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2012年11月30日 (金)

「ぼくが処刑される未来」

Toei_hero_next2 仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズに続く新たなヒーロー作品を生み出すべく立ち上げられた新レーベルTOEI HERO NEXTの第2弾!
 量子コンピュータによって国民が完全に管理された25年後の世界では、凶悪犯を過去から連行して処刑する 未来犯罪者消去法というのがあり、身に覚えのない罪で処刑されようと
する主人公が、タイムリミット72時間の生き残りを懸けて戦う時間SFサスペンス。
 確かに仮面ライダーとスーパー戦隊物は人気があるし、それらの俳優やスタッフを使って新しいジャンルを開発するというのは良いと思う。
 しかし、だからといって仮面ライダーやスーパー戦隊=子供向きではあっても、子供騙しではない。
 ましてや劇場で金を払うとなると、それなりの品質は求めてしまう。
 正直、この映画は劇場で観るレヴェルに達していない。
 根本的に話が安っぽく、今更感が強い。
 コンピューターによる完全管理システムは絶対に間違いはないはず……とかいつの時代のSF設定かという古さが漂っている。
 普通に考えて、そんな極端な世界になるわけない。
 スタンダードなネタであっても、それなりに工夫が必要。
 さらに描かれている未来世界が、あまりにも安っぽい。
 ハリウッド映画のようにしろとは言わないが、あまりにも学生の自主映画っぽい。
 そして、それらを考えさせないくらい勢いがあるかと思えば、あまりにもユルい展開。
 これだったら、無料で見ているニチアサキッズタイムの方が面白い。
 さらにそれの劇場版の方が遙かに面白い。
 出演は「仮面ライダーフォーゼ」の福士蒼汰と吉沢亮。
 福士蒼汰はリーゼントにしていないと誰かわからない(笑)
 監督はウルトラマン等も手掛ける小中和哉。
 何となく昔懐かしい彼の自主映画の時代の雰囲気が漂っているが、話内容と合わない感じがする。
 どちらかというと、ウルトラマンよりも、ジュヴナイル系の映画の方が面白い監督だと思うのだけどなあ。
 やっぱりここ最近の彼の監督作品で面白かったのは「篤姫ナンバー1」だな。
 
 

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2012年11月29日 (木)

「その夜の侍」

Photo 五年前のひき逃げ事件で最愛の妻を亡くしてしまった男。
 そのひき逃げ犯は、刑期を終え出所したばかり。
 男はひき逃げ犯への復讐を近い、妻の命日に実行することにし、決行日までをカウントダウンの匿名の脅迫状を出している。
 復讐の機会を狙う男と追い詰められる男の運命や如何に!?

 堺雅人と山田孝之の夢の競演!!
 正にこんなこと滅多にんばいんだからね…とマクロスFの歌姫ならいいそうな感じだ。
 特に山田孝之はえ~味出してますよ。
 彼の場合、昔の爽やか色男路線も悪くなかったけど、やっぱ本領発揮は、汚くて悪い役だ。
 この映画の彼は悪いことをやっている自覚が全くない純粋な極悪だ。
 暴力は当たり前のやりだい放題。
 ところが、山田君はこういう役が日本一似合う俳優になってしまった。
 もはや、この映画の成分の半分以上は彼の存在だ。
 そして、彼の悪ぶりとは対照的に、感情を表に出さないが、メラメラと復讐を誓う男を堺雅人が演じている。
 この何ともいえない対照的な二人の動と静のバランスの危うさと、淡々とした演出の相乗効果で、物凄い緊張感が漂っている。
 二人が対峙するところは、正に緊張感メガMAX!!
 下手なホラー映画より怖い。
 監督は赤堀雅秋。
 自身のヒット舞台を自ら映画化したらしい。
 ひょっとして今年は山田君の当たり年か?
 
 

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2012年11月28日 (水)

「カラスの親指」

Crows しまった~
 チケットを買う時にうっかり「カラスの飼育」と言ってしまったよ。
 そういえば、アナ・トレントって、あんなに子供の頃はかわいかったのに大人になったらすっかり普通になっちゃったな。
 サギ師コンビが、彼らのもとに転がり込んだ若い男女3人とチームを組み、一世一代の大勝負!……という話で、この手のコン・ゲーム物は、いかに相手を騙すかというところにスリリングな面白さがある。
 そして、できればドンデン返しがあって、映画を観ている方が騙されていたらもっと痛快!
 それはもう「スティング」を出すまでもない。
 この映画は上映時間が長すぎる。
 160分は長すぎだ。
 緊張感が持続しないので、できれば2時間前後が一番適当なのだが、幸いなことにこの映画は、5人が集まって疑似家庭状態→騙し→ドンデン返しという3部構成に近い展開なので、長いながらも無茶苦茶ダレることはなかった。
 面白かったけど、思わせぶりのためだけの描写もあって、ミスリードを誘うためでも、もう少し工夫が必要。
 「スパイ大作戦」でもそうだけど、結構凄い確率の偶然に頼っている作戦って多いけど、そこは何とか勢いで見せてくれないとね。
 出演は「はいからさんが通る」の阿部寛、何人トリオの村上ショージ、石原さとみ(B82-W58-H82)、能年玲奈、小柳友。
 若干、村上ショージは分不相応の抜擢で、標準語多少違和感ありだが、この危うさも演出だったら、すっかり騙されていると言えるかもしれない。
 監督は伊藤匡史。
 予告編でガンガン使われていた主題歌は本編では全く使われていないし、石原さとみの「もう騙されちゃってるもんね」のシーンもなかった。
 主題歌は毎回聞かされていたので好きになっていたのだけど、もうこの時点で騙されていたのか?(笑)
 予告篇も煽りすぎているので、観る方もかまえてしまうので意外性はなくなるのが残念。
 もっとうまくやろうよ。
 
 

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2012年11月27日 (火)

「綱引いちゃった!」

Photo 運動会で注目度も低く、団体競技なので個人の責任を問われることがない。
 それが綱引きだ。
 しかし、適当にやっていると思っていた綱引きも実はオリンピック競技で、きちんとしたルールもあり、それなりの大会があるらしい。
 そんなことを、この映画で初めて知った。
  大分で地元PRのために結成された即席綱引き女子チームの奮闘物語。
 まあいわゆる「ウォーターボーイズ」とかの系列映画やね。
 チームのメンバーは、市の真面目な職員と、給食センターで働くおばさん連中。
 目的が市のPRだけでなく、全国大会まで行けたら、給食センター廃止を見直すという条件があるため、おばさん連中が参加している。
 ところが、このおばさん連中が個性豊というか、くせ者揃い。
 果たして彼女らは全国大会まで、いやもっと言うときちんと参加できるかどうか?
 そこが見所。
 はい、おっしゃる通り、王道の展開です。
 だから、安心して観ていられるわけやね。
 正直、もう少し捻りが欲しかったし、意外に綱引きのシーンが少なく、それぞれの家庭の話が中心だ。
 だから、スポ根を期待すると肩透かしかもしれない。
 面白いし悪くないのだけど、予告編が粗筋ダイジェストになりすぎて意外性がない。
 せめて、本編は良い意味で裏切りがないといかんよね。
 監督が「舞妓 Haaaan!!!」や「なくもんか」の水田伸生なので期待していたのだけど、あの弾けっぷりは、クドカンの脚本があってこそなのかも。。
 主演はの井上真央(B79-W60-H85)。
 共演に玉山鉄二、風間杜夫、松坂慶子(B83-W57-H85←「家宅の人」出演時)、渡辺直美(B120-W115-H130)。
 松坂慶子は見事に太ったおばさんになっていたが、若い時代を知っていると彼女が随分遠くに行ってしまった感じがしないわけでもないが、年相応の役を演じているだけ吉永小百合よりまし。
 吉永小百合もちった~見習えよ。
 渡辺直美はどう考えてもやばい太り方だろ!!!
 ただ、捨てがたい魅力もあるのは確かだ。
 大分のご当地映画だけど、観光地羅列しているだけじゃないくて良かった。
 
