしら?」

What_to_expect_when_youre_expecting タイトルだけ聞くと結婚がテーマかと思ったら、その先の妊娠と出産ネタだった。

 リアリティ番組で3ヶ月一緒に生活を始め、パートナーの子供を妊娠してしまった、ダイエット番組で人気のフィットネスの女王。

 
 綿密な計画で子作りに励んで妊娠したものの、ストレスで体調と精神的が不調になっていく絵本作家兼ベビー用品店のオーナー。

 彼女の義父は元レーサーで、息子よりも年下の妻で、双子を妊娠させている。

 養子を迎えようとしているフリーの女性カメ ラマン。

 高校時代の同級生で、軽い気持ちで一夜を過ごし妊娠してしまったホットサンド店の女性。

 これらの女性の妊娠をテーマにした群衆劇みたいなもので、人の命を作るということについてあらゆる側面から検証している。
 生むか生まないかは当然だし、生めるか生めないかというそれ以前の問題、さらには覚悟はあるかどうか。
 そして必ずしも望む通りにはいかない。
 生むつもりでないのに妊娠したり、子供が欲しいのにできなかったり、子供はできたけど計画外だったり、問題は様々だ。
 そしてこれらの問題は多くの人が色々なケースで体験することである。
 そう考えるとセックスだけしてればいい恋愛時代が一番楽しいことになってしまう。
 その意味ではこの邦題は言い得て妙であると言える。
 おそらく経験者やこれから経験する人には共感を得られるかもしれない。
 そんな予定が全くない人でも、自分に近いキャラを見つければモデルケースになるかもしれない。
 監督はカーク・ジョーンズ。
 どちらつかずの人はオールスター映画として楽しむのが良いだろう。
 何しろキャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペス、エリザベス・バンクス、アナ・ケンドリックス……など主役級が、ゆる~いコメディに出演しているのだ。
 さらに女性陣は全員腹が膨らんでいる。
 これは妊婦マニアにはたまらないものがあるに違いない……そんな奴いるのか?
 
 

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2012年12月20日 (木)

「グッモーエビアン!」

Ge しっかり者の女子中学生ハツキ。
 17歳で自分を生んだ元パンクバンドのギタリストの母親はシングルマザー。
 二人暮らしのアパートに、かつては母親と同じバンドのボーカルで、自分の子どもでないハツキが生まれる前から一緒に暮らしていた男が放浪の旅から帰ってきた。
 何ごともなかったように暮らしはじめる二人にイラヅキを感じるハツキだったが……。

 劇中のシングルマザーのセリフ「そういうのはさ、つまらん」だが、自分は「こんな映画はさ、つまらん」と言いたい。
 いや、つまらないのは適切な言葉ではない。
 登場人物が不愉快なだけなのだ。
 いわゆるカテゴリー的にはドキュン家族ものと言ってもいいだろう。
 自由気ままとか脳天気とか言葉を並べても、単に迷惑なだけである。
 もちろん、映画やドラマ、漫画にはこの手の登場人物が出てくる。
 いわゆるキャラが立っているというやつだ。
 例えばオバQは無芸大食、実際にいたらかなり迷惑な奴だ。
 それでも共感できたり、愛すべきキャラであるのだが、この映画の男女はそういうところが全くない。
 もちろん、物語の展開上、時々やさしい人間性みたいなものを描いているところもあるみたいなのだが、残念なことに全く伝わらない。
 強いていえば、普段がろくでもない日々を送っている奴にそんなこと言われたくないと思うのと同じだ。
 原作がどうなっているか知らないが、少なくとも映画を見る限り、自分はかなり不愉快で、元パンクバンドのメンバーで17歳で子供を産んだ未婚の母という設定も出オチ状態で終わってしまった感じが強い。
 麻生久美子(B80-W59-H83や大泉洋の出演者は全く悪くない。
 特に麻生は今までと違った魅力が出ていて良いと思う。
 だけど、それだけなのだ。
 ちなみに親がろくでもなかったら、子供はきちんとしていることはまずないんだけどね。
 監督山本透。
 愛知県が舞台なので、名古屋弁が鬱陶しい。
 今時、そんなベタな方言使うか?
 それ以上にロックだ、パンクだ言ってるのも腹が立つ。
 ごめん、この映画はもう色々な意味で自分は全く受け付けなかった。
 設定は面白いんだけどなあ。
 浅いんだよなあ。
 
 

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2012年12月19日 (水)

「ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット」

One_piece_film_z 2012年12月15日、1週遅れで仮面ライダーを観にいったら、劇場が物凄い人の数でごった返していた。
 すっかり忘れていたが、「ワンピース」の初日だ。
 とりあえず、「ワンピース」は冬休み前の平日だな…と思い、月曜日の夜の回に観に行ったら座席は完売だった。
 「エヴァ」もたいがいだったが、「ワンピ」の人気もここまでとは思わなかった。
 一応、入場者特典はいただきました。

Z

 劇場版10作目。
 原作者の尾田栄一郎が、前作では製作総指揮だったが、今回は総合プロデューサーらしい。
 何がどう違うかよくわからないが、凄いことらしい。
 伝説の元海軍大将ゼットが海賊たちを全滅させるためにエンドポイン トを破壊し、新世界そのものを壊滅させようとしており、ルフィ達が結果的に彼の計画を阻止しようとする話なのだが、大変面白い!
 自分はそんなにファンではないのだが、逆に言えばファンでなくても十分に楽しめる。
 全編ノンストップ状態で一気に進んでいく。
 アクションとギャグのメリハリのつけ方がうまい。
 しかし、何よりも見所は、ある事情により子供になってしまったナミで、大人っぽいお色気のあるナミよりも子供の時が見たいという貴兄の希望を叶えたことになる。
 ゲスト声優は篠原涼子(B83-W60-H85)と香川照之。
 香川はともかく、篠原は下手ではないのだが、アニメ声の中では少し浮いた感じになってしまう。
 監督は長峯達也。
 しかし彼よりも脚本を書いた鈴木おさむの方が有名だ。
 子供達は影響を受けて将来は海賊になりたいと思っている……のは少ないとしても、海賊が悪いとは思ていない子供は多いだろうなあ。
 エンディングの「BAD REPUTATION」は映画ファンだと「キック・アス」なんだよなあ。
 
