「リンカーン/秘密の書」
スピルバーグがリンカーンを題材にした映画を作るというので楽しみにしていたのだが、ここ最近はやたらとリンカーンをネタにしている映画が多く、ちょっと混乱気味。
「リンカーン弁護士」なんか、「あれ、夜はヴァンパイア・ハンターじゃなかったっけ?」と思ったくらいだ。
そして、夜がヴァンパイア・ハンターなのが、この映画だ。
第16代大統領エイブラハム・リンカーンは大統領であると同時に、人知れず勢力を拡大させていた恐るべき吸血鬼たちを退治するヴァンパイア・ハンターでもあったというトンデモ設定なのである。
日本で言うなら伊藤博文あたりになってしまうのか。
実は適当な設定かと思いきや、リンカーンの生涯を知っていると、史実の要素をうまく入れ込んでいて面白い。
しかし、一方では歴史部分とアクションのバランスが悪いのも確かで、確かにアクション目当ての人にとっては、歴史ネタが長すぎると思うかもしれない。
リンカーンの母親が死んだ理由や、南北戦争の真の理由など史実を元に大きくアレンジしており、あそこまで徹底してホラを吹くと見ていて気持ちいい。
アクションはちょっとやりすぎ感が強い。
主演はベンジャミン・ウォーカー。
監督は「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。
最後のタイムリーなオチが一番笑った。
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