 

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2012年11月26日 (月)

「花の詩女 ゴティックメード」

Gothic そういえば、「ファイブスター物語」が月刊ニュータイプに連載されていて、確か映画化もしたんだよなあ。
 同時上映が「宇宙皇子」だったっけ。
 その「ファイブスター物語」の作者・永野護が原作・監督・脚本・絵コンテ・レイアウト・原画を手がける劇場版アニメ。

 増加する人類の受け皿であり、列強国の資源調達の場所でもある小さな惑星。
 人々の心の支え は、 記憶を代々受け継ぎ、預言を発する「詩女」の存在だった。
 新しく詩女となった少女ベリンは、任地先である聖都ハ・リへ旅立つ。
 護衛につくのは軍事超大国ドナウ帝国のトリハロン皇子だ。
 反目している二人だが、旅の途中でお互いの考え方がわかってくる。
 一方、裏では巨大な陰謀が蠢いていた…。

 王道と言えば聞こえはいいが、そんな今更な話展開でどうするよ?…と思っていたが、実はこれが思った以上に面白い。
 懐かしい「エルガイム」の雰囲気もあって、個人的には満足!
 アニメとしての動きも滑らかで、ゴティックメードと呼ばれる巨大人型兵器も迫力があって良い。
 ゴティックメードと聞いただけで、「お帰りなさいませ、ご主人様」のメイドの一種かと思ってしまったことを深く反省!
 それにどういうわけか、声優も大物が多数起用されている。
 実は意外に拾い物なのだが、地道な小規模公開しかされていない。
 ましてや、某アニメが目立ちすぎて、すっかり話題にもなっていないが、できればもっと注目されてほしい。
 

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2012年11月25日 (日)

「人生の特等席」

Trouble_with_the_curve メジャーリーグの伝説的スカウトマン、ガス・ロベル。
 数々の名選手を発掘してきた彼だが、今やパソコンを使ったデータ分析が主流で、彼のように実際に現地まで行って選手を見てくるような方法は時代遅れになっている。
 さらに目も悪くなってきて、球団と3ヵ月後に控えた契約更新をしてもらえるかどうか微妙になっている。
 そんな彼の元に長年離れて暮らしていた娘がやってくる。
 彼女も人生のキャリアの分岐点に来ていて、そんなことをしている場合でもないし、久しぶりの再会もぎくしゃくしているような状態だ。
 ガスはスカウトマン最後の仕事をするため、ある選手を調べにいく。
 同行する娘。
 そこにガスに見出されて今は選手を引退し、新米スカウトマンになったジョニーもやってくる…。

 「マネーボール」完全否定かよ!(笑)

 この映画を観る前に「マネーボール」を観ておくことをオススメする。
 もう映画出演はしないと言ってはずのクリント・イーストウッドが主演。
 基本的に映画業界の最後という言葉は信用できない。
 特に今や年取った俳優は、エクスぺンタブルズ・シリーズに出演してしまいそうな感じだ(笑)
 しかし、イーストウッドが出演するとなったら、ファンは観にいくのは当然だ。
 調子の良い展開のところもあるのだが、一種のファンタジーと考えなくてはいけない。
 ところが一番のファンタジーは、父親想いの美人の娘が出てくることだろう。
 特にこの映画のように娘がエイミー・アダムスだったら、そりゃあ世のお父さんはご機嫌ですよ。
 実年齢はもう結構いい年なんだけどね。
 おそらく多くの人が勘違いしているかもしれないが、監督はイーストウッドではなく、彼の映画の製作を担当しているロバート・ロレンツ。
 ひょっとしてイーストウッドが出演したのもご祝儀系か?と思ってしまう。
 日本のタイトルがちょっと微妙かな。

 
 

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2012年11月24日 (土)

「ロックアウト」

Lockout 宇宙空間に浮かぶ監獄で暴動発生!
 人質にされた大統領の娘の救出に向かう元CIAエージェントだ!!!!

 見事なまでの中学生が考えそうな話展開!
 だけど、それも納得。
 何故なら映画のド頭に、水から妖精(?)みたいなものが飛び出してきている。
 そう、これこそ映画業界の中学生リュック・ベッソンが率いるヨーロッパ・コープだ。
 中学生が妄想しそうな映画を量産し続けている映画会社だから当然だろう。
 というより、話展開をパッと聞く限り、「ニューヨーク1997」いや、どちらかというとその続編の「エスケープ・フロム・L.A.」みたいな要素もある。
 主人公は傲岸不遜で皮肉屋ながら凄腕という、寺沢武一先生のコブラを思わせるものがある。
 さらに敵は頭のキレるリーダーと、逆の意味でヒャッハーに頭のキレてる男がいる。
 中学生時代の自分が観たかった映画が正に実現しているのだ。
 ただ、今やすっかり大人になってしまった自分にはちょっと辛いところもあって、とってつけたようなドンデン返しが強引すぎるところや、敵のリーダーの描き方が弱いところもあったりする。
 宇宙にある監獄といいながらも、意識不明のコールドスリープ状態にしているだけなので、別に地上にあってもいいはずだし、そもそも意識のない状態だったら懲役の意味ないんじゃねえの?
 ツッコミ所はあるにしても、95分いうと手頃な上映時間でお気楽に楽しめる。
 前から言っているけどこういう映画は必要なんだよ。
 出演はガイ・ピアース。
 監督は本作が長編デビューのスティーヴン・セイント・レジャーとジェームズ・マザー。
 おそらく、ヨーロッパ・コープは器用にこなせる監督の育成に努めているのかも。
 いかにも続編できま~すというような終わり方はお約束だ。
 

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2012年11月23日 (金)

「シルク・ドゥ・ソレイユ3D彼方からの物語」

Cirque_du_soleil_worlds_away 上戸彩(B82-W58-H84)の美脚と服の上からもわかる豊満な胸に注目が行ってしまい、それ以外のことはあまり覚えていない予告編でお馴染み「シルク・ドゥ・ソレイユ3D彼方からの物語」を観にいった。
 恐ろしいほど客は入っていなかった。
 アクロバティックなパフォーマンスと華麗で幻想的な演出を組み合わせたステージで世界中の人々を魅了するエンタテインメント集団シルク・ ドゥ・ソレイユも知らない人はとことん知らないので仕方ないのかもしれない。
 ある夜、小さなサーカスの公演を覗いた若い女性が、空中ブランコの青年に心奪われるが、彼はブランコから落下してしまい、巨大な砂の海に呑み込まれてしまう。
 慌てて後を追いかけた彼女は、知らぬ間 に異世界へと迷い込んでしまう……という話なのだけど、話なんか、この映画の場合どうでもよくて、それはエロ映画の裸が出てくる前のどうでもいいドラマパートと同じだ。
 重要なのは超人的なパフォーマンスを見せることなのだ。
 おそらく、生で見ると物凄いのだろうということはよくわかった。
 そして、生で見た人が、普通なら見ることができない細かい部分や、早すぎてわからない身体の動きをスローモーションで確認する面白さはあると思う。
 しかし、この映画で初めて見た人はどうだろう?
 確かに凄いことはよくわかる。
 人間ハムスター状態や、首で人を持ち上げるとか、よいこは真似しないで下さいどころか、真似したら確実に死亡すること間違いなし。
 ところが、生で見る>越えられない壁>映画であり、おそらく3Dにしているのは、生の迫力を映画に昇華する変換手段なのかもしれない。
 昨今CGで何でもできるので、物凄いパフォーマンスも映画だと半減してしまうのだ。
 結論から言うと、物凄いことをしているけど、話に重点を置く人には面白くない。
 …って、それ自分なんだけどね。
 3Dの効果は出ていたし、この映画を2Dで観る意味は全くない。
 ジェームズ・キャメロンが製作総指揮で、彼が関係する3D映画は基本的にハズレなしだと思っている。

参加してます。よろしくで~す

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2012年11月22日 (木)