 

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2012年12月18日 (火)

「テイク・ディス・ワルツ」

Take_this_waltz フリーランスのライターをしているマーゴと料理本を執筆するルーは結婚5年目で子供はいないが仲の良い夫婦だった。
 しかし、マーゴはルーに物足りなさを感じていた。
 ある日、彼女は取材先で出会ったダニエルに激しく惹かれてしまうが、なんと彼は向かいに住む住人だった…。
 ここまで聞くと、頭の悪いラブコメみたいな感じだけど、女性の口ではうまく言えない心理状態を的確に描いている。
 それと夫婦の温度差で、仲睦まじい夫婦だからといって、満足度には差がある。
 例えばこの映画の場合、夫は現状に何も不満がない。
 良い言葉が思いつかないが淡白といえば淡白。
 しかし、妻の方はまだまだ刺激を求めている。
 隣りのイケメンの住人は、正に彼女を現実から引き離すアイテムの一つかもしれない。
 しかし、されどなのである。
 正直、旦那は何も悪いところはないので「何が気にいらんのだ?」と言いたくもなるが、彼女に言わせれば「何か満たされない」のかもしれない。
 ロマンチックな展開になりそうだが、意外に生々しい。
 そこがリアルでもあるんだけどね。
 主演のミシェル・ウィリアムズは裸になって色々な意味で体当たり演技だが、「マリリン 7日間の恋」でモンロー役だったので裸に期待すると、ちょっと残念な結果になるので注意。
 監督はサラ・ポーリー・
 予告篇や本編でも効果的に使われている「Video Killed the Radio Star」が頭に残る。
 

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2012年12月17日 (月)

「フランケンウィニー」

Frankenweenie 事故死した愛犬を蘇らせることによる大騒動を描いた白黒3Dアニメ。
 監督のティム・バートン監督が1984年の同名短編フィルムをリメイクしたらしい。
 そんな映画があったことさえも知らなかったが、いずれにしろ間違いなくティム・バートン印の映画であることは間違いなし。
 キャラクターはきもいし、話はグロいし、完全に彼の趣味丸出しの映画である。
 ひょっとして、彼は大作映画でとりあえず信用を勝ち取り、時々自分の好きな映画を作っているのではないかと思ってしまう。
 そして明らかにこっちがメインっぽい。
 この映画も明らかに一般受けはしそうもない。
 特に日本人からしたら、「空手バカ一代」くらい萌えの要素がないし、話もユニヴァーサル映画「フランケンシュタイン」をモチーフにしているが、その元ネタを知っている人が今やどれだけいるのか。
 しかし、見てみると面白いから困ってしまう。
 特に犬の動きが絶対的にかわいい。
 見た目はキモいけど。
 声の出演もマーティン・ランドーとか大事なところで徹底しているのが良い。
 しかし、残念なことに3Dの効果は全く出ていない。
 むしろ、白黒画面に3Dグラスをかけると、暗くなって見辛い。
 ディズニー映画なのに、もっともディズニーらしくない。
 劇場で犬の人形を見て子供たちが口々に「怖い」とか言っていた。
 彼らがティム・バートンの映画を理解するのはまだまだ時間はかかるだろうなあ。
 「腐乱犬ウィニー」といういかにもなタイトルにならなくて良かった。
 
 

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2012年12月16日 (日)

「仮面ライダー×仮面ライダーウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム」

Wf_2 MOVIE大戦シリーズの第4弾。
 今回は仮面ライダーフォーゼと仮面ライダーウィザードの話がクライマックスで合体する。
 なんと、今回はイナズマン、アクマイザー3、そして全く予想もしなかった美少女仮面ポワトリンが登場する。
 前回のMOVIE大戦は希に見る面白さだったが、今回も負けず劣らず面白い!
 これでもlかというくらいのアクション満載。
 仮面ライダーは子供向きの映画ということで全く話題にならないが、日本映画の中で一番激しい肉弾アクション映画なのは間違いなしだ。

