「未来警察 Future X-cops」
知っている人は知っていると思うが、タツノコプロはSFのデザインと設定がずばぬけている。
それらは真面目な話からギャグまで徹底している。
「未来警察ウラシマン」はシリアスとギャグのバランスをうまく取りながら、時間をテーマとしたSFとしてかなり良くできている。
また時代的に「ブレードランナー」を意識したと思えるネオトキオのデザインは斬新であり、その凄さは第2話でよくわかる。
放送時間が途中で変わったりして扱いは悪かったが、SFアニメとしての評価は高く今でも多くのファンがいる。
…とここまで引っ張って、実は「ウラシマン」と全く関係ないのがこの映画だ。
すいません、「ウラシマン」の話を書きたかっただけです。
で、一応、この映画も時間をテーマにしている。
2080年、石油に代わる新エネルギーを開発したマー博士が、石油企業が送り込んだ暗殺団の襲撃に遭うが、警察官ジーハオが阻止!
今度は2020年の過去に行って幼少時代の博士を殺害することにした暗殺団。
それを知った政府はジーハオをサイボーグに変身可能な肉体へと改造し、少年時代の博士を救うためタイムスリップをさせるのだった……。
時間テーマのSFが好きなので物凄く期待したが、過去と未来の辻褄や伏線がピタリと合うような痛快さはあまりなく、じゃあアクション満載かと言うと、確かにそうなのだがイマイチキレがない。
正直、残念な結果に。
主演は「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウ。
「ゴッド・ギャンブラー」のバリー・ウォン。
う~ん、やっぱり「ウラシマン」最高!…と思っている余裕があるのはダメだろうなあ。
良くも悪くも香港映画テイストなんだけどね。
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