「映画と恋とウディ・アレン」

Woody_allena_documentary 自分がウディ・アレンの映画を初めて見たのは「月曜ロードショー」で「スリーパー」だった。
 しょうもないなあと思いつつ最後まで観た。
 「月曜ロードショー」はウディ・アレンの映画を放送することが多く、「アニー・ホール」もそれで見た覚えがある。
 彼の映画を劇場で観たのは随分後だった。
 だって、彼の映画は全国公開されることって滅多になかったでしょ?
 田舎だったし金はないし…全く映画の地方格差には困ったもんだよ。
 それでも何だかんだ公開作品をこまめに追いかけている。
 この映画は、ウディ・アレン公認のドキュメンタリーで、彼の現在に至るまでの生い立ちはもちろん、身内やかつての恋人たち、映画関係者の証言で、ウディ・ アレンとはどんな人物かを紐解いていく。
 個人的には、今まで観た映画の一部をまとめて観ることができて懐かしかったし、滅多に観ることができない撮影風景の様子も垣間見ることができて満足。
 好きな映画は「カイロの紫のバラ」、「ブロードウェイと銃弾」かなあ。
 ミューズはスカーレット・ヨハンセンが一番だけど、ミラ・ソルヴィーノも捨てがたい。
 そもそも、何故、チビでイケメンでもないアレンがモテるのかはわからないのだが、この映画を観る限り、ダイアン・キートンなんかぞっこんですよ。
 何故?
 これさえ分析できたら、「ホットドッグプレス」や「ポパイ」の特集なんか完全に無意味になってしまうだろうなあ。
 ミア・ファローの娘に手を出したエピソードも入っているが、当然、アレンまんせー映画なので軽く流している。
 こういうドキュメンタリーは、テレビでもありそうだが、万人向けと言えば聞こえはいいが、軽く流すだけが多いので、そう考えるとじっくり描いている映画はありだな。
 
 

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2012年11月21日 (水)

「FASHION STORY-Model-」

Fashion_story 男子の憧れはファッションヘルスかもしれないが、女子の憧れはファッションモデルだ。
 これは華やかなモデル業界で活躍する彼女たちの理想と現実をリアルに描いた青春映画だ。
 自分は「マルチェロ物語」が読んでいたので、この手のファッション業界物が好きだ。
 ファッションモデルっといっても、沢山ある仕事の一つであり、彼女達も基本は普通の女子と変わらない。
 花開かず仕事がなくてバイトで生計を立てたり、恋愛で悩んだりしている。
 そもそも女のピークは極めて短いのに、さらに生存競争の激しいモデル業界。
 そんな潰しの利かない仕事をやっているなら、学校出て月給もらえる仕事をやった方がいいかもしれない。
 この映画の中でも仕事をやめて大学に行けと言われているモデルがいるが、これも若い人はどう思っているかわからないが、年とってくると親御さんの言うことは正解に近い。
 そしてモデルだからといって、一般の人よりモテるかもしれないが、自分の好きな人にモテるわけでもないのが一般の人と同じだ。
 この手の業界はモデルだけが注目されがちだが、実はその周りにカメラマンやスタイリスト、編集マン等の多くの人がそれぞれの仕事をプロとしてこなしている。 
 この手の話は華やかさだけが目立つ浮かれた話が多いのだが、この映画はどちらかといえば、たまたま舞台がモデル業界の極めて真っ当な青春映画だ。
 大変面白い!
 出演者は本田翼(B84-W62-H88)、加賀美セイラ(B85-W60-H87)、河北麻友子(B78-W58-H79)ら人気ファッション誌を飾る現役モデルだ。
 モデルなんか演技できなだろう!というツッコミもあるかもしれないが、そこも加味してなのか、全体的にドキュメンタリーっぽい感じで、だからといって手持ちカメラで撮影とかベタなものではなく、細かいカット割りでテンポよく見せている。
 83分という適度な上映時間も良い。
 監督は本作が劇場映画デビューの中村さやか。
 出演者で映画ファンがシネコンで毎回見るティアラちゃんが出演しているのだが、全くわからず、エンドロールで初めて知ったような状態!
 ノーモア映画泥棒以外の彼女も見たかったなあ。

 
 

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2012年11月20日 (火)

「任侠ヘルパー」

Helper 全国公開される映画の多くはテレビ番組の映画化が多い。
 昔は、映画化と聞くとTVシリーズを一生懸命見て劇場に行ったのだが、さすがにこれだけ本数が増えると全て予習していくのは無理というもの。
 しかし、それは制作側もよくわかっていて、露骨にTVシリーズの続きを劇場版ということはしない方向になりつつある。
 とりあえずTVシリーズはTVシリーズで完結した形を取り、映画は映画として独立しても観ることができるし、TVシリーズを知っていればより楽しめるような感じにする。
 逆に映画で興味を持ってくれれば、ソフトが売れるかもしれない。
 今更だけど、これがメディアミックスであり、それは観る側もわかっているので、あまり露骨に商売主義丸出しでなければ良いと思っている。
 この映画は、ヤクザが介護ヘルパーとして働くという奇抜な設定のTVドラマの劇場版だ。
 そういえば、ヤクザが高校教師になる「はいすくーる仁義」ってあったなあ。

 暴力団から脱退し、堅気となってコンビニ店員として働く主人公が強盗に入った老人に店の金を渡したことから刑務所に入ってしまう。
 獄中でその老人と再会し、彼にコンビニの礼として自分と兄弟分だった組長を紹介してもらう。
 そこで、彼は破産した老人たちを劣悪な介護施設に放り込み、年金や 生活保護費を絞り取る仕事をさせられることになる…。

 あれ、意外に面白いぞ。
 自分はTVシリーズを見ていなかったので、細かい設定をしらないのだけど、知らなくても十分わかるようになっている。
 奇抜な設定の中にも、昔ながらの義理と人情に厚いヤクザ映画の要素もきちんと入っている。
 介護問題は自分が年取ると、他人事ではないのだが、そこが逆に考えさせられたりする。
 もちろん、そんな簡単なものじゃないところもあるのだが、そこはヤクザが介護ヘルパーをやってるような世界なので目くじら立てるのが大人げないというもの。
 それよりも、世知辛い世の中にこういうファンタジーも必要だ。
 主演は草なぎ剛。
 共演は安田成美(B80-W65-H85)、風間俊介、香川照之だが、注目は夏帆(B85-W58-H85)で今までの演じた役とは違う、派手なキャバ嬢を演じている。
 ところが、これが意外に良くって、新境地を開いたかもしれないが、これが行き着くとVシネのお色気担当になってしまいそう。
 監督は「容疑者Xの献身」「アンダルシア 女神の報復」の西谷弘。
 シリーズ化はしないだろうなあ。
 

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2012年11月19日 (月)

「ねらわれた学園」

Nerawareta 基本的に「時をかける少女」と「ねらわれた学園」は、映画は薬師丸ひろ子(B80-W60-H84)、ドラマは原田知世(B78-W57-H80)が基準となっている。
 アニメの「時かけ」は細田守監督版が一つのスタンダードになっしまった。
 「ねらわれた学園」はこの映画がスタンダードになるのか?
 確認も含めて劇場に行った。
 謎めいた少年が転入してきたことから次々と学園に起きる不可解な現象と、その裏に隠された意外な真相を追い掛けていく…という話はさすがに今更感が強いが原作が昔なので仕方ない。
 一応、21世紀が舞台なので携帯電話の話を盛り込んでいる。
 個人的には幼なじみの同級生の女の子の性格がかなりうざくていやだった。
 人物の動きがフニャフニャしているのがちょっと違和感あり。
 この映画のセールスポイントは、アニメファン的にはどうかは知らないが、一般的にはAKB48の渡辺麻友(B71-W55-H82)がヒロインの声を担当していることだろう。
 本職の声優以外は認めないという人もいるかもしれないが、まゆゆは実は大変上手い!!
 もちろん、これは「クレヨンしんちゃん」で実証済みなので今更なのは言うまでもない。
 ちなみに、入場者特典は4種類あるのだが、正直、お目当てがないのであえてリピーターになってゲットしたいものはない。
 それに悪くないのだけど、無茶苦茶面白かったわけでもないので。

201211190037000


 思った以上にお客さんはいなかったので、まゆゆファンには頑張ってもらわないと!
 
