「人生、いろどり」
葉っぱビジネスと聞いて、大麻の販売でもしているのか?と思いきや、懐石料理についている食べれない、もしくは普通食べない飾り用の葉っぱのことだった。
四国の徳島県上勝町は過疎化が進み、若者の流出が止まらず、年寄りが半数近くを占めている。
そこに住む老婆が、“つまもの”と呼ばれる料理に彩りを添える葉っぱを自分たちで売ろうと奮闘する話だ。
実話を元にした映画化で、葉っぱビジネスは年商2億円の事業にまで成長して、町は活性化したらしい。
若い時はこの手の映画は絶対観なかったし、観てもバカにしていたと思う。
ところが、年とってくると、この手の話が他人事に思えず、ひしひしと伝わり考えさせられる。
この映画が面白いかどうか?と聞かれたら、普通としか答えようがないのだが、落ち着いて観ていられることも確かだ。
葉っぱビジネスは言われてみれば納得できてしまうのだが、なかなか発想はできない。
やっぱり最初に思いつく人がえらいんだろうな。
出演は吉行和子、富司純子、中尾ミエ。
この3人は若い時代を知っているので、ここまで年取ったかと思うと感無量だ。
監督は御法川修。
これからの時代、高齢者の映画は増えていくのだろうが、日本映画でも「グラン・トリノ」みたいな映画が出てくるのを希望!
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