「ローマ法王の休日」
これはもう日本語のタイトル勝ちというか、タイトルだけの出オチ的な映画。
この日本語タイトルだけで、ローマ法王がこっそり抜け出して、新聞記者と知り合って、バイクの二人乗りしたり、アイスクリーム食べたりする……とまでは思わないけど、「新任演説の直前、新法王様が逃げだした!笑ってホロリ。人生に束の間の休息を」というチラシの文章から、ほのぼのコメディを期待してしまう。
もちろん、勝手に思い込んだ自分が悪いことは重々承知している。
だけど、話はコメディといえばコメディと言えるかもしれないが、全体的に重苦しい話で、笑えないしホロリともしない。
最後もちょっとドン引きしてしまい、全くスッキリしない。
完全に予告詐欺と言える。
いや、考え方によっては予告篇やらキャッチコピーを考えた人は無茶苦茶才能があると思う。
劇場は結構な人が入っていたけど、おそらくタイトルと予告に騙されて来ちゃった人が多いんじゃないかな。
上映中寝ている人もいたし、終わった後に納得できていない顔の人が多かったしね。
監督はのナンニ・モレッティは「親愛なる日記」「息子の部屋」を演出したらしいけど、全く観たことない。
むしろ今回が初めて監督作品を観ることになるのだけど、こんな調子ならもう観なくていいや。
一応、ローマ法王の選出方法がよくわかったことが救いか?
そういえば「エロイカより愛をこめて」でローマ法王ネタの話が面白かったなあ(遠い目)
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