 

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2012年11月18日 (日)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

Evaq 正直、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の話を聞いた時、食傷気味だった。
 庵野秀明はいつまで一つの作品をこねくりまわしているのか?
 おそらく彼はジョージ・ルーカスと同じで唯一無二であり、今後も自分でそれを越えるものが作れないコンテンツを作り上げたのだ。
 おそらく新しいコンテンツを作るより、それをこねくり回している方が注目度も高く商売になる。
 ファンも惚れた弱みでついていくのだ。
 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は、まんまTVシリーズだったので、ひょっとして最初から同じことをやるのかと思ってどうでも良くなっていたのだが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」がTVシリーズとは違う展開で、娯楽映画としてはかなりの傑作で、庵野秀明も大人になったなあと感心!
 次回予告を見てわくわくした。
 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が早く観たくてたまらなかった。
 そして、待たされて約3年。
 やっと公開されることになり、初日の早朝朝8時の回を観にいった。
 チケットも2週間前に買っていた。
 そんな期待度MAXだったが、率直な感想は、やっちまったな~庵野秀明。
 旧映画版で散々叩かれていたのに、結局この路線かよ!!!!
 何故か、話が14年後になっていて、ミサトさん達がネルフと戦っていて……もうそんなの映画観ればわかるのだが、必要以上に説明不足で盛り上がりが全くなく観ていて退屈。
 もちろん、連続物だからこういう回もあるかもしれないのかもしれないが、それでも1回ごとにうまくメリハリをつけてまとめる方が良いに決まっている。
 ここ最近の映画はシリーズ物の場合、風呂敷広げっぱなしで、伏線投げっぱなしというのが多いのだが、これもその典型的な例だ。
 パラレルワールド並みに世界観も変わっているし、いきなりナディアみたいな感じになっている。
 今回はシンジ君がず~っと悩んでいるだけなのだ。
 そして、その悩みが元でえらい展開になっていくのだが、おそらく映画を観ている多くの人が思う通り、大人がきちんと説明すれば終わってしまう話なのだ。
 そして、世界があんな状態なのに何故か普通に大掛かりな精密機器は動いているとか微妙なツッコミ所があったりする。
 綿密に作ってあった「破」の世界観は何だったのか?
 また観念的もしくは精神的な世界に行ってしまうのか?
 いや、技術的には物凄いものが多かったり、アニメの見せ方としては面白いものがあるのだが、それらを生かして描いてほしいものが制作側と観客側で大きな相違があるのだ。
 期待していただけに残念。
 実際、観客の中にも途中で席を立ったり、予告を観ずにエンドロールで帰る人も多数。
 一応、次回も観るけど全く期待していない。
 だから良い意味で期待を裏切ってほしい。
希望は残っているよ。どんな時にもね…そうあってほしい。
 
 

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2012年11月17日 (土)

「私の奴隷になりなさい」

Dorei エロ系の映像は一人で見るのが当たり前だが、時には皆で共有したいと思う時もあるかもしれない。
 だからといって、まんま成人映画を見るには勇気がいる人もいるかもしれない。
 直球の成人映画専門の劇場にいくよりも、普通の一般の劇場でそれなりの大義があって、比較的ソフトで、「話題だからとりあえず観てきたよ」と言えるようなのが良い。
 特に女性はおしゃれ感が漂っていたり、露骨なのはいやだけどソフトな感じなら観たいという人もいるかもしれない。
 だからこそ「エマニエル夫人」がヒットしたのかもしれない。
 そう考えると、この映画はうってつけだろう。
 とりあえず角川書店が関係しているから。
 大手出版社が関係する映画だと何となく大義ができるというもの。
 これがフランス書院文庫だったりすると、ハードルが高くなってしまう。
 この映画は、出版社に転職した若い男が、職場の先輩で清楚な印象の人妻を好きになって、口説き落とそうとして失敗→ところが彼女から誘われてラッキー→ところが何故かやってるのをビデオで撮影しろとか何か変。→まあそんな趣味の人もいるさと思って気にせずにいたら今度は自宅にお招き。→そこで部屋を物色していたら、彼女は先生と呼ばれるご主人様に調教され、凌辱されることに悦びを覚えた彼の奴隷だった←今ここ。
 このタイトルで想像がつく通り、奴隷女に夢中になっていく若い男がいつのまにか彼女の奴隷になっていた…っちゅうわけやね。
 見所は29歳というグラビアでは遅咲きのデビューの壇蜜(B85-W60-H89)が裸になって濡れ場を演じる文字通り体当たり演技だろう。
 というか、そこしかない。
 まあ、これはこれでOKなんだけど、やたらと映像加工して局部を見えないようにしているのだが、ビデオでは良くても、映画だと興醒めしてしまう。
 そんなものに頼らずともカメラアングルや編集で見えないようにするのがプロってやつじゃないの?
 ちなみにビデオはモザイクで、映画はボカシなんだな。
 監督は「くろねこルーシー」の亀井亨。
 おそらく、女優を変えながらシリーズ化していくんだろうなあ。
 杉本彩(B88-W63-H88)も出演しているが超短時間でお色気シーンは全くないので期待しないように。
 
 

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2012年11月16日 (金)

「リンカーン/秘密の書」

Abraham_lincolnvampire_hunter スピルバーグがリンカーンを題材にした映画を作るというので楽しみにしていたのだが、ここ最近はやたらとリンカーンをネタにしている映画が多く、ちょっと混乱気味。
 「リンカーン弁護士」なんか、「あれ、夜はヴァンパイア・ハンターじゃなかったっけ?」と思ったくらいだ。
 そして、夜がヴァンパイア・ハンターなのが、この映画だ。
 第16代大統領エイブラハム・リンカーンは大統領であると同時に、人知れず勢力を拡大させていた恐るべき吸血鬼たちを退治するヴァンパイア・ハンターでもあったというトンデモ設定なのである。
 日本で言うなら伊藤博文あたりになってしまうのか。
 実は適当な設定かと思いきや、リンカーンの生涯を知っていると、史実の要素をうまく入れ込んでいて面白い。
 しかし、一方では歴史部分とアクションのバランスが悪いのも確かで、確かにアクション目当ての人にとっては、歴史ネタが長すぎると思うかもしれない。
 リンカーンの母親が死んだ理由や、南北戦争の真の理由など史実を元に大きくアレンジしており、あそこまで徹底してホラを吹くと見ていて気持ちいい。
 アクションはちょっとやりすぎ感が強い。
 主演はベンジャミン・ウォーカー。
 監督は「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ。
 最後のタイムリーなオチが一番笑った。

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2012年11月15日 (木)

「ゲットバック」

Get 実は映画には、お父さん最強映画というジャンルがあって、家族が危険な目に遭うと、元特殊部隊とか、元CIA工作員とかのキャリアを持つお父さんが助けにきてくれるというのが大体のメイン話だ。
 ここ最近だと「96時間」だし、1980年代だと「コマンドー」だろう。
 スティーヴン・セガールの映画にもそんな映画があったような気がする。
 確かに宇宙人とかから地球の危機を救うよりも、家族の危機を救う方が親近感が沸くと言うもの。
 そんなわけで、この映画は銀行強盗の男が、かつての仲間に誘拐された娘を助け出そうとするサスペンス・アクション。
 主人公は銀行強盗で1,000万ドルを奪ったものの、仲間の裏切りで一人捕まってしまった男で、8年間服役して出所したが、かつての仲間から娘を人質に、12時間以内に1,000万ドルを引き渡すよう要求があった。
 誘拐犯は主人公がどこかに盗んだ金を隠していると思っている。
 ところが、盗んだ1,000万ドルは逃走時に証拠隠滅のため焼却していた。
 さあ、どうする?……というわけで、誘拐犯と駆け引きをしながら、身代金調達をしなくてはならない。
 話の展開が「コマンドー」と似ているのだが、この映画の主人公はあんなワンマンアーミーではない。
 頭はキレるが、滅茶苦茶強いわけでもないから。
 だって、演じているのが頭がキレるというより、頭が薄いニコラス・ケイジだから。
 困り顔で頑張っている。
 予想以上に面白い!
 ツッコミ所はあるのだが、自分は基本的にお父さん最強映画が好きなので面白く見ることができた。
 敵役のジョシュ・ルーカスがハマリ役で、こんな奴に娘なんか誘拐されたら、総力を上げて潰してしまおうと思ってしまうから不思議だ。
 上映時間も95分という手頃さも良い。
 監督はサイモン・ウェスト。
 ニコラス・ケイジとは「コン・エアー」以来。
 好きだったなあ「コン・エアー」
 もちろん、作ろうと思えば「ゲットバック リベンジ」とか言って、今度は嫁さんが誘拐されるとかできそうだけど、まあこれはこれで終わりということで。
 
