「カラスの親指」
しまった~
チケットを買う時にうっかり「カラスの飼育」と言ってしまったよ。
そういえば、アナ・トレントって、あんなに子供の頃はかわいかったのに大人になったらすっかり普通になっちゃったな。
サギ師コンビが、彼らのもとに転がり込んだ若い男女3人とチームを組み、一世一代の大勝負!……という話で、この手のコン・ゲーム物は、いかに相手を騙すかというところにスリリングな面白さがある。
そして、できればドンデン返しがあって、映画を観ている方が騙されていたらもっと痛快!
それはもう「スティング」を出すまでもない。
この映画は上映時間が長すぎる。
160分は長すぎだ。
緊張感が持続しないので、できれば2時間前後が一番適当なのだが、幸いなことにこの映画は、5人が集まって疑似家庭状態→騙し→ドンデン返しという3部構成に近い展開なので、長いながらも無茶苦茶ダレることはなかった。
面白かったけど、思わせぶりのためだけの描写もあって、ミスリードを誘うためでも、もう少し工夫が必要。
「スパイ大作戦」でもそうだけど、結構凄い確率の偶然に頼っている作戦って多いけど、そこは何とか勢いで見せてくれないとね。
出演は「はいからさんが通る」の阿部寛、何人トリオの村上ショージ、石原さとみ(B82-W58-H82)、能年玲奈、小柳友。
若干、村上ショージは分不相応の抜擢で、標準語多少違和感ありだが、この危うさも演出だったら、すっかり騙されていると言えるかもしれない。
監督は伊藤匡史。
予告編でガンガン使われていた主題歌は本編では全く使われていないし、石原さとみの「もう騙されちゃってるもんね」のシーンもなかった。
主題歌は毎回聞かされていたので好きになっていたのだけど、もうこの時点で騙されていたのか?(笑)
予告篇も煽りすぎているので、観る方もかまえてしまうので意外性はなくなるのが残念。
もっとうまくやろうよ。
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