2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」 | トップページ | 「アーティスト」 »

2012年6月21日 (木)

「スノーホワイト」

Snow_white_and_the_huntsman_2 ディズニーのアニメ映画の例を出すまでもなく、「白雪姫」の映画は意外に多い。
 2012年も「スノーホワイト」と「白雪姫と鏡の女王」が公開され、まるで一時期の日本映画のはやぶさ映画ラッシュのような状態でややこしい。
 そもそも何故同じような企画が乱立しているのかよくわからない。
 それも何故、白雪姫?
 誰もが知っている話を映画化するのだから、当然色々アレンジが必要だ。
 そんなわけで、「スノーホワイト」は戦術とサバイバル術を身に付 けたスノーホワイト(白雪姫)が継母と死闘を展開する…という話で、あれ、これってどこかで聞いた話だなと思ったら「アリス・イン・ワンダーランド」と同じではないか。
 まあこの手の話ってアレンジすると、アクション物かホラー、もしくは3Dになってしまうから仕方ないか。
 この映画も基本をもとに新しい要素を盛り込んだり、VFXを駆使して視覚的に訴えたりしている。
 当然、誰もが知っている話だと誰が何を演じるかが気になるところで、スノーホワイトを演じるのが「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート、継母役に「ヤング≒アダルト」で痛い役を演じていた シャーリーズ・セロン。
 しかし、どう考えてもシャーリーズ・セロンの方が年取っているとはいえ、美人に見えるので、もし自分が魔法の鏡だったら「世界で一番美しいのはあなたです」と言い切ってしまう。
 そう考えると1997年版の「スノーホワイト」のシガニー・ウィーヴァーの方が継母役に向いているかもしれない。
 「白雪姫」といえば当然、王子様のキスで目覚めるのが有名だが、この映画にはそもそも王子様が存在せず、それに代わって妻を亡くしている猟師と、スノーホワイトの幼馴染みの青年が出てきて、どちらと結ばれるかみたいなフラグが立っているのだが、残念なことに中途半端で設定をうまく生かしきれていないのだ。
 まだむしろ、継母が何故、スノーホワイト抹殺をしたいかが実は過去にその要因があるのは面白い。
 魔法の鏡が実は自作自演だと解釈すると奥が深いものに。
 さらにはスノーホワイトの存在意味もそれなりに説得力があるのだが、シシ神様が出てくるのは、ちょっと日本人には失笑物かも。
 トロールって後で仲間になって一緒に戦ってくれるかと思ったら出オチかよ。
 全体的には色々盛り込んでいる割には中途半端で、一本通ったものが感じられないのが残念。
 監督はCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。
 おそらく、アメリカでは一番人気の若手女優クリステン・スチュワートが出演しているアイドル映画なんだろうと思うと納得できてしまう。
 とりあえず、秋に公開される「白雪姫と鏡の女王」を観て比較するのが楽しみの一つかな。
 結局、女性は若さと見た目が大切というテーマなのかな(泣)

  参加してます。よろしくで~す

人気ブログランキングへ   

« 「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」 | トップページ | 「アーティスト」 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「スノーホワイト」:

» スノーホワイト/Snow White and the Huntsman [LOVE Cinemas 調布]
有名なグリム童話の「白雪姫」をアレンジし、白雪姫vs女王の戦いの物語として映画化。主人公スノーホワイトを『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワート、女王には『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロンが演じている。スノーホワイトを助けるエリックに『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。監督はCMディレクターとして活躍してきたルパート・サンダーズ。... [続きを読む]

» 映画『スノーホワイト』観てきたよ~~ [よくばりアンテナ]
Do you know the story of snow-white? She is a very beutiful princess. But her mother does not like her. Her mother is the Queen. She is a very bad woman.   って、小学校の時にスピーチコン... [続きを読む]

» スノーホワイト [だらだら無気力ブログ!]
まさかの「もののけ姫」。 [続きを読む]

» 映画「スノーホワイト」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「スノーホワイト」観に行ってきました。 グリム童話の名作「白雪姫」をベースにしつつ、中世騎士道物語的な冒険ファンタジーとアクション要素を取り入れ大幅にアレンジされたアドベンチャー作品。 主人公のスノーホワイト(白雪姫)にクリステン・スチュワート、悪玉の女王役にシャーリーズ・セロンを迎え、その他の... [続きを読む]

» 映画「スノーホワイト」誰もが知る物語を現代の視覚効果で見せてくれる [soramove]
「スノーホワイト」★★★☆ クリステン・スチュアート、クリス・ヘムズワース シャーリーズ・セロン、サム・クラフリン出演 ルパート・サンダース監督、 127分、2012年6月15日公開 2011,アメリカ,東宝東和 (原題/原作:Snow White and the Huntsman ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「誰... [続きを読む]

» 『スノーホワイト』(2012) [【徒然なるままに・・・】]
今年は「グリム童話誕生200周年」なんだそうですが、これまでのイメージとはかなり違った「白雪姫」物語となったのがこの作品です。王子様に助けられる受身のヒロインではなく、自らの運命を自ら切り開くという新しい「白雪姫」像を作り上げています。 ヒロインのスノーホワイト役にクリスティン・スチュワート、継母ラヴェンナ女王にはシャーリーズ・セロン、売り出し中のアイドル女優と実力派美人女優との共演になりました。 姫を護ることになるハンターのエリックにクリス・ヘムズワース、姫に仕える公爵の息子ウィリアムにサ... [続きを読む]

» 【映画】スノーホワイト [映画鑑賞&洋ドラマ スマートフォン 気まぐれSEのヘタレ日記]
JUGEMテーマ:洋画nbsp;わかる人にはわかると思いますが、 スノーホワイト = 白雪姫この映画は白雪姫なんですが、とてもダークディズニーと世の中に出回っている白雪姫のイメージのまま見ると痛い目みます。宣伝見てから、行った人は大丈夫とは思いますが…。出演者がとても豪華!クリステン・スティワート(トワイライトのベラ)シャーリズ・セロン(世界一セクシーな女性にも選ばれた モンスターでアカデミー主演女優賞も受賞)クリス・ヘムズワース(マイティ・ソーのソー)ってこともあり、見てきました■ あら... [続きを読む]

» 美しさは権力なのか 『スノーホワイト』 [映画部族 a tribe called movie]
監督:ルパート・サンダーズ出演:クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロンアメリカ映画 2012年 ・・・・・・5点 [続きを読む]

» スノーホワイト 自然に逆らうものと、自然と共生するものの闘い [労組書記長社労士のブログ]
【=27 -2-】 今年の父の日は何事もなく終わった・・・( ̄ω ̄;)エートォ... 白雪姫ってディズニーのアニメとその絵本でしか知らないが、もともとグリム童話なんだから、ディズニーでのお話しと違ってかなり残酷なお話しなんだろうとは思っていた、だからこの映画は、そうとう怖...... [続きを読む]

» スノーホワイト [映画 K'z films 2]
Data 原題 SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN 監督 ルパート・サンダーズ 出演 クリステン・スチュワート  シャーリーズ・セロン  クリス・ヘムズワース  サム・クラフリン  イアン・マクシェーン 公開 2012年 6月... [続きを読む]

» 「スノーホワイト」感想 [流浪の狂人ブログ ~旅路より~]
 グリム童話の中でも特に人気の高い物語「白雪姫」を、「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフが大胆にアレンジ。「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワート主演、邪悪な女王役に「モンスター」のシャーリーズ・セロンを起用した、エピック・ファンタジー・アドベンチャー。  ... [続きを読む]

« 「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」 | トップページ | 「アーティスト」 »