2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「バイオハザードV:リトリビューション」 | トップページ | 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」 »

2012年9月17日 (月)

「籠の中の乙女」

Dogtooth エドモンド・ハミルトンのキャプテン・フューチャー・シリーズの主人公カーティス・ニュートンは、頭脳明晰&強靱な肉体、そして健全な精神の持ち主だ。
 誰とも接触しない月面基地で俗世間に接触せず、生きている脳とロボット、それにアンドロイドに育てられたから……という設定。
 子供の頃は納得して読んでいたのだけど、今考えると疑問が沸いてくる。
 俗世間と閉鎖された環境で育った子供ってどこか問題ありそうじゃない?
 この映画はそんな疑問に少しだけ答えてくれる。
 ギリシャ郊外でプール付きの豪邸に暮らすとある裕福な家庭。
 そこにいる3人の子どもたちは両親に大切に育てられ、生まれてから一度も外の世界に出たことがなかった。
 世の中の汚らわしきものの影響から守るため、両親は外の世界がいかに恐ろしいかを様々な形で信じ込ませていた。
 従順な子どもたちも清 潔で安全な家の中で不満を感じることなく成長していく子ども達だが、年頃になった長男の性欲を処理するために、父親が金で雇った女性を連れてきたことから、他の2人の姉妹に影響が出てきて、両親が懸命に守ってきた完全無菌の生活環境は崩壊しつあるのだった…。
 そもそも俗世間から子どもたちを隔離している時点でダメじゃない?
 年頃の少年の性欲処理は、親がどうこうするものではなく、ろくでもない同級生や先輩が教えてくれたり、エロ本やエロビデオをこっそり見るなりして自分で何とかするのが健全な青少年のあり方だ(きっぱり)
 ここらへんの異常さや妙な面白さがこの映画の肝であるのだが、ど~もこの監督の演出が自分と合わないせいか、イマイチ面白くなかった。
 あ、でも姉妹の意味不明な踊りは好きだよ。
 第62回カンヌ国際映画祭“ある視点部門”でグランプリを獲得したり、第83回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたりしているらしいので、これが面白いと言えないとダメだろうけど、自分には無理だった。
 監督はギリシャのヨルゴス・ランティモス。
 ギリシャの映画って、「007/ユア・アイズ・オンリー」しか観たことない……と思ったら、あれは舞台にしているだけだったね。
 いつものお約束すいません。
 
 

人気ブログランキングへ   

« 「バイオハザードV:リトリビューション」 | トップページ | 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「籠の中の乙女」:

« 「バイオハザードV:リトリビューション」 | トップページ | 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」 »