「バイオハザード ダムネーション」
最初、観た時はこんな動きが気持ち悪いものが浸透するかと思っていた3DCGアニメだが、今やハリウッドではピクサーを中心にアニメ=3DCGアニメになってしまった。
当然、世界一のアニメ技術を誇る日本もすぐに追いつくだろうと思いきや、意外にうまくいかず、すっかり差がついてしまった感じだ。
確かに日本でも色々な3DCGアニメが作られているのだがイマイチなところがある。
その要因は色々あるのだが、最大の要因はいわゆる3DCG用のアニメ的動きとキャラクターの〈萌え〉の要素がうまく確立していないからだと思われる。
そして日本の3DCGアニメは映画よりもゲームにその有効性を発揮している。
「バイオハザード ダムネーション」は、人気ゲームソフト「バイオハザード」を元にしたフルCGアニメ映画の第2弾。
東スラブ共和国の内戦で、生物兵器「B.O.W.」が使用されているという情報を受けて、単独で潜入したアメリカ合衆国大統領直属のエージェントのレオンだが、アメリカは東スラブ共和国から手を引 くことに決定し、撤退命令が出る。
しかし、「B.O.W.」の脅威による犠牲者を出さないようにするため、レオンは単独で残り戦うことにする……てなわけで、同じ時期にミラが主演の実写版、それも2Dと3Dが公開されているため、チケット売場が混乱していた。
登場人物が軽口をたたきまくっているのがアメリカンな感じで笑える。
おそらくゲームの絵が動いているのが好きな人はOKだと思う。
自分はゲームをやっていないせいか、微妙だった。
妙に実写のようなリアルなところもあるのだが、ここまでだと実写でもいいんじゃね?と思ってしまう。
いや、それ以上にアニメ的なケレン味が欲しいわけで、それは実際の人間の動きとは違うアクロバティックな動きをするとは違い、デフォルメ的なものなんだけどね。
もちろん、自分がズレたことを言っていることはわかっているのだけど、「ファイナルファンタジー」の時より技術が上がっているのに、ゲームのアニメ化って何か違和感がある。
見所は女大統領とエイダ・ウォンのバトルアクションかな。
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