「人生の特等席」
メジャーリーグの伝説的スカウトマン、ガス・ロベル。
数々の名選手を発掘してきた彼だが、今やパソコンを使ったデータ分析が主流で、彼のように実際に現地まで行って選手を見てくるような方法は時代遅れになっている。
さらに目も悪くなってきて、球団と3ヵ月後に控えた契約更新をしてもらえるかどうか微妙になっている。
そんな彼の元に長年離れて暮らしていた娘がやってくる。
彼女も人生のキャリアの分岐点に来ていて、そんなことをしている場合でもないし、久しぶりの再会もぎくしゃくしているような状態だ。
ガスはスカウトマン最後の仕事をするため、ある選手を調べにいく。
同行する娘。
そこにガスに見出されて今は選手を引退し、新米スカウトマンになったジョニーもやってくる…。
「マネーボール」完全否定かよ!(笑)
この映画を観る前に「マネーボール」を観ておくことをオススメする。
もう映画出演はしないと言ってはずのクリント・イーストウッドが主演。
基本的に映画業界の最後という言葉は信用できない。
特に今や年取った俳優は、エクスぺンタブルズ・シリーズに出演してしまいそうな感じだ(笑)
しかし、イーストウッドが出演するとなったら、ファンは観にいくのは当然だ。
調子の良い展開のところもあるのだが、一種のファンタジーと考えなくてはいけない。
ところが一番のファンタジーは、父親想いの美人の娘が出てくることだろう。
特にこの映画のように娘がエイミー・アダムスだったら、そりゃあ世のお父さんはご機嫌ですよ。
実年齢はもう結構いい年なんだけどね。
おそらく多くの人が勘違いしているかもしれないが、監督はイーストウッドではなく、彼の映画の製作を担当しているロバート・ロレンツ。
ひょっとしてイーストウッドが出演したのもご祝儀系か?と思ってしまう。
日本のタイトルがちょっと微妙かな。
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