「さらば復讐の狼たちよ」
日本のタイトルだけ聞くと、「男たちの挽歌」みたいな感じの話かと思っていた。
だって、チョウ・ユンファが出てるし。
しかし、そんな香港ノワールとは全く関係ない話だった。
列車を襲ったギャングの頭が、県知事の職に就けばもうかると聞き、知事のふりをしてとある街にやってくる。
そこは麻薬や人身売買に手を染めた男の支配下にあった…。
いや、確かに復讐の連鎖反応で話が転がっていくのだが、どちらかというといかに相手を出し抜くかというのが焦点になっている。
ハードボイルドな展開ではなく、どちらかといえばコメディ的要素の方が強いような感じで、県知事が実はギャングであるため、その行動が規格外で、実は意外にも住民のためになっているというのが痛快!
おそらく、ここらへんが風刺的要素があるので、中国では大ヒットしたという話は納得できてしまう。
監督は「鬼が来た!」「陽もまた昇る」のチアン・ウェンで主演も演じている。
チョウ・ユンファは悪役なのだが、思った以上にハマリ役だった。
「ドラゴンボール」の実写版はやっぱり黒歴史っつうことで。
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わたしも男臭ーいノワールかと思いましたが、コミカルでなかなか楽しかったです。
投稿: 風子 | 2012年7月31日 (火) 12時02分