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2012年5月 3日 (木)

「青い塩」

Aoisio 料理教室で同じ班になった中年男と若い女性。
 中年男性は伝説のヤクザで、今は足を洗い故郷でレストランを開いて穏やかに過ごしたいと考えていた。
 一方、若い女性は、かつては優秀なライフル競技の選手だったが、ある事件をきっかけに闇組織の便利屋となり、中年男を見張る仕事をしていた。
 お互いを知ることにより少しずつ距離が近づいていく二人だったが、若い女性に中年男を殺すよう命令が来てしまう……。

 確かに唐揚を食べる時に抹茶の入った緑の塩がるくらいだから、青い塩があっても不思議ではない。
 赤い塩もあるし(←映画の見方が的外れ?)
 見所は果たして若い女性が中年男を命令通り殺してしまうかどうかで、その緊張感が全編漂っている。
 一方では、妙に乾いた感じで淡々としており、韓国映画にありがちなベタな展開になっていないのが良い。
 しかし、何よりも演じているソン・ガンホとシン・セギョンの組み合わせが良く、特にソン・ガンホの存在感は大きい。
 イケメン俳優が目立つ韓国男優の中で、絶対的なイケメンではないのだが、妙な魅力がある。
 この映画も、どう考えても伝説のヤクザに見えないところに、意外性がとリアルさがある。
 中年男と若い女の恋愛未満の関係と、殺す殺されるの関係のバランスも面白く、確かに甘ったるいところが物足りない人もいるかもしれないが、手加減を知らない韓国映画なので、これくらいが一番適当かも。
 塩で始まって塩で終わる話展開が面白い。
 監督は「イルマーレ」のイ・ヒョンスン。
 日本語タイトルはもっとウケ狙いで「塩田に死す」でも良かったかも。
 というか、塩田は美しく、見所の一つでもあるので。
 

  参加してます。よろしくで~す

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サザエを取りに海に潜るおばちゃんには笑った。 [続きを読む]

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