「君への誓い」
「ドカベン」を例に出すまでもなく、記憶喪失は映画、ドラマ、漫画では定番ネタで、話に困ったら不治の病か記憶喪失、もしくは誰か死ぬのが一番盛り上がる。
自分は実際に記憶喪失の人に会ったことがある。
その人は崖から落ちて、約2年分の過去の記憶がなくなっえしまった。
幸いなことに2年位だと何とかやっていけるのだが、唯一ダメだったのはパソコンで、その人は技術職でパソコンを使う仕事なのに、2年分の記憶が欠落しているため、あまりにも進化の速いパソコン技術についていけなかったのだ。
とりあえず、試行錯誤で何とかしようとしているが、大変辛そうだった。
そんなわけで、この映画の男女も他人事でとは思えない。
この映画は、新婚カップルがいきなり事故ってしまい。一命は取り留めたものの、妻が旦那と出会って以降の記憶を失ってしまう…という話で、なんと実話を元にしているれらしい。
この手の話は、記憶が戻ってめでたしめでたしというパターンが定番なのだが、さすがにハリウッド映画でそんな脚本持ってきたら、速攻ボツだろうと思ったら、当然、工夫をしていた。
記憶を取り戻そうとするのではなく、旦那が2人の出会いからやり直し、再び彼女の愛を取り戻そうと奮闘する話が中心となっている。
実は彼女は彼と会う前は、全く違う生活をしているため、彼と恋に落ちなければ全く違う人生を歩んでいた。
さらには彼と愛し合うようになり、別れた婚約者もいたのだが、事故の後は元婚約者と別れた記憶さえもない。
人生のやり直しは誰しも考えるが、苦労してやっと成功したものを、やり直しは厳しいものがある。
また厄介なことに、彼女が両親と色々あって家を出てきているので、彼は出会う前の状況がわからないところもあり、それが次々に明るみになってくる。
実はこれも映画のちょっとしたサスペンス感を出しているわけやね。
彼女の記憶が戻るか、再び愛を勝ち得るか、恋愛物なのに妙な緊張感があって最後まで目が離せない。
自分の場合は、記憶喪失の知人がいるので、興味津々だ。
最後は実話を元にしているせいか、妙に説得力があり、これはこれでありだと思った。
出演はレイチェル・マクアダムスとチャニング・テイタム。
監督はマイケル・スーシー。
残念ながら、同じ時期に「一枚のめぐり逢い」とか同じような映画が公開しているので、ちょっと記憶が混乱しそう。
参加してます。よろしくで~す
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「君への誓い」★★★☆
レイチェル・マクアダムス、チャニング・テイタム、
サム・ニール、ジェシカ・ラング出演
マイケル・サシー監督、
104分、2012年6月1日公開
2012,アメリカ,ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(原題/原作:The Vow )
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