「キラー・エリート」
殺し屋をやめたダニーだったが、かつての相棒であるハンターが、オマーン首長の息子を殺した男たちへの報復に失敗し、捕えられたことを知る。
ハンター解放と引き換えにその仕事を引き継いだダニーだったが、相手はSASの精鋭たちだった……。
ちなみにSASとはイギリス陸軍特殊部隊のことであり、スカンジナビア航空のことでもなければ、プリンス・マルコのことでもない。
殺し屋対SASという図式で、主演がブルース・ウィリスの後継者というべき、アクションのできるハゲであるジェイソン・ステイサム、共演が「ヒート」のロバート・デ・ニーロ、「シューテム・アップ」のクライヴ・オーウェンとなれば、派手なアクションを期待してしまう。
ところが、いわゆる見せるためのアクションは控えめで、どちらかといえばリアリティのあるアクションに徹している。
基本がSASの精鋭を事故に見せかけて殺すことなので、TVシリーズの「スパイ大作戦」を思わせるものがあり、サスペンス色が強い。
時代設定が、1980年代なので携帯電話やPCが出てこない。
逆にそこが今観ると新鮮なものを感じる。
連絡手段は公衆電話だり、携帯電話の代わりに無線を使っているが、そんな時代だったよなあ。
動画の撮影もビデオカメラではなく、8ミリカメラだ。
時代設定的にビデオはもう発売しているはずなのだが、当時はカメラ部とレコーダー部が分かれているセパレート式なので、持ち運びを考えると8ミリカメラで正解なのかもしれない。
主演のジェイソン・ステイサムは相変わらず無双状態なのだが、一番美味しいところはデ・ニーロが持っていっている。
かっこよく見えてしまう役柄であり、かっこいい動きをしているのだ。
一応、ヒロインも出ているのは全編男臭さが充満しており、そこがこの映画の魅力だったりする。
監督はゲイリー・マッケンドリー。
「裏切りのサーカス」よりは遥かにわかりやすくていいかも。
多くの人が指摘しているが、サム・ペキンパーの映画のリメイクではないので念のため。
参加してます。よろしくで~す
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