「ミッシング ID」
誘拐 被害児童一覧サイトの中に自分の子ども時代の写真を発見してしまったら…。
あの予告編から「チェンジリング」の子供視点の話かと思いきや、そんな深刻な話ではなかった。
主人公のネイサンはスポーツ万能の高校生で、両親は厳しく、彼に護身術を含む武術を叩き込んでいた。
ある日、授業の課題のため、近所の幼なじみカレンと調べものをしていたら、誘拐されたまま消息を断った子供の情報サイトに自分の写真を発見!
じゃあ、今の両親って誰?
しかし、真実が語られる前に2人組の男がやってきて、両親(と思っていた男女)を殺害、たまたま居合わせたカレンと共に逃げることになるが、やがてCIAも彼らを追跡してくる。
ところが、両親の護身術を含む教えによるものか、潜在的な戦闘能力を発揮し、追っ手を巻いて、刺客を返り討ちにしてしまう。
そして、自分の出生の秘密に徐々に近づいていく……って、どんだけ中二病全開の話なんだよ?(笑)
今日日、そんなベタな話、少年漫画やラノベでもないっちゅうの。
ところが、これが予想以上に面白く、不本意ながら認めざるおえない。
無茶苦茶ツッコミ所満載で、主人公の友達に偽ID作りが得意な高校生がいたり、主人公をおびきよせる計画が物凄く確率が低く長期スパンのものだったり、御都合主義丸出し。
しかし、映画の勢いがあってテンポがいいので、それ程気にならない。
一応、ツッこまれそうなところは、申し訳程度に理由付けはしているで良しとする。
高校生版ジェイソン・ボーンは近からず遠からずって感じかな。
主演は「トワイライト」シリーズで、いつも裸になっているイメージが強いテイラー・ロートナー。
一応、今回も裸になって期待を裏切らない。
こんな中学生の妄想みたいな話なのにシガーニー・ウィーヴァーが出演しているので、もっともらしく見えてしまうから不思議だ。
監督はジョン・シングルトン。
とにかく理屈抜きというより、理屈を考えなければ滅茶苦茶面白いので必見!
参加してます。よろしくで~す
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「ミッシングID」★★★
テイラー・ロートナー、リリー・コリンズ、
シガニー・ウィーヴァー出演
ジョン・シングルトン監督、
106分、2012年6月1日公開
2011,アメリカ,ギャガ
(原題/原作:Abduction )
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