永遠のセックスシンボル!シルヴィア・クリステル
2012年10月17日、シルヴィア・クリステル死亡。
これはかなりショックというか、人によっては青春の何かが終わったような感じだろう。
エマニエル夫人死亡
ニュースのどの見出しも彼女の本名より映画の役柄の方が遥かに大きい。
ショーン・コネリーがもし亡くなっても「ジェームズ・ボンド死亡」とはならないだろう。
逆に彼女はエマニエル夫人しかないのである。
「エマニエル夫人」は配給したヘラルドが大入袋が出たと言われるくらいの大ヒットだった。
「8時だヨ全員集合」の前半のコントで、「エマニエル夫人」を観るとかいって喜んでいたら「いも煮える夫人」だったというオチがあったくらいだったので、おそらくソフトコアポルノとしてはかなり有名で、映画史の片隅に残っても良いくらいのポジションにはあると思う。
当然、主演のシルヴィア・クリステルは一躍有名となり、エマニエル夫人=シルヴィア・クリステルというポジションに定着し、当時の中高生の中ではエロの女王だった。
そして、エロビデオが普及する前で、テレビの規制が今より緩かった頃、年末年始の深夜はエマニエル夫人シリーズ連夜放送か、猿の惑星シリーズ一挙放送のどちらかが定番で、ビデオデッキがまだまだ未来のマシンだった当時、少年たちはリアルタイムで見るしかなかったのだ。
「エマニエル夫人」でスカッシュというスポーツを知った人達も多いはず。
ちなみにプリンス・マルコ・シリーズの日本での記念すべき1冊目が「SAS/セーシェル沖暗礁地帯」なのは、発売前に「さようならエマニエル夫人」が公開されて、ちょっとしたセーシェルのブームだったからとの話もあり。
ところが、その「エマニエル夫人」も今見ると、極めて普通のエロっぽい話で、今のエロがあふれている時代では、まるで実用性のないものだった。
さらに映画そのものが面白かどうかといえば、極めて退屈であることは否定しない。
そもそもシルヴィア・クリステルも美人だけど、今風な巨乳でないのも残念なところだ。
だけど、彼女は当時のセックスシンボルであり、お世話になった男子は数多いはず。
死亡を聞いた時、60歳という年齢が当たり前なのだが意外な感じがした。
何しろ自分の中の彼女はエマニエル夫人に出ていた当時のままだ。
まさか本当に「さようならエマニエル夫人」になってしまうとは…。
とにかく色々お世話になりました。
安らかにお眠り下さい。
ちなみにエロ映画以外でも彼女の映画は嫌いじゃなかった。
「エアポート’80」はアラン・ドロンと共演!
「0086笑いの番号」はやっぱりお色気要員だった。
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