 

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2012年11月14日 (水)

「悪の教典」

Akuno 日本映画の残念なところは徹底さが足りないところだろう。
 何をするにしても、よくやって腹八分程度が多い。
 だけど、面白い映画は徹底してやりすぎる位やっている。
 普通、ここまでやらんよなあというところまでやる位が丁度良い。
 だから悪い奴は徹底して悪い方が良い。
 良心の呵責を感じている奴はまだまだ小物だ。
 その証拠にハンニバル・レクター博士は自分が悪いことをしている自覚が全くない。
 人さえ食べなければ良い人なのだ。
 そんなわけで、「悪の教典」に出てくる先生は、レクター博士と同じカテゴリーに入るのかもしれない。
 人さえ殺さなければ良い先生だからだ。
 頭脳明晰でイケメン、生徒だけでなく、同僚やPTAからも信頼の厚い高校教師、蓮実聖司。
 生徒からハスミンの愛称で呼ばれる彼だが、実は反社会性人格障害で、迷いもなく殺人をやらかす男だった。
 そんな彼だったが、正体がばれそうになったので証拠隠滅のため、文化祭 の準備で学校に居残る生徒全員の殺害を実行しようとする。
 面白い!!
 前半の良い先生なのに、実は悪の片鱗が見え隠れしているのが、じわじわと怖いものを感じさせる。
 そして後半の一気に迷いもない殺戮には、あまりにも潔いために痛快さを覚える程だ。
 日本映画でここまで徹底しているのは珍しい。
 監督が三池三池崇史なので、当然かもしれない。
 しかし、何よりも主演の伊藤英明がハマリ役。
 表と裏のある教師をきっちり演じている。
 「海猿」で多くの人を救出しているのに、この映画では多くの人を殺しているというギャップも良い。
 共演に山田孝之がいるのだけど、今なら普通に考えたら彼が主演でもいいのだが、残念なことに今の山田君はさわやかというより、胡散臭いのが目立つのでダメかもしれない。
 とはいいながらも、爽やかな山田君よりダーティな感じの山田君の方が自分は好きだ。
 続編があるっぽい終わり方もシャレが利いている。
 正にエクセレントだね!!
 
 

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2012年11月13日 (火)

「北のカナリアたち」

Kitano 日本映画における吉永小百合の存在は不思議だ。
 とにかく、彼女の役は実年齢よりも遙かに若い年齢の役で、何故か若い男に好かれるというのが多い。
 例えば「北の零年」では、北海道で女の数が絶対的に少ないとはいえ、若い石田ゆり子(B83-W59-H85)を差し置いて、多くの男に言い寄られている。
 「母べえ」では浅野忠信が彼女に恋心を抱いているという設定。
 どんだけ、ババコンなんだよ…とツッコミを入れたくなるが、彼女の出ている映画の〈世界〉ではそういうものなのだ。
 だけど、どんどん浮いてきているのは確かで、もうそろそろ彼女の存在が映画の雰囲気を壊している感じがする。
 「北のカナリアたち」は、かつての教え子の一人が事件を起こしたことに疑問を抱いた元教師が、当時の受け持っていた生徒に会いにいくが、久しぶりに再会した彼らの口から語られるのは、それぞれが抱えていた今でも心に残る後悔だった….という話で、それぞれの証言がわかってくるうちに真実が明らかになっていく。
 生徒6人の話はいいのだが、実は主人公も心に閉じこめている想いがあったというのだが、それが夫公認の若い男との密接な関係なのだが、実はこの映画の中で一番よくわからないところ。
 何故、二人がそういう関係になったのかがわかりにくい。
 他のところは比較的丁寧に描いているのに、ここの部分はあまりにも軽く流していて、その割には重要なパートなので違和感ありまくりだ。
 そしてこれは意外な展開というよりも唐突すぎて物語のバランスを崩している。
 かつての6人の生徒の大人役は、森山未來、満島ひかり(B75-W60.5-H89)、宮崎あおい(B77-W57-H82)、松田龍平、小池栄子(B91-W59-H87)、勝地涼…という主役級が勢揃い。
 そのせいか、クレジットは出演順という角の立たない配慮がされている。
 ところが、そんな中でも吉永は20年前も現在も同じような雰囲気の年齢不詳な感じで出るので、彼女だけ別次元の生命体のような感じになっているのだ。
 さらには彼女の夫役が柴田恭兵で、妙に老けた感じなのに、吉永が妻役で若作りで(←年の離れた夫婦?)、さらには仲村トオルと深い関係という不自然さ。
 どちらかというと彼女の父親役の里見浩太朗が夫役の方が極めて自然だ。
 監督は「大鹿村騒動記」の阪本順治。
 映画そのものは若干ツッコミ所はあるにせよ、悪くないと思う。
 何よりも吉永小百合が不自然。
 役者は演じることにより、実年齢とは違う役になりきることができるというのはわかる。
 しかし、彼女の役には限界があるし、もうそろそろ無理な役よりも、自然な役を演じてもらおうよ。
 

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2012年11月12日 (月)

「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」

Smile_precure 上映中の携帯電話の光る画面は絶対に許されるものではない。
 そもそも上映中にスクリーンに上映されている映画以外の光はありえないのだが、唯一の例外はプリキュアの映画だけである。
 プリキュアがピンチになった時に子供たちが必死になってミラクルライトを振るのはOKだ。
 ところが、どういうわけか毎度言っているが大人はもらえない。
 劇場版9作目も入場者特典でスマイルバイザーとか、データカードダス、、ミラクルつばさライトがもらえる。
 特にミラクルつばさライトは明るさがハンパないので、意外に車のダッシュボードに入れておくと役立つかもしれない。
 ところが、どういうわけか中学生以下しかもらえない。
 大人でも希望したらもらえるようにしてほしい。
 だって、入場料は子供の倍以上なんだから……って毎年のお約束でこちらも諦めているのだが、毎回言うことにより東映が考え直してくれるかもしれない。
 それまで毎回地道に訴えていくしかないと思っている。
 もちろん、自分は子供用の入場券を別に買うようなことはしない。
 だから心の中で応援ですよ。
 今回は、ひょんなことから絵本の世界に入り込んだ5人のプリキュアたちが、絵本の世界をちぐはぐにしようとする魔王と戦い、笑顔を取り戻そうとする話で、……「月光条例」かよ?
 という大人気ない発言はさておき、とりあえず参加型映画なので子供たちが沢山いればいるほど、ミラクルライトの光が輝き、物語とのシンクロ率が上がって盛り上がる。
 最後のダンスは意外に参加する子供が少ない。
 よく考えてみたら歌が変わったばっかだから、そんなに浸透していないよ。
 というかダンス前に帰る親子多し。
 最後は当然、オールスターズの予告ありだけど、ちゃんと作ると声優の料金もバカ高くなって、それぞれの見せ場を作ると2時間では収まらないよなあ。
 あと、パンフは物語の絵本のオチがついているので、ネタバレがいやな人は読まないように。

 

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2012年11月11日 (日)

「黄金を抱いて翔べ」

Ougon 裏社会の住人相手の調達屋が、大学の同級生に持ち込まれた計画。
 それは、コンピュータを駆使した万全の警護システムが敷かれた銀行地下金庫からの240億円相当の金塊強奪することだった。
 計画に必要なエキスパートとしてシステムエンジニア、北朝鮮のスパイで爆破のプロ、元エレベーター技師が集まった。
 しかし、メンバーの意外な過去や裏切りが交錯していく。
 果たして彼らは黄金を抱くことができるのか?