 逆に子供を飽きさせないためには、ノンストップアクションは正解かもしれない。
 話は前提として、かつて人類に“悪魔”と呼ばれ、地底へと追いやられたアクマイザーの3人が、数千年の時を経て復活、人間の精神世界“アンダーワールド”の魔力で怪人たちをよみがえらせ、地上の征服を企んでいた。
 仮面ライダーフォーゼのパートでは5年後の設定になっていて、弦太朗は新・天ノ川学園高校の教師となり、宇宙仮面ライダー部の顧問をしている。
 彼のクラスに地球の救世主“新人類”と称する生徒達が現れ、城島ユウキが乗る宇宙船を超能力で爆破しようとしている。
 弦太朗はユウキを救うため、かつての仮面ライダー部を緊急招集する。
 仮面ライダーウィザードのパートでは、操真晴人たちは、3人のアクマイザーが企む怪人の復活を阻止するべく、アンダーワールドへと飛び込む。
 そこは美少女仮面ポワトリンが(近所の)平和を守るために戦っていた。
 彼女の正体はゲートとなってしまった少女・上村優で、怪人の復活を阻止するためには、彼女を目覚めさせ、現実世界へ連れ戻さなければならない。
 この二つのエピソードが最後はMOVIE大戦としてまとまり、壮絶なバトルになっていく。
 「仮面ライダーTHE MOVIE みんなで宇宙キターッ!」でアクション&お色気要員として大活躍の原幹恵(B94-W61-H88)が今回も登場!
 今回は汗ばんだ胸元を惜しげもなくさらして大活躍!
 おそらく、彼女を見て性の目覚めをする子供もいるのかもしれない。
 友子ちゃんはゴスをやめたら、物凄く美人に見えるから不思議だ。
 賢吾は太ってすぐに誰かわからなかった。
 アクションは正にノンストップ!
 仮面ライダーなので子供向きの映画ということで軽くスルーされているが、日本映画でもかなりの肉弾アクション映画なので、もっと評価されるべき。
 話も多少強引とはいえ、時間SFとしてうまくできている。
 イナズマンは原作漫画のデザインを再現している。
 しかしゼーバーとか、バンバとかははまだしも、それ以前に基本設定が漫画を元にしているので相当なマニアしかわからない。
 ましてやポワトリンなんか、地方では適当な時間に放送していたので、懐かしく感じるのにも地方差が出るに違いない。
 個人的に注目のポワトリンの正体があまりにも意外な人物でショックだった(笑)
 監督は「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」の坂本浩一。
 最後は目一杯次の特撮物の予告を見せている。
 もう東映は特撮とアニメで収益を上げていくわけやね。
 

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2012年12月15日 (土)

「巨神兵東京に現わる 劇場版」

Kyosin_2


 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、3部作で終わるはずだったのに、いつのまにか4部作みたいな感じになっており、やっと公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」は上映時間が短い。
 そしてそれを埋めるように併映作品として上映されたのが「巨神兵東京に現わる 劇場版」だ。
 「風の谷のナウシカ」で、ほとんど出オチ状態だった巨神兵が東京に出てきて破壊していくという短編。
 「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」用に製作された短編映像作品の劇場版らしい。
 自分はそれを観にいってないので、劇場版の何が違うかわからない。
 正直、そんな同時上映いらんから「ヱヴァQ」をしっかり作らんかい…と思っていたが、いざ振り返ってみると「ヱヴァQ」よりも、こっちの方が結果的には面白かったことがよくわかった。
 話は何ってこともないのだけど、昔懐かしい怪獣映画っぽくて良い。
 監督は樋口真嗣、製作プロデューサーは庵野秀明。
 ナレーションが林原めぐみというマニア心を掴むスタッフ勢揃いだ。
 この短編を観て、「ヱヴァQ」で描かれなかった人類全滅を補完していると思っている人もいるかもしれないが、あえて言わせてもらうと、それは深読みしすぎだ。
 
 

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2012年12月14日 (金)

「リターン・トゥ・ベース」

R2b 「トップガン」以降、空中戦闘アクションは極力観にいくようにしている。
 劇場だと空が視界一杯に広がり自分も飛んでいるような気分になるし、戦闘機の爆音が腹に響いて心地好い。
 この手の映画は軍備が充実している国が面白い。
 当然、アメリカは言うまでもないが、日本の近くにも50年以上休戦状態だが常に有事に備えている国がある。
 それが韓国だ。
 韓国は徴兵制度はもちろん、日本での避難訓練なみの訓練があり、トンネルには大きなゲートがあって閉めることもできるし、大きな道は飛行機や戦車が動けるようになっているし、地下鉄はシェルターに代用できるよう深い。
 これらは現地の人に言わせると、常に有事に備えているからだそうだ。
 どこまで真実かわからないが、自分が韓国に行った時は何となく納得してしまった。
 この映画は、実力はあるがトラブルメーカーの青年パイロットが、北朝鮮からのミサイルの発射を防ぐため敵陣深くまで攻め込んでいく…という話で、タイムリミットは7分!!!
 韓国版「トップガン」+「海猿」と言った感じで、予告編の「空猿」というのは言い得て妙と言える。
 とにかく、アクションが手加減なしで、北朝鮮と韓国の戦闘機が、市街地でドックファイトを展開する。
 これが予想以上に迫力満点!!
 「ダー クナイト」や「インセプション」を手掛けた、ハリウッドの空撮スタッフが参加しているらしい。
 敵が北朝鮮と言うのがあまりにも露骨すぎ。
 もっとも、完全に北朝鮮が悪者ではなく、一部の人間がクーデターを起こしたという設定は、「007/オクトパシー」でKGBの鷹派の将軍が暴走しているのと同じだ。
 北朝鮮があんな高度な戦闘機を持っているはずがないというツッコミは野暮なのでしないように。
 しかし、バトル以外はユルい話展開で、明らかな死亡フラグとか、何があっても全く成長しない主人公とか、残念なところも多いが、これが韓国テイストだから仕方ない。
 主演は「スピード・レーサー」のチョン・ジフン。
 共演に ユ・ジュンサン、シン・セギョン。
 監督はキム・ドンウォン。
 ここまでのスカイアクションができたら、織田裕二の「ベスト・ガイ」も……いや言うまい。
 
 

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2012年12月13日 (木)

