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2012年8月28日 (火)

「UVERworld DOCUMENTARY THE SONG」

Uver 映画もそれなりに観るには知識がいるわけで、特に昨今はテレビ番組の映画化だったり、続編だったり、知っていることが前提である。
 映画のデジタル化は、フィルムを使わない分コストが安く、また映写の解像度が上がっているため、劇場は劇映画以外の上映ができることになった。
 例えば生中継のライヴ・ヴューイングがその最大の活用方法だろう。
 一方では、ドキュメンタリー映画が増えてきたような感じもする。
 フィルムだと湯水のように使えないが、デジタル撮影は文字通り湯水のようにメディアが使えるため、ドキュメンタリーにもってこいだ。
 そしてドキュメンタリーも昔ながらの社会問題提議型ではなく、娯楽的要素の強い作品も多くなってきた。
 特に「THIS IS IT」のヒットにより音楽系ドキュメンタリーが増えてきたような感じがする。
 そして、それらの映画は出演しているアーティストを知っていることを前提としている。
 固定ファンを掴むことは重要だからだ。
 だから当然その手の映画はファンをいかに多く動員するかが勝負となってくる。
 この映画はUVERworldの密着取材ドキュメンタリーだ。
 しかし、自分はUVERworldを知らない。
 そもそもUVERworldを何て読むのかもわからず、チケット売場でうやむやにしたくらいだ。
 そんな人間がファンを相手にしている映画を観にいくのが間違いであるのだが、たまたま時間があって、観ることができる映画がそれしかなかったから。
 それにドキュメンタリー映画が好きだから。
 UVERworldのライヴとその舞台裏、私生活を含めた密着ドキュメンタリーだ。
 実は駆け出しの頃は数人の客相手の時があったりして、実は苦労していたらしい。
 自分は今回初めて知ったのだが、ファンには当たり前で色々と泣かせる話が盛り沢山!
 ファンのための映画とはいえ、知らなくても観ればわかるようになっている。
 意外に面白い!
 ファンは間違いなく必見だが、そうでない人も観れば興味は出てくると思う。
 一方では、映画会社としては劇映画以外の新しいコンテンツ探しの真っ最中なんだろうなあ。

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