 高村薫の小説を映画化しているらしいが自分は未読。
 自分は基本的にスパイ大作戦とか、何か計画を立てて実行していく話が好きで、特に一癖も二癖もある連中が、信用できないがその道のプロと大きな犯罪に挑む話は大好き。
 だけど、日本映画はそんなクライムサスペンスが少ない。
 そう考えると、日本映画では久しぶりのクライムサスペンスと言えるかもしれない。
 面白い!
 大風呂敷を広げているが、勢いがあるのでOK!
 基本的に全編妙な緊迫感と緊張感が漂っている。
 監督が「パッチギ!」「ヒーローショー」の井筒和幸なので、そんな感じのギラギラした感じはお手の物なのかもしれない。
 そして出演者が妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、 東方神起のチャンミン、西田敏行…と犯罪者には似つかわしくない感じの面子を揃えて、意外な迫力を出しているのも良い。
 確かに浅野は胡散臭い役は不思議ではないのだが、最近まで高校生役がいける妻夫木の悪人ぶりは意外にハマリ役だった。
 ひょっとして山田孝之の路線も行けるかも。
 いやできれば二人揃った悪者映画が見たい!
 正直、登場人物の設定にちょっと無理矢理な感じもないわけでもないし、ツッコミ所もある話なのだが、時々入ってくるユルい笑いとかでうまくバランスを取っているので、まあいいかと思ってしまう。
 個人的には金塊よりも現金が欲しい。
 確かに金塊はあってもどう処理していいかわからないしね(笑)
 この映画で一つ感心したのはマンホールの蓋が重たいことをきちんと描いていること。
映画では物凄く簡単に持ち上げているけど、当然車が上に乗るわけだから、そんなに軽く人の手で持ち上がるわけないのだけど、映画やドラマではえらく簡単に持ち上げている。
 そう考えると、この映画のマンホールの描き方は妙にリアルだったりするのだ。
 

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2012年11月10日 (土)

「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」

We ジョージ6世は、どもりなので人前で話したくないけど、兄貴のエドワード8世が王様になるから大丈夫だろう…と思っていたら、兄貴アメリカ人で離婚歴があり、2番目の夫と婚姻関係にある女性と結婚するので退位してしまったのでどうしよう!!!
 …というのが「英国王のスピーチ」なのだが、「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」は、その困った兄貴の話だ。
 正に「英国王のスピーチ」のサイドストーリー的な話で、あの映画を観ておけばもっと楽しめること間違いなし。
 英国王エドワード8世と既婚女性ウォリスの恋の顛末を 女性の視点から描き出したもので、「王冠をとるか、愛をとるか-」とか「国家規模のかけおち」とか色々言われている世紀のスキャンダルだが、軽く聞いている分には王位を捨ててまで愛される女性ということで物凄くロマンチックな感じがして、恋愛物として見た場合はネタとしては面白い!
 少女漫画だと障害がある恋愛は燃えるかもしれないが、現実は問題目白押しだ。
 英国王族相手だと、さすがに個人の問題では済まされない。
 世紀の恋愛も当事者の二人、特に女性の苦労は並ならぬものがり、男は最終的に英国王室が何とかしてくれそうだと、普通の民間人だとそういうわけにはいかない。
 ひょっとしたら、殺されている可能性もあったのかも。
 正に重すぎるという言葉がぴったりかもしれない。
 この映画はウォリスの生き様を描く歴史物ではなく、結婚生活に悩む現代の女性が、次第にウォリスとエドワードの恋に自らの気持ちを重ね合わせていくというもので、現在と過去が行き来する構成になっている。
 ところが、これがイマイチ流れが悪いためにもたつき気味。
 もうちょっとテンポよく、きれいに出来てたらと思うと残念。
 主演は「エンジェル ウォーズ」のアビー・コーニッシュと「わたしを離さないで」のアンドレア・ライズブロー。。
 共演はジェームズ・ダーシー、オスカー・アイザック。
 監督は歌手のマドンナ。
 「ワンダーラスト」に引き続き、これが監督2作目だそうな。
 しかし、英国王室ってこれだけ映画のネタにされても平気というのが、ある意味凄いな。
 
 

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2012年11月 9日 (金)

「のぼうの城」

Nobou 2万の豊臣軍に対し僅か500の兵で抵抗した実在の武将・“のぼう様”こと成田長親を描いた時代劇。
 脚本は、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナルらしいのだが、自ら書き下ろした小説は直木賞候補となったらしい。
 世の中には才能ある人にはとことん才能があるの典型的な例。
 映画そのものは随分前に完成していて公開もするはずだったが、震災の影響で公開延期となってしまった。
 確かに水攻めは津波を思わせるものがあるので、その配慮は当時としては正解かもしれない。
 劇場によってはその旨の注意書きがあるらしい。
 予告編がイマイチだったのであまり期待していなかったのだが、予想に反して無茶苦茶面白かった。
 その一番の要因は登場人物のキャラが全員立っているからで、特に成田長親を演じた野村萬斎に因るところが大きい。
 そういえば「陰陽師」の時も野村萬斎に持っていかれたところが大きい。
 とりたてて才能も勇気もなさそうなのに、領民の人気者で、場合によっては敵の心もがっちり掴んでしまう。
 そんな嘘臭い、いや現実味のなさそうなキャラなのに、彼が演じていると不思議と説得力があるのだ。
 さらに脇を固める佐藤浩市、成宮寛貴、山田孝之が見事にバランスを取っている。
 話も豊臣の2万の軍勢を倒すわけでもなく、有利な交渉に持ち込むというのが、当たり前とはいえ面白い。
 いつの時代もどんな場合でも落としどころを、うまく探るのは大切だ。
 監督は犬童一心と樋口真嗣。
 単純に考えてドラマパートと特撮パートで分けて監督したのかもしれないが、これはある意味うまくいった例かもしれない。
 ただこの二人の出てくる劇場でのポップコーンのCMはちょっとどん引きだけどね(苦笑)

 
 

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2012年11月 8日 (木)

「ヴィーナス・イン・エロス 天使たちの詩歌(うた)」

Venus_in_eros う~ん、何か違う。
 そもそもタイトルにエロスとついていて、主演が原紗央莉(B85-W61-H85)となれば、それなりに実用性のあるものを期待してしまうのだが、ところが残念なことにそんなものは微塵もなかった。
 森深くにひっそりと立っている一体のヴィーナス像。
 冬が終わり春がやって来ると、ヴィーナスの隣に新しくダヴィデとエロスの像が設置される。
 ヴィーナスはひと目でダヴィデに心奪われるが、エロスは二人の仲に激しく嫉妬する…という話で原はヴィーナスを演じている。
 ヴィーナスといっても、「オレたちひょうきん族」の懺悔の時に出てくる神様のような感じの雰囲気で、胸を放り出しているのだが、これに何かを感じるのは、さっき刑務所から出てきた奴くらいだろう。
 結論から言うと、タイトルにエロスとあって、原紗央莉がほぼ全編裸で出ていても、エロいものは何も感じられない。
 もちろん、そういう実用性を求めるなら、彼女のアダルトDVDを見ればいいのだが、多くの人、いやもっといえば自分だけでも、そういうものとは違ったエロの形を見たいと思って劇場に来ている人がいるんじゃないかな?
 サイレント映画の趣があったり、イギリスの少年合唱団「リベラ」の歌声を使ったり、誰が観ても芸術的であるのだが、一方では物凄く退屈であるのも確かで、正直観ていて辛いものがあった。 
 監督の今井孝子は、プロのバレエ・ダンサーを目指していたらしいので、ダンスへの造詣も深いらしい。
 だからこそ、映画にはその要素が盛り込まれて、無声映画的ではあるものの、音楽を駆使した演劇的でもある。
 本当はそこらへんが素晴らしいと言えるのがいいのだが、残念なことに自分は全くそういうのに食指が動かないので、ただひたすらに眠気と戦うのに精一杯だった。
 この映画がどうこうではなく、自分に全く合わなかっただけで、原紗央莉も残念ながら、エロDVD以上に美しくも感じなかった。
 だけど、好きな人はハマるかもしれないので、自分を試すためにも一見の価値あり。
 
