「グラッフリーター 刀牙(トキ)」
自分は斉藤由貴(B86-W59-H86)が好きだ。
それ故に出演映画は全部観ている。
声だけ出演の「ラッコ物語」だって観にいっている。
そんなかつては東宝の看板女優で、正月映画の顔だった彼女も、結婚してからは出産などもあって出演がめっきり少なくなってしまった。
それでも彼女の出ている映画があろうものなら時間を作って観にいくのだ。
この映画は、板垣恵介の「グラップラー刃牙」の熱狂的ファンの母と、彼女によって刃牙風英才教育を受けたダメ息子が、立ち退きを迫られた地元商店街を守るために立ち上がる下町人情ドタバタコメディ。
最初に斉藤由貴が若い時代の設定で出てくるのだが、メイクの加減でかつての若い時を再現しており、滅茶苦茶かわいい。
もうこれだけでもいいかな……いや実はこの映画、これだけしかないのだ。
とにかく話がつまらない。
「グラップラー刃牙」をベースにしているので、漫画を知っていないとわからないかもしれないが、知っていたところでニヤリと笑えるかというとそうでもない。
よく学生の自主映画で自分の好きな映画のパロディを入れて悦に入っている人がいるが、それに近いような感じだ。
たとえ、「刀牙」を知らなくても面白ければいいのだが、話があまりにも陳腐すぎる。
そもそも商店街の立ち退きも、相手側からの好条件を提示されており、それを感情的に勝負事に持ち込んでいるので説得力がない。
今更、下町=人情や人とのつながりじゃないでしょ。
監督は藤原健一。
共演は須藤凌汰、津田寛治、渡辺いっけい、ケン ドーコバヤシ。
でもこの映画の最大の売りはAKB48の北原里英(B78-W58-H83)が出演していることであることは間違いない。
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