「今日、恋をはじめます」

Kyoukoi ここ最近は少女漫画の映像化が激しくなっている。
 実写はもちろん、アニメ化も含むと結構な数になる。
 少女漫画はそのまんま映像化すると、かなり痛くて失笑物になってしまうことが多いのだが、ここ最近は原作のテイストを生かしつつも、映像化に昇華するようにしている。
 今の技術があれば「キャンディ・キャンディ」や「はいからさんが通る」も……いや言うまい。
 この映画は少女漫画のレディースコミックと言われている小学館「Sho-Comi」の人気少女マンガを映画化。
 真面目だけがとりえの女子高生とイケメン&オレ様男子高校生の青春恋愛映画。
 とりあえず軽い気持ちで劇場に観にいったら、女子中高生の佃煮状態で、実は自分が思っている以上に人気漫画であることがよ~くわかった。
 わがままで軽く不良っぽいが実は頭が良くてやさしい男と、真面目というか一般的な女子との恋愛……って無茶苦茶ベタな話で、今更感が強い。
 だから、全く期待していなかった。
 ところが、ボーダーラインが低かったせいか、予想以上に面白い!
 いやベタな展開は予想通りなのだけど、テンポがよく、漫画で言うところの漫府をCGやイメージ映像を使ってうまく処理している。
 この手の演出は最近の定番で特に韓国映画ではよくありがちなのだけど、漫画の映画化には効果大である。
 リアルな中高生には理想的なファンタジーかもしれないが、大人目線だと懐かしいものがあり、逆に新鮮だった。
 ヒロインは頭がいいが緊張しやすいタイプで、それが原因で受験に失敗し、滑り止めの滑り止めの偏差値の低い学校に通っているという設定。 
 頭のいい人から見る価値観がずれている偏差値の低い学校の不思議さにあえて触れているのが珍しい。
 またこの手の話は高校時代で全てが終わるような感じだが、一応将来の進路についても触れているところには感心。
 ユルいとはいえ、リアルさはある。
 主演は武井咲(B76-W58-H82)と松坂桃李。
 この映画で初めて武井がかわいいと思った。
 お下げ&メガネ最高!!
 一応、水着もあるサーヴィスぶりだ。
 松坂はもう本当に有名になってしまった。
 これからも特撮枠は侮れないことを実感。
 だけど、シンケンジャーを黒歴史にしないでくれ!
 監督は古澤健。
 「アベックパンチ」の時は、まさか全国公開の正月映画を監督するとは思わなかった。
 この映画が成功したら韓国や台湾で映画化するんだろうなあ。
 
 

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2012年12月12日 (水)

「砂漠でサーモン・フィッシング」

Salmon_fishing_in_the_yemen イエメンの大富豪から、砂漠の国イエメンに川をつくって鮭釣りができるようにしてほしいという依頼が舞い込む。
 イギリスの水産学者ジョーンズは不可能であることを即答。
 しかし、中東との関係改善を模索していた英国政府がこの話に飛びつき、国家を上げての支援事業にしてしまい、ジョーンズ博士は仕方なく、大富豪の代理人ハリエットと共に無謀な計画に挑んでいく……。

 実は「綱引いちゃった!」みたいな感じの、企業スポ根物だと思っていて、「プロジェクトX」のような感じで見せていくものだと思い込んでいた。
 しかし、観てみるとそんなノウハウ物ではなく、むしろそこらへんは軽く流されているような状態だ。
 それよりも、ジョーンズ博士とハリエットの恋の行方が中心となっている。
 そして、それが劇的展開と言えば、実はユルい。
 一応、暗殺劇とかダムの危機とか盛り上がる要素はあるのだが、無理無理な感じがしてしまう。
 おそらく、これは見せ方の問題だと思う。
 演じているユアン・マクレガーとエミリー・ブラントは好演なんだけどね。
 それよりも、首相広報担当官を演じるクリスティン・スコット・トーマスのやり手っぷりが面白い!
 あらゆることをチャンスにしようとする貪欲さは見習うべきかも。
 それにやっぱり彼女の目力は凄いわ。
 脚本は「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ボーフォイ、監督は「ギルバート・グレイプ」の ラッセ・ハルストレム。
 二人とも実績のある人なのに少し残念な感じが…。
 期待したんだけど、タイトル負けか?
 
 

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2012年12月11日 (火)

「HICK-ルリ13歳の旅」

Hick 「キック・アス」のヒットガール役でガッチリ我々の心を掴んだクロエ・グレース・モレッツ。
 子役だった彼女も大人になりつつある。
 この子供でも大人でもない貴重な時期をじっくり見ておきたい。
 そんな貴兄は多いだろう。
 その意味では、この映画は貴重だ。
 TVで映画を見るのと絵を描くのが好きな13歳の少女が、両親の蒸発をきっかけに憧れのラスヴェガスに向かって旅をするロードムービー。
 彼女の住むネブラスカ州からラスヴェガスまでどれだけの距離があるかわからないが、アメリカだし物凄い距離であるに違いない。
 彼女が道中出会うのは、幸先よく出会ったのは、片足が不自由な流れ者の青年エディ、セクシーな女性グレンダ、グレンダの恋人の金持ちなど。
 最初、エディとはお互い反目することになる。
 あ~おそらく仲良くなっていくのね……というベタな展開かと思いきや、爽やかでちょっと陰のあると思われたエディが実はとんでもない奴だった。
 爽やかロードムービーで、13歳の少女の成長期かと思いきや、予想外の爽やかでない展開。
 実は思っている以上に鬱展開だ。
 だけどクロエちゃんを愛でる映画としてはOKじゃないですか?
 黒髪のショートヘアの彼女も堪能できるし。
 監督はデリック・マルティーニ。
 共演は共演にエディ・レッドメイン、ブレイク・ライヴリー、ジュリエット・ルイス、アレック・ボールドウィン。
 アレック・ボールドウィンっって、あんなに太ってたっけ?……役作りだと思いたい。
 

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2012年12月10日 (月)

「アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち」

Another_happy_day 前夫との間に生まれた息子の結婚式に出席するため、現在の家族を連れて実家へ戻ったリン。
 久しぶりに会った家族は、それぞれ問題や悩みを抱えていた。
 父親は認知症、その世話に疲れ果てた母は神経衰弱、子どもたちは自傷癖にドラッグ中毒。
 それらは不満やストレスになり、結婚式当日、大騒動に展開していく…。

 この映画の最大の売りが、オスカー監督バリー・レヴィンソンの息子であるサム・レヴィンソンのデビュー作ということだ。
 役者の場合、子供がデビューした場合は、似ているかどうか等意外に下世話なところに注目が集まってしまう。
 しかし、裏方は別で、特に監督の子供なんか全くもってど~でもいいんじゃない?
 名監督の子供が必ずしも名監督になるわけでもないしね。
 正直、この映画、あまり面白くない。
 わけあり家族で登場人物のキャラが立っているのだが、いかにもすぎて現実味がない。
 多くの登場人物が出ているせいか、まとまりがない。
 個人的には誰も共感できないのが辛かったりする。
 出演はエレン・バーキン、トーマス・ヘイデン・チャー チ、エレン・バースティン、デミ・ムーア、ケイト・ボスワース、エズラ・ミラー…等むやみやたらと豪華なのだが、その中でもデミ・ムーアが目立っている。
 と、いうか彼女、物凄く人工的な顔でちょっと怖いものがある。
 え、サンダンス映画祭脚本賞受賞なの?
 自分が読みとる力がないとはいえ、どうも今一つ納得できないような。
 まあ好き嫌いだけなんだけどね。
 
 

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2012年12月 9日 (日)

「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」

The_woman_in_black 若いのに自分よりはもちろん、英国王室よりも財産を持っているとか言われているダニエル・ラドクリフ。
 ハリー・ポッター関係の収入だけで一生遊んで暮らしていけるので、もう働かなくてもいいのに、まだ仕事してしまうのは、彼の稼ぐ金額のレートが自分らと違うからだろう。
 おそらく一般人の生涯賃金が彼にとっては端金にしか過ぎないのかもしれない。
 とりあえず普通なら第二のマコーレ・カルキンになる可能性もあるのだが、そうならなかったのはえらいと思う。
 そんな彼が選んだ仕事は、英国の女流作家スーザン・ヒルのベストセラー「黒衣の女 ある亡霊の物語」の映画化への出演だ。
 原作は舞台にもなった有名作らしいが、自分は未読だし舞台も見ていない。
 19世紀末のイギリスを舞台に、妻に死なれ息子一人を抱えた弁護士が、仕事で亡くなった家主の遺書を探すために不気味な邸宅を訪れ、その家の禍々しい過去を知ると同時に、不可解な現象に襲われるゴシックホラー。
 前から言うとおり、自分は怖い映画が苦手だ。
 静かなところに、いきなりド~ンと大音響というのが心臓に悪すぎる。
 しかし、それが自分の想像の裏をかいて巧妙に展開するのが、ホラー映画の醍醐味であり、テクニックなので、それはそれで見てみたいので、苦手でも劇場に行くのは映画ファンの性やね。
 この映画も基本音で脅かしているのは重々承知しているのだけど、怖がりの自分には結構来るものがあったわ~。
 だけど、話は大体想像できてしまう。
 正直、問題解決のアレもどうかと思ってしまう。
 まあ、原作がどうなっているかわからないけど、そこらへんはゴシックホラーのお約束ということで無理無理納得。
 ダニエル・ラドクリフは、ハリポタのイメージしかなかったけど、メガネなしの素顔は予想以上にイケメンだった。
 監督はジェームズ・ワトキンス。
 最後は少し解釈によっては後味が悪かったり、救われたりするので、人によっては感じ方が違うかも。
 制作がハマーなのも注目…というか、そこが出オチ的な感じも(笑)

 
 

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2012年12月 8日 (土)

「ミロクローゼ」

Milocrorze 今、自分が注目している俳優の1人が山田孝之だ。
 といっても昔の爽やか路線の時は全くどうでもよかったのだが、子供がいるやらいなやらと話題になった以降の、演じる役も大きく変わったあたりから好きになってきた。
 爽やかでいい奴より、小汚くて悪い奴を演じている方が絶対に良い!
 ここ最近だと「闇金ウシジマくん」や「その夜の侍」の役がぴったり。
 何というか底知れぬ凄みがあっていい。
 これからもその路線でドンドン行って欲しいと思っていたのだが、自分の知らないところで彼はもっと良くなっていた。
 「ミロクローゼ」では1人3役を演じている。
 彼が演じているのは、少年のような容姿のメルヘンチックな男性、激しい罵倒とハイテンションなダンスで解決へと導く青春相談員、花屋で働く美女に惚れて彼女をさらった盗賊団を追いかける片目の浪人だ。
 とにかく、どの役も弾けっぱなしで、テンション高すぎ!!!
 それでもどこかにかっこよさがあるのが彼の魅力だ。
 話は3人の別々のエピソードが交錯した展開になっている。
 アバンギャルドな美術も独自の世界観を作り出している。
 あまりにも勢いがありすぎて何が何だかなのだが、ここはブルース・リーも言うとおり考えるより感じるのが正解かも。
 監督は「オー!マイキー」の石橋義正。
 脇役がむやみやたらと豪華でマイコ(B80-W59-H89)、石橋杏奈(B76-W58-H84)、原田美枝子(B86-W60-H88)、奥田瑛二、鈴木清順監督だけならまだしも、なんと山田の実姉まで出ているらしいのだが、もともとどんな人か知らないので、言われても全くわからなかったよ。
 