 

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2012年11月 7日 (水)

「危険なメソッド」

A_dangerous_method 若き精神科医ユングは、精神分析学の大家フロイトが提唱する“談話療法”を新たな患者ザビーナに実践し、彼女が抱える幼少期の性的トラウマを突き止めて治療に成功する。
 しかし二人はいつしか医者と患者の一線を越え、愛人関係になっていく…。

 実は監督がデヴィッド・クローネンバーグなので観にいったのだが、残念なことにユングやロイトのことが全くわかっていなかったので、どんな風に史実を元にアレンジしているのかがさっぱりわからなかった。
 この手の実在する人物の話で予備知識なしではかなり辛い。
 さらに後で調べたら有名な舞台劇の映画化らしい。
 当然、観ていないから比較もできない。
 完全にアウェー感が漂っている状態だ。
 それに気づいたので、早速シフト変更。
 幼少期に性的トラウマを持つ女性の話なので、エロの方に集中することにした。
 確かにキーラ・ナイトレイは胸も放り出して尻も叩かれ、文字通り体当たり演技だった。
 もうこれだけでもいいかなと思っていたのだが、後半の医師と患者の一線を越えたあたりから面白くなってきた。
 もちろん、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「イースタン・プロミス」のクローネンバーグが監督なので、正直期待していたものとは違うのだが、これはこれでありかもしれない。
 出演はマイケル・ファスベンダーとヴィゴ・モーテンセン。
 実はタイトルが「鍵泥棒のメソッド」とごっちゃにしていたので、もう少しで見逃すところだった。
 適当に観ていてはいかんと反省!!
 
 

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2012年11月 6日 (火)

「これは映画ではない」

In_film_nist タイトルだけ聞くと、昨今のシネコンを使ったライヴヴューイングとか、イヴェント上映、はたまた、テレビ番組の安易な劇場版のことかと思いきや、そんなネットの暇ネタではない。
 デヴュー作「白い風船」でカンヌ国際映画祭カメラドール、「チャド ルと生きる」でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、「オフサイド・ガールズ」でベルリン国際映画祭審査員グランプリと、3大映画祭を制した華々しい経歴の持ち主であるイランの ジャファル・パナヒ監督。
 ところが、ここまでの偉業を成しながら反体制活動の罪を問われ、20年間の映画製作禁止を科されていた。
 正に映画を撮らない映画監督!
 いや、もちろん、そんな監督は世界中にゴロゴロしているだろうし、日本だって本業は映画監督なのに「トゥナイト」の風俗レポーターの監督だっている。
 しかし、パナヒ監督はやる気満々で、今すぐにでもやりたいのに、国家が認めない。
 この映画は、映画を撮れないパナヒ監督が自らの日常を、逆手に取ってブラックユーモアを盛り込み、「カンダハール」の助監督を務めたモジタバ・ ミルタマスブ監督とともに撮り上げている。
 撮られていない次回作の脚本を元に自宅のペルシャ絨毯の上にビニールテープで間取 りを描いて説明する。
 これは室内劇だとか一生懸命説明したと思えば、脚本を読むだけだったら映画にする意味がないと悩んだりしている。
 いや、確かにその通りなんだけどね。
 撮影する機器がiphoneというのが今風というか、確かにスマホでも十分映画ができてしまう昨今だ。
 とにかく反骨精神とユーモアが一緒になった不思議な感じで、自宅で密かに撮影した映像を、協力者がUSBファイルで持ち出して、一般の目に触れるようになったわけだが、こうやって公開されても「これは映画ではない」というのは、正に最大のギャグであり、皮肉であり、反骨精神だ。
 そもそも映画って何?と聞かれても、誰も明確に答えることはできない。
 フィルムで撮影するのが映画かといえば今やデジタル化してフィルムでの撮影が珍しくなっているし、映画館で公開しているのが映画かといえば、それも微妙だ。
 そうなると、作っている人が断言するしかないもかもしれない。
 そして、この映画はいくら「これは映画ではない」と言われても、何よりも映画として成り立っている。
 だけど、とりあえずイランの政府には「これは映画ではない」と言っておくことにする。
 しかし、「ペルシャ猫を誰も知らない」でもそうだが、芸術活動も命懸けだな。
 
 

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2012年11月 5日 (月)

「コンシェンス/裏切りの炎」

Fire_of_conscience 妻を殺され犯人を追う警部と本部の刑事。
 娼婦の殺害現場で知り合った二人は、捜査をしていくうちに仲間意識を感じていく。
 しかし、娼婦殺害事件が数日前に発生した警察官拳銃強奪事件と関連することが判明し、真相究明のために拳銃密売団を追って取引現場に踏み込んだものの、銃撃戦で多くの警官が死傷。
 どう考えても警察の情報が外部に漏れているらしい…。

 自分の中では香港映画=カンフー映画だったのだが、「男たちの挽歌」以降は銃撃戦満載の男汁あふれる映画というのも加わっている。
 この映画もどちらかといえば、そのカテゴリーに含まれるかもしれない。
 とにかく、銃撃戦は勿体ぶらずに手加減なし。
 人の多い道だろうが、店だろうが、人の迷惑顧みず撃ちまくりだ!
 それでいて男たちの葛藤がこれでもかと描かれている。
 出てくる男たちにはそれぞれ背負っているものがあり、それらは一見些細なものかもしれないが、人として捨てるわけにもいかないものがあり、それが人間臭さを出している。
 もちろん、ベタな展開は重々承知なのだが、それでもそういうのが無性に観たくなるし、この映画はそれを満たしてくれるのだ。
 でもやっぱり意外に面白かった「ビースト・ストーカー/証人」「密告・者」のダンテ・ラムだったから観にいっちゃったんだけどね。
 自分的にはすっかりご無沙汰のビビアン・スー(B85-W57-H85)が出演しているのだが、全く話題になっていない。
 ブラビで歌っていた時より今の方が大人の色気があって好きだな。
 
 

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2012年11月 4日 (日)

「終の信託」

Tsui 女性医師と重い喘息患者
 患者の願いから延命治療を止めた行動は殺人か否か?

 本人の希望で延命治療を止めた行動を殺人かどうかは、随分昔から議論が分かれるところで、それぞれの視点から考えると色々な意見があると思う。
 患者がそう望んでも、家族が納得できないし、一方では患者が望まなくても、治療費が増えていくし、看病で疲れた家族が望んでしまうかもしれない。 
 「それでもボクはやってない」で痴漢の冤罪について追求した周防正行監督が、この問題を追求している。
 う~ん、面白くない。
 いや、やりたいことはわかるのだけど、あまりにもゆっくりした展開で途中でへこたれてくる。
 ヒロインが殺人容疑で検察に尋問され出すと面白くなるのだが、そこまでが長い。
 結局、結論としては本人が望んでいることが法律的に証明できない場合は、患者がいかに辛くても延々と生かされるのが正解なのだろう。
 正直、今更ながらのテーマなので、新鮮さはなく、何か答えが出るかと思いきや、問題定義だけで、そりゃあ状況はよくわかったけど、それだけな感じだ。
 主演は周防監督の嫁・草刈民代。
 彼女は裸で濡れ場も披露しているが、全く必然性なし。
 どちらかというと自己満足の世界で、やっぱり脱いでナンボは園子温の嫁さんだけですよ。
 共演は役所広司、浅野忠信、大沢たかお。
 浅野のチャラ男っぷりは結構好きだな。
 だけど、あれだけポスターで大きく顔が出ているのに、出番は意外に少ない。
 周防監督には「Shall we ダンス?」みたいな感じの映画を再度作ってもらいたいなあ。
 とにかく大変後味の悪い映画なので、デートには向かないので注意!

