「危険なメソッド」
若き精神科医ユングは、精神分析学の大家フロイトが提唱する“談話療法”を新たな患者ザビーナに実践し、彼女が抱える幼少期の性的トラウマを突き止めて治療に成功する。
しかし二人はいつしか医者と患者の一線を越え、愛人関係になっていく…。
実は監督がデヴィッド・クローネンバーグなので観にいったのだが、残念なことにユングやロイトのことが全くわかっていなかったので、どんな風に史実を元にアレンジしているのかがさっぱりわからなかった。
この手の実在する人物の話で予備知識なしではかなり辛い。
さらに後で調べたら有名な舞台劇の映画化らしい。
当然、観ていないから比較もできない。
完全にアウェー感が漂っている状態だ。
それに気づいたので、早速シフト変更。
幼少期に性的トラウマを持つ女性の話なので、エロの方に集中することにした。
確かにキーラ・ナイトレイは胸も放り出して尻も叩かれ、文字通り体当たり演技だった。
もうこれだけでもいいかなと思っていたのだが、後半の医師と患者の一線を越えたあたりから面白くなってきた。
もちろん、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」のクローネンバーグが監督なので、正直期待していたものとは違うのだが、これはこれでありかもしれない。
出演はマイケル・ファスベンダーとヴィゴ・モーテンセン。
実はタイトルが「鍵泥棒のメソッド」とごっちゃにしていたので、もう少しで見逃すところだった。
適当に観ていてはいかんと反省!!
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