 

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2012年12月 7日 (金)

「ふがいない僕は空を見た」

Fugainai 高校生の卓巳は友人に誘われて行ったアニメの同人誌販売会で、あんずと名乗るアニメ好きの主婦・里美と知り合い、その後、 彼女に請われるままにアニメのコスプレでセックス三昧。
 そんな里美だが、実は子供ができず、姑から責められていた。
 やがて、同級生の女の子に告白された卓巳は、里美との関係を終わらせようとするが、その矢先、彼と里美の動画がネットにバラまかれてしまう。
 さらに同時進行で、卓巳の友人でコンビニのバイトで認知症の祖母との極貧生活をしている福田、助産師として働く卓巳の母の話も展開していく。
 実はある意味群衆劇っぽいのだが、後で調べたら原作は窪美澄の同名連作短編集らしい。
 自分は未読だが、ちょっと興味が出てきたので、時間があったら読んでみたい。
 上映時間が長いし、監督のタナダユキの「百万円と苦虫女」はあまり好きじゃないので、観るのをやめようかなと思っていたのだが、観て良かった。
 大変面白い!!
 登場人物はどれも痛々しい。
 そして生々しい。
 人間の隠しておきたいところが、これでもかと出てくる。
 特にアニメ大好き高校生とコスプレセックスの里美は、それだけでも痛いのに、子供が産めないという理由で、姑に責められまくり。
 子供が産めないのは必ずしも女に責任があるわけでもないのだが、世の中では女子が悪いことになっている。
 実はこれって現実によくあることで、自分の知り合いで、おそらくそれが原因で離婚させられた可能性が大きい女性もいる。
 そう考えるとできちゃった婚の方が実は最終的に結果オーライで良かったのかと思ってしまう。
 情事の様子がネットにバラまかれて学校に行けなくなる卓巳もリアルで、ありゃあ高校生だとまだまだ笑い飛ばせる状況じゃないし、それに悪意が入ってきたらやっぱり収拾つかないだろう。
 卓巳の友人の福田もボケた祖母さんを抱え、母親は基本家にいなさそう。
 食べることもままならない。
 まさかの21世紀になってラブユー貧乏を思い出させるくらいの貧困ぶり。
 卓巳の母親は自然分娩の助産婦をしているが、一見聞こえはいい自然分娩も実はそう簡単なことでもなく、場合によっては病院の方が良かったりする。
 チラシにあるように、正に「生」と「性」の話だ。
 当然、ここで色々な問題が発生していく。
 完璧な人間は脇役も含めて誰も出てこない。
 全員何かの問題を抱えている。
 それはあまりにも生々しくリアルなので、全編通してホラーやアクション映画とは違う緊迫感と緊張感が漂っている。
 出演は主演は永山絢斗、田畑智子(B75-W58-H77)。
 何をいっても田畑が最高!
 コスプレはかわいいし、裸になって濡れ場も演じて、色々な意味で体当たり演技だ。
 実はこの映画の半分以上は彼女が持って行っている。
 とりあえず、この映画にぴったりな言葉は、
 どっこい生きている、
 もしくは、
 それでも生きている……かな。
 
 

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2012年12月 6日 (木)

「ミニオンのバナナ争奪ゲーム!」

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 「怪盗グルーの月泥棒」に出ていた黄色い生物(?)のミニオンが短編で活躍。
 「怪盗グルーの月泥棒」を観た時に、キャラが立って面白かったので、キャラクターグッズやスピンオフ的なものが作られるだろうなと思っていたら案の定だ。
 アメリカ映画には短編アニメの伝統があるので、こんな形で作られるのは必然かもしれない。
 調べてみたら、「怪盗グルーの月泥棒」のDVD/ブルーレイ特典映像作品として収録されていた2D作品を3Dにしたらしい。
 何でも3Dにすればいいってもんじゃないだろ!と思いつつ、アニメの3Dは比較的作りやすく、それなりに効果が出るので良いと思う。
 少なくとも実写のナンチャッテ3Dよりましだ。
 話はセリフがなく、バナナを食べようとしているミニオンたちのドタバタを描いている。
 自分は昔、「トムとジェリー」の再放送を全部録画していたことがあるくらい、短編アニメが好きなので、これはこれで良し。
 同時上映の「ロラックスおじさんの秘密の種」がそんなに面白くなかったので、振り返るとこっとの方が面白く思えるわけやね。
 一方では「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」でしつこく出てきたバナナネタも思い出したよ。
 
 

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2012年12月 5日 (水)

「恋のロンドン狂騒曲」

London 妻を捨て、金髪のコールガールを恋人にするアルフィ。
 夫のアルフィに去られ、インチキ占い師の予言だけが心の拠り所のヘレナ。
 二人の一人娘サリーは、処女小説を当てて以降万年スランプの夫ロイに愛想を尽かし、新しい職場のオーナーに心揺れ動いていた。
 ロイもまた向かいのアパートに越してきた美女に夢中になっていく。
  40年間連れ添った老夫婦とその娘夫婦のそれぞれ迎えた結婚生活破綻の顛末や如何に。

 ウディ・アレンの監督作品だが新作ではなく、「ミッドナイト・イン・パリ」前年の作品。
 現代の寓話といった感じの話で、いかにもウディ・アレンの映画という感じだ。
 小さくまとまっているというより、手堅くまとめている。
 出演者がむやみやたらと豪華で、アンソニー・ホプキンス、ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ブローリン、アントニオ・バンデラス……主役クラスが勢揃い。
 まさにオールスター映画だ。
 しかし、あまりにも有名すぎてアンソニー・ホプキンスなんか、レクター博士のイメージが強く、つきあっている女性がいつ食われるかビクビクしてしまう(笑)
 バンデラスなんか力業で何とかしそうだしね。
 一方では主役級の大物がかぶりまくりでも、それでも出演したいと思わせるのがウディ・アレンの実力か?
 

