「推理作家ポー 最期の5日間」
何でも最初に始めたことはえらい。
そんなわけで、SFだとジュール・ヴェルヌやH・G・ウェルズ、当然、推理小説だとエドガー・アラン・ポーだ。
そんなわけで、中学時代にそれらの本を図書館で借りて読んだ。
「モルグ街の殺人」を読んだ時に、このトリックというかオチはどうよ?と思ったが、当時は斬新的だったのかな?と思い直したりした。
さて、この映画はエドガー・アラン・ポーの小説を模倣する猟奇殺人鬼との頭脳戦と、何故彼が40歳の若さで亡くなったか明らかになっていない謎を盛り込んだサスペンス・ミステリーだ。
ポーの小説の要素をうまく盛り込んでおり、彼の作品を読んでいると「ここであれが出てくるか?」という面白さはある。
だからといってロバート・ダウニーJr.の「シャーロック・ホームズ」のようなものを期待してはいけない。
そこまでの面白さはないからだ。
犯人も意外と言うより、ちょっと現実味がないというか無理目な感じだし、そこに至るまでに説得力が足りない感じもする。
結構いいところまで行っているのに惜しい。
主演はジョン・ キューザック。
監督はちょっと微妙な映画「Vフォー・ヴェンデッタ」のジェームズ・マクティーグ。
個人的には「モルグ街の殺人」のトリックネタがどこで出てくるかドキドキしていたのだけど…。
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