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2012年9月25日 (火)

「きっと ここが帰る場所」

This_must_be_the_place 元人気ロックスターのシャイアンは現在引きこもりの生活をしている。
 ある日、30年以上会っていない父親が危篤との知らせが入る。
 しかし、飛行機嫌いのシャイアンが船で戻ったものの、臨終には間に合わなかった。
 そして、強制収容所を経験したユダヤ人の父が、当時ナチス親衛隊の一員だった男を探していたことを知ったシャイアンは父に代わってその男を探す旅に出る……。
 いわゆるロードムービーというやつで、旅をしているうちに色々なわだかまりが消えていくという話。
 ショーン・ペンがロックスター役で登場。
 普段でもヴィジュアル系のメイクをしているのが滑稽でもあり悲しいものがある。
 声がか細いのもどうよ?と思ったが、しばらく観ていると違和感がなくなってくる。
 これも演じているのがショーン・ペンだからか…と妙に納得させられてしまうところが彼の存在感か。
 最初は彼のどこが人気ロックスターなのかよくわからなかったが、話が進むにつれて徐々にわかってくる。
 父親と息子の関係が修復して終わりかと思いきや、ナチス親衛隊の男を捜す話展開は意外だった。
 いや、普通に考えたらそんな展開にならないって。
 だからこそ、面白かった。
 監督はパオロ・ソレンティーノ。
 トーキング・ヘッズの名曲「THIS MUST BE THE PLACE」が効果的に使われている。
 海外の映画って歌の使い方が上手いことを改めて実感!
 
 

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