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2012年12月 4日 (火)

「ワーキング・ホリデー」

Wh 元ヤンキーで歌舞伎町でホストをしている男の元に訪ねてきた小学5年生の子供は、どうやら彼の息子らしい。
 仕方なく共同生活を送ることになり、ホストもやめて宅配便ドライバーに転身。
 意外に奇妙な共同生活が充実してくる…。

 自分が知らない子供が訪ねてくる。
 別に斬新なネタではなくありがちだ。
 展開も想像できてしまう。
 エスパーでなくても、この映画の展開はバッチリ読めてしまう。
 読めてしまうのだが、それなりに飽きずに観ることができるのは、定番ネタの安心感によるものかもしれない。
 吉本興業と讀賣テレビのコラボなので、吉本の芸人がところどころに出ているのはお約束だ。 
 話題はEXILEのAKIRAが主演ということなのだけけど、彼は「ちゃん伝える」にも出演していて、思った以上に芸達者なのだ。
 共演は林遼威、綾野剛、ゴリ。
 ゴリのニューハーフっぷりは悪くない。
  監督は岡本浩一でテレビで活躍している人で、これが長編デヴューらしい。
 とりあえず、特撮ファンは逢沢りな(B78-W58-H80)も出演なのでチェック!!
 

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2012年12月 3日 (月)

「007 スカイフォール」

Skyfall 原色の派手なコスチュームに身を包み、目立ちすぎるくらい目立っているが、それでも正体を誰にも明かさないアメコミのヒーロー。
 漫画の中だと違和感がないのだが、実写化するとその異質さが際立ってしまう。
 そのため、何故派手なコスチュームなのか?、それ以前に彼らの存在理由をもっともらしく説明しなくてはならない。
 クリストファー・ノーランのバットマンは三部作で、バットマンのアクションよりも存在理由を描いている。
 そして、存在理由を明確にするのはアメコミだけでなくスパイ映画も同じだ。
 シリーズ誕生50周年を迎える007シリーズも、その存在理由を明確にしなくてはならない。
 イギリスの腕利き諜報部員007ことジェームズ・ボンドが活躍する時代は、原作では第二次世界大戦が終わり、冷戦に突入した頃であり、西側VS東側という明確な図式が出来ていた。
 しかし、ソ連が崩壊してからは、明確な〈敵〉が設定しづらい状況になってきた。
 そして、ネットを中心とした情報戦になってからは、国そのもの概念がなくなりつつあり、スパイそのものの存在が怪しくなりつつある。
 デスクでパソコンを操作することにより情報収集、敵も大掛かりな秘密基地にいて国を脅すのではなく、経済戦略により世界征服をする。
 もはや、その行為そのものが脅威といえるかどうかが怪しい。
 007の持つ秘密兵器も究極はスマホになってしまうのだ。

 企業のネットが星を覆い
 電子や光が世界を駆け巡っても
 国家や民族が消えてなくなるほど
 情報化されていない近未来 

 「攻殻機動隊」の冒頭に出てくる文の時代になってしまった現在、007がこれからも存在していく理由を明確にしなくてはならない。

 MI6が世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれ、Mの指示でジェームズ・ボンドが取り返そうとするのだが、作戦は失敗し、Mの立場も危うくなる。
 そんな中、今度はMI6 本部が爆破され、リストの情報も漏れつつある。
 どうやら敵はMへの復讐が目的らしい……。

 今回の話は極めて異質だ。
 おそらくシリーズの中では「女王陛下の007」や「消されたライセンス」に近いものがあるかもしれない。
 Mの存在がかなり大きい。
 今までのシリーズだとMはボンドに指示を出すだけだった。
 指示を出し、時にはやりすぎるボンドのフォローする立場だった。
 しかし、今回は違う。
 上司として責任者の立場が追求される。
 良かれと思ってする判断、時には犠牲を伴う時がある。
 ましてやMの仕事はイギリスを守ることであり、その大義のためには個人の命でさえも危うくしてしまう。
 それを承知の上で情報部員は女王陛下のためにひたすら働くのだ。
 情報部員はMの指示の元、命をかける。
 それは時にはMへの行き過ぎた想いになってしまうかもしれない。
 今回の敵は正にそれだ。
 敵は元MI6の凄腕エージェント。
 MI6の手の内はお見通しだ。
 ボンドの対局の存在になる。
 それはある意味ボンドの自分との戦いかもしれない。
 だから、今回の敵は世界征服を企むという誇大妄想なものではなく、国家を巻き込んだ極めて個人的な怨恨なのだ。
 007としては極めて異質。
 いや、もっといえば007ではないかもしれない。
 しかし、シリーズ50年目を迎えたからこそ、そしてこれから存在していくためには、総決算的な意味では、この映画の存在はシリーズの中では重要である。
 今までのようなスパイアクションを期待するとがっかりするかもしれないが、初めて観る人、もしくは小説も読んでいるような熱烈なファンには面白いはず。
 プレタイトルは「慰めの報酬」と同じカーアクションである。
 しかし、「慰めの報酬」がジェイソン・ボーンの悪影響を受けていて手持ち撮影&細かすぎるカット割りで何が何だかわからなかったが、今回は流れるようで迫力のある編集になっている。
 世界を駆け巡る007だが、今回は上海に行くものの、イギリスが中心だ。
 クライマックスはボンドの生まれ故郷での戦いとなる。
 その戦いはまるで西部劇を思わせるものがある。
 基本的に映画のボンドは記号であり、だからこそ、実は誰が演じようが問題はないのである。
 シリーズが長年続いてきたのも、記号化しているからだと言えよう。
 しかし、今回みたいに今まで適当に流していた生い立ちなどを細かく掘り起こすことにより、記号ではなく、一人の人間として描かれているのも異質の一つだ。
 ボンド役のダニエル・クレイグは、どちらかといえば敵のテロリスト顔だが、今回の立ち姿など思った以上にかっこよく、こういうボンドもありだと納得させられるものがある。
 ボンドガールは一応、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウのはずだが、実質はジュディ・デンチが演じるMである。
 今回でやっとQが出てくるが、今までのような職人みたいな感じではなく、いかにも今風なPCが得意な若造になっている。
 正に世代交代である。
 Qまでは予告編で出てくるのがわかっていたが、まさかマネペニーが意外な形で出てきたのは正直感動した。
 「ゴールドフィンガー」のアストン・マーチンがもっともらしい理由をつけて登場したのは興奮した。
 監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。
 よくよく考えてみたらシリーズ初のアカデミー賞受賞監督なわけで、今回の起用は正解だろう。
 もちろん、ツッコミ所はある脚本であることは重々承知しているが、それを補っても余るくらいの面白さがある。
 結局、「慰めの報酬」で新しい敵かと思われたクォンタムの話が全くなくなっている。
 この映画で新シリーズの準備完了。
 いよいよ次回から本格的にシリーズがスタートするのなら期待している。
 
