「ザ・マペッツ」
1981年にアメリカの大人気番組「マペットショー」がいよいよ日本でも放送されることになって、「ロードショー」や「スクリーン」で話題になっていた。
当時、外国映画と外国テレビドラマが大好きだった自分は、とりあえず見ていたのだが、正直、何がどう面白いかさっぱりわからず、よくわからないけど、世界一の最強国家は、こんな人形劇がバカ受けであることが不思議でならなかった。
物好きな自分でさえこんな状態なのだから、一般の人は見るわけもない。
そもそも時間帯が悪くて、裏が現在まで続く日本最強のアニメ「サザエさん」であることを考えるとかなり無謀だと言える。
だけど、アメリカでは映画もできているし、キャラクターグッズも売れているそうで、これはもう文化の違いなのでどうすることもできない。
この映画は、引退した人気マペットたちが、マペット・スタジオ”の危機を救うために集結!
募金を募るショーを開催しようとするが…という話で、基本ミュージカルで、時々ゆる~いギャグが入ってくる。
文化の違いと言えばそれまでだけど、知っていることが前提。
知らないと何がなんだかわからない。
いや知らなくても雰囲気的にわかるのだけど、知っている方が楽しいに決まっている。
有名なテレビ番組を見ていて、生活にどっぷり浸透していないと、伝わらない。
というか、この映画を公開に踏み切ったのは凄いと思う。
普通は劇場未公開で、DVDスルーでしょ。
だけど、人形の動きは昔と同じで、それ程でもないのに生き生きしているのは相変わらず。
正直、昔も面白いとは思わなかったけど、人形の動きには独自のものがあって、そこだけは凄いなと思っていたが、今回もそこだけは変わらない。
マペットが成長しないという設定が「劇画オバQ」に通じるものを感じた。
マペット以外の出演はジェイソン・シーゲルとエイミー・アダムス。
エイミー・アダムスはかわいいと思っていたけど、この映画の劣化ぶりは異常。
その他、カメオも含んだ一流の役者が何気ないところに出演している。
その中でも一番笑えるのはジャック・ブラックだな。
監督はジェームズ・ボビン…って誰?と思ったら、この映画が監督1本目らしい。
面白いとかどうかは人それぞれだけど、日本以外の国の文化的違いを把握するのには貴重かも。
参加してます。よろしくで~す
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