「LOVE まさお君が行く!」
テレビ番組の映画化と言えば、ドラマかアニメなのだが、それ以外のジャンルの映画化も当然あるわけで、古くは「未来日記」の映画化なんかがそうだ。
さらに映画のデジタル化によって、高いフィルム撮影でなくなっているので、何でも気楽にサクサク撮れてしまう。
だから、バラエティ番組の映画化だってありだ。
この映画はテレビ東京の動物バラエティ番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナーを元に映画化している。
といっても、さすがにそのまんま映画にするだけでは集客も見込めないので、出演者も豪華にしている。
松本秀樹が本人の役で出るわけでもなく、彼を香取慎吾が演じている。
その時点でテレビと違う別の物になっている。
う~ん、大変つまらない。
正直、映画にする内容でもない。
滑稽な(と思われる)動きとかに、間抜けな効果音をつけるって、どんだけ昔のセンスなんだよ?
もちろん、スタッフは面白いと思っているだろうし、こういうこと言われたらあえてやってみたというに違いない。
それはそれでいいんだけど、寒くなるだけで、全く効果的とは思えない。
話も笑わせようと思っているであろう箇所は笑えないし、泣かせようと思っているであろう箇所が全く泣けない。
いや違う意味で情けなくて涙が出てくる。
この映画の企画が通してしまった人って凄いよなあ。
相当なやり手だよ。
さらに言えば、こんな映画を作って公開しているようだから、日本の景気はまだまだ大丈夫でしょ。
共演は広末涼子(B81-W59-H85)、成海璃子(B79-W60-H87)、光石研。
世間的に広末はポケベルのCMに出ていた頃が一番人気だろうけど、自分的には今が一番良いと思う。
一時期はブクブク太っていた成海が。比較的元に戻りつつあって良かった。
監督が大谷健太郎なのに驚いた。
「アベックモンパリ」で注目され、「NANA」で全国映画デビューなのに、どうして?
この映画がOKなら「くいしん坊!万歳」の劇場版ができても不思議じゃないかに。
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