 

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2012年12月 2日 (日)

「劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W」

Gow  仮面ライダーとスーパー戦隊とか、アベンジャーズとか、ここ最近はコラボが流行みたいだ。
 確かにわざわざ劇場に行くのだから、金を払って観るだけのお得感は欲しい。
 そう考えると手っ取り早いのは、独立した作品のキャラの夢の競演だ。
 そんなわけで、テレビ東京系で放映の人気TVアニメ「イナズマイレブンGO」と「ダンボール戦機W」のコラボだ!
 しかし、自分は両作品ともテレビで一度も見たことがない。
 「イナズマイレブン」は映画は観ているので、何となくわかっている。
 最初はサッカーアニメだと思ってみたら、実はサッカーみたいなものであり、後で調べたら超次元サッカーというものらしい。
 まあ、そういわれたら納得してしまうしかないかな。
 ダンボール戦機はテレビシリーズは全く未見。
 そもそもダンボールって何?
 ホームレスと関係あるの?…と思って調べたら、衝撃を80%吸収する画期的な梱包材「強化ダンボール」が開発された未来の話で、強化ダンボールの戦場で戦う小さな戦士を、ダンボール戦機と呼ぶらしい。
 まあ詳しくわからなくても、雰囲気でわかるようになっているからOK。
 だって、これを観て関連グッズを子供が買うようにするわけだから、そんな複雑な話にはならんでしょ。
 コラボが成り立っているのは同じ会社が権利を持っているからやね。
 どうして何も知らないのに観にいったのか?
 そりゃあ、大きな声で言わないけどアニメが好きだから(キリッ)
 話は新旧イナズマイレブンのエキシビションマッチに「ダンボール戦機W」の小型ロボットLBXが襲来し、「イナズマイレブン」と「ダンボール戦機W」のメンバー協力して戦うというもの。
 サッカーとLBXが一緒に戦うって無理無理な展開じゃないか?と思ったら、やっぱり同時進行で別々に戦っていた。
 まあ登場人物が一緒にいるだけでもいいのかもしれない。
 実は思った以上に面白かったのだけど、これってファンの目線だとどうなのだろうか?

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2012年12月 1日 (土)

「EDEN」

Eden いわゆるオカマバーに行ったことがある。
 行く前は物凄く抵抗感があったのだが、いざ行ってみると、商売とはいえ、意外に話しやすく物凄く気楽だった。
 オカマバーに行く人の気持ちもわからないでもないと思った。
 この映画はゲイやニューハーフが働くショーパブが舞台だ。
 話は、物凄く要約すると新宿のショーパブで働くニューハーフやゲイたちが、死んだ仲間をトラックで実家まで送り届けようとするというものだ。
 船戸与一の短編小説の映画化らしいが自分は未読。
 今は亡き原田芳雄が長年温めていた企画らしい。
 何故、彼がこの企画を立てていたのかわからないが、何か思い入れがあったのだろう。
 映画やドラマにおいてオカマはお笑い要員的な要素が強い。
 ノーマルな人の中にいると物凄く際立つからだ。
 ところが、この映画はいわゆるノーマルの人が少なく、オカマの方が遙かに多い。
 ところが、数が揃うとそれが普通になってきて、見ているうちにオカマというよりも、普通に女子が話しているような感じになってくるのだ。
 そしてオカマバーにいるような気楽さもある。
 そうなってくると、ちょっと問題ありの女子の話のように思えてくるから不思議だ。
 彼ら(彼女ら?)が何故、そうなったかはわからないが、色々あるのだろうが、それでも生きていくわけやね。
 主演の山本太郎はいい味だしていた。
 正直、関西弁を使っていない方が好きだな。
 久しぶりに高岡早紀(B87-W60-H90)を見たが、一瞬だけ彼女の豊満な胸の谷間を見ることができるので、お見逃しなく!
 監督は武正晴。
 劇中歌で昔大好きだったシーナ・イーストンの「モダンガール」をフルで聞けたのが良かった。
 やっぱり、あの歌は名曲ですよ。
 
 

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