「エージェント・マロリー」
「コロンビアーナ」を観ている時に、「あれ、主役の女の子って、もっと骨太な感じじゃなかったけ?」と思ったが、それは、自分が適当に予告編を見ていたので、「エージェント・マロリー」とごっちゃ混ぜにしていたからだ。
バロセロナの人質救出作戦に成功した女性スパイのマロリーにMI6の依頼で、新パートナーと組み謎の男を追跡するという仕事が舞い込んでくる。
しかし、それは罠だった……という話で、主演が女子総合格闘技界の人気スター、ジーナ・カラーノでフリーランスの女スパイが主人公となれば、派手なアクションを期待してしまう。
公開時期も「ボーン・レガシー」と同じなのに対抗馬的なものだと思ってしまうのだ。
ところが、監督がスティーブン・ソダーバーグなので、そんな映画を作るわけがない。
「オーシャンズ11」も出演者が豪華なので期待して観に行って、何か居心地の悪いものを感じた人もいるだろうが、正にそれである。
この映画も実に地味な展開で、派手なドンパチを求めていくと肩透かし。
ジーナ・カラーノは動きのキレはあるが映画的な面白さはあまりない。
出演者は、マイケル・ファスベンダー、ユアン・マクレガー、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラスとむやみやたらと豪華だが、これもソダーバーグの映画では当たり前。
結局、この映画はスティーブン・ソダーバーグの作るいつも通りの映画で、映画ファンの中ではお約束中のお約束の展開なのだ。
だから普通の人が派手なアクションを求めていったら御愁傷様としか言いようがない。
もちろん、わかっているんだけど、あえて言う。
つまらね~。
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