「ロックアウト」
宇宙空間に浮かぶ監獄で暴動発生!
人質にされた大統領の娘の救出に向かう元CIAエージェントだ!!!!
見事なまでの中学生が考えそうな話展開!
だけど、それも納得。
何故なら映画のド頭に、水から妖精(?)みたいなものが飛び出してきている。
そう、これこそ映画業界の中学生リュック・ベッソンが率いるヨーロッパ・コープだ。
中学生が妄想しそうな映画を量産し続けている映画会社だから当然だろう。
というより、話展開をパッと聞く限り、「ニューヨーク1997」いや、どちらかというとその続編の「エスケープ・フロム・L.A.」みたいな要素もある。
主人公は傲岸不遜で皮肉屋ながら凄腕という、寺沢武一先生のコブラを思わせるものがある。
さらに敵は頭のキレるリーダーと、逆の意味でヒャッハーに頭のキレてる男がいる。
中学生時代の自分が観たかった映画が正に実現しているのだ。
ただ、今やすっかり大人になってしまった自分にはちょっと辛いところもあって、とってつけたようなドンデン返しが強引すぎるところや、敵のリーダーの描き方が弱いところもあったりする。
宇宙にある監獄といいながらも、意識不明のコールドスリープ状態にしているだけなので、別に地上にあってもいいはずだし、そもそも意識のない状態だったら懲役の意味ないんじゃねえの?
ツッコミ所はあるにしても、95分いうと手頃な上映時間でお気楽に楽しめる。
前から言っているけどこういう映画は必要なんだよ。
出演はガイ・ピアース。
監督は本作が長編デビューのスティーヴン・セイント・レジャーとジェームズ・マザー。
おそらく、ヨーロッパ・コープは器用にこなせる監督の育成に努めているのかも。
いかにも続編できま~すというような終わり方はお約束だ。
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☆少し残業だったので、今日の公開作では、なんかいつも、とてつもなくエロい石原さとみが出てくる作品には間に合わず、
また、特に映画ポスターの歯をくいしばっている表情が可愛い井上真央主演の作品は母親が見たがるので後日に伸ばし、
でも、私をほっておくと、...... [続きを読む]
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