「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ」
劇場版15周年記念作品。
あの頃、子供だった人も今やすっかり大人になっているだろう。
思い返せば、1作目が公開された頃は、シネコンが普及する前だったので、夕方まで満席で立ち見が出ている異常な盛り上がりだった。
そうこうしているうちにテレビのポケモン事件があり、存続が危ぶまれたが、今は極めて普通に続いており、世代も変わりつつあり、夏の東宝の稼ぎ頭となっている。
今回ものうのうと気楽に開演15分前に行ったら全席完売だったのには驚いた。
おそらく劇場にDSを持って行けば、新しいポケモンをゲットできるからというのが大きな理由だと思うが、それも動員の工夫の一つだと考えたい。
自分はTVシリーズは見ていなくて、年1回劇場版を観るだけなので、いつのまにか最初から旅をしているのがサトシだけで、周りの仲間が入れ替わっていたことは映画で初めて知ったような状態だ。
今回はケルディオという幻のポケモンが中心となって話が進んでいく。
サトシとピカチュウが出てくるのは随分後だ。
毎回幻のとか伝説のとか言われるポケモンが出てくるのは、すっかりお約束やね。
しかし、劇場版15周年記念作品という割には、大変地味でつまらない。
妙に小さくまとまった話で、15周年記念というくらいなので、もっと派手な展開で、かつての登場人物も出てくるかと思いきや、そうでもなく、それどころか、ロケット団の空気っぷりに拍車がかかっている。
所詮、子ども用のアニメ映画だと言われたらそれまでなのだが、昔は時々、大人が観ても面白い話があったので、子ども用=つまらなくてもよいではないのだ。
出演はレギュラーはいつも通りだが、ゲスト声優は高橋克実、中川翔子(B84-W58-H84)、山寺宏一。
高橋克美はちょっとイマイチだったのが残念!
来年も新作ができるそうで、できればもっと頑張ってほしい。
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