「マダガスカル3」
故郷のニューヨークの動物園を目指してアフリカ大陸を離れたはずのアレックス、マーティ、メルマン、グロリアの 仲良し4人(4匹?)組だが、何故か今度はヨーロッパを舞台に、サーカスの立て直しに巻き込まれる…。
シリーズ第3弾。
「メリダとおそろしの森」がピクサー初の黒星アニメだったせいか、その相乗効果を差し引いても、大変面白い!
全編恐ろしい程テンポよく進んでいく。
何よりも3Dの面白さを目一杯生かしており、昨今の悪い流行である奥行きの3Dでなく、飛び出す3Dであることは評価したい。
ギャグやアクションのテンポが良く、最後まで一気にダレずに観ることができる。
それは「メリダ」の時に落ち着きがなかった子供たちが、この映画だと大人しく、時には笑っていることからもわかるだろう。
今回、4匹を執拗に追いかける動物管理局のデュボア警部が、動物より動物みたいな動きが奇怪で面白く、彼女の出てくるアクションパートはかなりの迫力と不気味さで、是非とも彼女のスピンオフを作ってもらいたい。
トラがどう考えても自分の体より遙かに小さいリングを通り抜ける芸がナンセンスにあふれており、おそらくこの映画の中ではかなりハイセンスな笑いだと思う。
やたらと登場人物(動物?)が多いのに、きちんと整理され、それぞれの見せ場を作っているのも良い。
日本語吹替は、これまでと同じ4匹は玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子(B84-W56-H89)で、本職の声優でないタレントの起用を嫌う人もいるかもしれないが、彼らに関しては問題なし。
特に柳沢慎吾は、実際の原語セリフがどうなっているかどうかではなく、広川太一郎のような独自の面白さを出しており、もうこれはこれで確立しているのでありだと思う。
実質、シリーズ完結編っぽいが、できれば違う形で新作希望。
上映が終わった後に、子供たちが「アフロ、サーカス」と歌っているのが微笑ましい。
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» 映画「マダガスカル3」3D吹替え版 [ITニュース、ほか何でもあり。by KGR]
2012/8/8、109シネマズ木場。
3D吹替え版。
ここの3Dは、MasterImage。
3D料金はメガネ持参割引なしの各種割引適用料金+400円。
メガネが変わっていました。
(関連記事:MasterImage3Dメガネ@109シネマズ木場)
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シリーズ第3弾。
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