「ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇-」
1956年に起こった、マンチェスター・ユナイテッドのチャーター機の航空事故の映画化。
といっても事件究明をするわけではなく、この事故で主力選手を亡くしたサッカーの世界的名門クラブであるイングランドのマンチェスター・ユナイテッドが、クラブ閉鎖の危機から奇跡の復活を遂げるまでを描いている。
自分はとりたててサッカーファンではないので、マンUに対しての思い入れもないのだが、歴史物の映画は好きなので、真実の事件を元にどう描くかが興味があった。
よく事故に遭うと「日常生活には支障はない」と言われる時があるが、スポーツ選手の場合、試合に出て活躍することが「日常」なので、相手によっては無責任な発言になるのかもしれない。
この映画に出てくる選手も怪我で再起不能の選手もいたので、それが見ていて痛々しい。
しかし、命あってナンボのものと考えればまた別なのかもしれない。
仕方ないとはいえ、このような悲劇は後で考えれば色々な要素があり、偶然的でありだからこそ運命だとしかいいようがない。
映画は淡々と進んでいくが、逆に史実がわかっているので、事故が発生するまでは怖いものを感じた。
一方では、今までのスポーツものとは違い、選手調達から始まるチーム再生がいかに大変かがひしひしと伝わってくる。
出演はデヴィッド・テナント、ジャック・オコンネル、ダグレイ・スコット。
監督はジェームズ・ストロング。
調べたらイギリスではテレビ放送らしい。
びっちり史実を予習していくと、もっと面白いが、サッカーファンは必見かも。
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