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2012年11月 3日 (土)

「ルパン三世 東方見聞録 アナザーページ」

L23_2 毎度お馴染みTVスペシャルの第23弾。
 今回のルパンの狙いはマルコ・ポーロが記した「東方見聞録」から 抜けおちたとされる幻の1ページ=アナザーページ。
 そこには、マルコ・ポーロが獲得した宝の隠し場所のヒントが刻まれているという。
 しかし、ルパン以外にも謎の組織がそれを狙っていた。
 舞台はイタリア、中国、日本を舞台とし、アナザーページの謎を追うルパンと、日本で修行する石川五エ門の話が同時進行で進んでいき、最後には一つになっていく。
 毎度お馴染みの声に関しては、もうすっかり新しい声で良いと思う。
 むしろ、その中で完全に浮いてしまっている次元を次に何とかしないといけない。
 いや、マジで。
 毎度、言わせてもらうが声なんかそれなりに雰囲気を掴めば誰でもいいわけで、ジェームズ・ボンドが今でもショーン・コネリーがやってたら無理があるはず。
 それは声優だって同じだ。
 一番重要なのは話が面白いかどうかで、特に40年以上続くシリーズであり、サザエさんのような永遠のマンネリループ状態ではなく、登場人物の基本設定を生かしつつ、時事ネタを入れながら常に〈最新〉でありつづけるためには、声の問題はそれ程重要ではない。
 例えば007シリーズがいつまでもスペクターと戦っていたら、果たして息の長いシリーズになったかどうか。
 むしろ、ジェームズ・ボンドを記号化することにより、時事ネタ+少し未来のネタを入れていくことにより息の長いシリーズになっているはずだ。
 ルパン三世もそうあるべきなのだが、21世紀になって泥棒という設定がかなり難しくなっているのも確かで、そもそも何を盗むのか?
 銀行や現金輸送車を襲って金を奪う時代は遙か昔の時代で、今や頑張ればパソコンで何でもできてしまう時代だ。
 美術品や宝石を盗むというのも、何故?何のために?という疑問がついて回る。
 結局、不可能に挑戦するチャレンジャー精神だけになってしまう。
 実はこの動機付けがルパン三世の一番の難しいところなのである。
 さらにレギュラー5人の配置や動かせ方など、実はかなり難しい。
 これらの条件を満たし、常に〈最新〉でなければならない。
 今回の東方見聞録に隠された謎だったり、ルパンが殺人の容疑をかけられたり、ツカミはOKなのだが、残念なことにルパン三世という予定調和に頼りすぎてしまっているために、緊迫感であったり、動機付けが弱かったりして見ていて居心地が悪い。
 さらにキャラクターデザインがどっからみても名探偵コナンなので、ちょっと気を抜くと自分が何を見ているかわからなくなってしまう。
 これが映画だったら激しく文句を言いたいのだが、年に1回の無料のTVスペシャルなので、風呂入って飯を食べながら見ている分には全く問題がないのかもね。
 
 

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2012年11月 2日 (金)

「伏 鉄砲娘の捕物帳」

Fuse 祖父が死んで兄の住む江戸にやってきた猟銃使いの14歳の少女が、犬の面をつけた青年と出会い、少しずつ心を通わせていく。
 江戸では人と犬の血を引き悪事を働く“伏”と呼ばれる者たち人の生珠を食べるという事件が発生していた…。

 桜庭一樹の小説「伏 贋作・里見八犬伝」を基にしてアニメ化しているらしいが、自分は未読。
 ただ、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」は読んでいるし、NHKの人形劇も見ていたので、話はバッチリわかっているので、伏姫が人8人の子供を産んでいたというアレンジの仕方は面白いと思った。
 物語に出てくる江戸は、パラレルワールド的なところがあって、普通の時代劇で見慣れたものとは違っている。
 いわゆる架空の江戸だ。
 キャラクターデザインが昔懐かしいものがあった。
 そういえば、昔の東京ムービーってこんな感じのキャラクターデザインだったなあ。
 制作がトムス・エンターテイメントなので当たり前か(苦笑)
 アクションシーンも悪くない。
 声の出演は「けいおん!」の寿美菜子、「DEATH NOTE デスノート」の宮野真守、その他にも竹中直人や劇団ひとり等。
 監督は宮地昌幸。
 猟師の娘と“伏”が戦わなくてはいけない葛藤があるのかと思いきや、そういう話でもなかった。
 賛否両論に分かれると思うが、自分は嫌いじゃない。
 それこそ、つながったと思うよ(笑)
 
 

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2012年11月 1日 (木)

「009 RE:CYBORG」

Photo ♪赤いマフラー……って歌なのに白黒アニメだったし、カラーになっても「キャプテン・ハーロック」の後番組だったからテンション下がっていたりしたけど漫画はしっかり読んでた「サイボーグ009」
 正直、アニメは原作と全く似ていなかったので抵抗があった。
 やっぱり石ノ森先生の絵が動いてくれるのが悲願だった。
 ところが、平成版のTVシリーズで悲願達成。
 そうなると次は「宇宙戦艦ヤマト2199」みたいに新しくアレンジされたものが見たいと思ってしまう。
 「009 RE:CYBORG」は、今風のリアルなサイボーグ009で、自分は何が何でも原作原理主義ではないので、同人誌的な感じで楽しんでしまった。
 そんなわけ9人の感想をちょっとだけ。

 
 001 
 昨今の社会情勢からチャイルドシートを使っているのか思ったら、そんなことは全くなかった。
 ただ、セリフは聞き取りにくい。

 002
 漫画の方は鉄腕アトムみたいに足から噴射して飛んでいたが、今回は本格的に飛ぶ時は変形することになっており、ひょっとして004よりも兵器っぽい感じだ。

 003
 お色気要員として胸が大きくなったのは昨今のアニメ事情から当然なのだが、001の育児放棄をしている。

 004
 正に兵器人間だが、武器を使う際のデティールがやたらと細かくなっていた。

 005
 気合いを入れると顔や体に刺青っぽいのが出てくる。
 003の代わりに001のベビーシッターを務めている。

 006
 リアルな太った親父になり、経営している店が世界的チェーン店になっているのは、1978年版と同じ。

 007
 ギャグ要員だったが、渋い英国情報部員になっており、本当の意味で007になっていた。
 体の形が変わるというより、光学迷彩みたいに周りにとけ込む。
 あ~子供じゃなくて良かった。

 008
 考古学者になっている。
 深い海に潜れる設定は変わらないらしいが、それを生かす見せ場は全くなく、途中でしばらく出てこない。

 009
 3年ごとに記憶をリセットして有事が発生するまでは万年高校生。
 リセットする意味なんかあるのか?と思ったが、加速装置を使う場合、脳の処理能力も加速させなくてはいけないとなると、負担がかかるからだと思えば納得!

 監督が「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山健治のせいか、サイボーグ戦士で「攻殻機動隊」をやってます~みたいな感じだった。
 ギルモア博士なんか、まんま公安9課の荒巻だし。
 原作の要素をうまくアレンジしており、流れ星のシーンはひょっとして、あの名セリフが出るかと思った。
 「彼の声」については、正直ツッコミ所はあるのだが、そこに至るまでの話展開が、ハッタリの効いたハリウッド映画みたいで面白かった。
 加速装置を使った世界はもう少し凝った演出かと思ったが、意外に予想通りだったのが残念。
 逆に多くの場合、加速装置を使う側の目線で描くのだが、今回は客観的に加速装置を使った人からの視線が描かれており、核が爆発して被害が出るよりも早く加速装置で逃げるところが、少し笑えるのだが、逆に石ノ森先生の絵に近い表現方法だったので、妙な説得力があると思った。
 こういうのは楽しんだもの価値なので、9人の生き様を知ったりする同窓会的要素で観るのも楽しい。
 おそらく賛否両論に分かれると思うけど、これはこれで自分はありだと思うな。  
 

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