「虹色ほたる ~永遠の夏休み~」
夏休みに入り、小学校6年生のユウタは一人でダムのそばの山里に昆虫採集にやって来たが、突然の豪雨で足を滑らせ意識を失い、目を覚ますとダムになる前の1977年の村にタイムスリップしていた。
いきなり現れたユウタに何の疑問も抱かず従兄弟として迎え入れてくれる小さな女の子のさえ子とお婆ちゃん。
そして目の前に現れた不思議な老人に、2週間から1ヶ月はこの時代にいるように言われる。
かくして、忘れることのできない夏休みが始まるのだった…。
どうしても同じ時期に公開された「ももへの手紙」と比べてしまうのだが、自分は断然こっちの方が好きだ。
いや、確かに「ももへの手紙」も良かったけれど、話的に大人しすぎるというか当たり障りがないという感じで、観ていてぐっとくるものがなく、クライマックスの微妙に整合性が取れないことが好きではなかった。
それに対して、この映画はおっさんホイホイ的な要素がツボであり、また時間をテーマにしているため、伏線回収をする面白さがある。
まあ、あえて欠点を上げるなら誰でも指摘する通り、やりすぎなくらいのキャラクターデザインであり、「空手バカ一代」くらい萌えの要素一滴もなし。
もし、キャラクターデザインが「ももへの手紙」だったら、この映画もまた違った評価になるに違いない。
意外にも二転三転する話展開もOK!
監督は「ONE PIECE ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険」の宇田鋼之介。
正直、ベタだし、やりすぎなところもあるのだけど、年取ってくると染みるんだよね。
参加してます。よろしくで~す
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