「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
30代独身。
開業したケーキ店がつぶれ、恋人にも捨てられ、不幸の連続のアニー。
そんな時に、親友のリリアンが結婚することになり、ブライズメイドのまとめ役であるメイド・オブ・オナーを頼まれる。
しかし、紹介された他の4人のブライズメイドたちは、いずれ劣らぬ個性派揃いで、特にその中の1人であうヘレンとは事あるごとに衝突する。
果たして、アニーはまとめ役を無事成し遂げることができるのか?
ここ最近、ブライズメイド(花嫁介添人)ネタの映画が多いような感じがするのだが、おそらく日本では馴染みがないだけでアメリカでは極めて普通のことであり、あえて説明するまでもなくネタとして成り立つものなのかもしれない。
自分は「27のドレス」で初めてその存在を知ったボンクラで、プロム同様、日本にはない風習で良かったと思っている。
「ヤング≒アダルト」の主人公もたいがい痛かったが、この映画の主人公もとことん痛い。
やることなすこと全て裏目に出ているし、本人も自覚はあるものの認めたくないところもあるので、精神的に厳しいものがある。
だけど、大なり小なり誰にでもこういうことはあるもので、痛く感じるのは、誰もがわかっているけどあえて隠しているものをほじくりかえされるからかもしれない。
女性の場合、特に結婚は全てが変わってしまう、良くも悪くもリセットでもある。
この映画の主人公が何もかもうまくいってないのに、親友が結婚により変わってしまうのに、妬みと焦りが出てくるのは当然である。
ただ、これも30代だからであり、それを越えて40代になるともっと厳しいものがあるのだけどね。
主演のはクリステン・ウィグは脚本も担当しており、「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクしたコメディエンヌらしい。
日本で言うと山田邦子みたいなもの?
監督はポール・フェイグ。
女性向けのコメディかと思いきや、意外にきっついお下劣ネタもあったりするので、ほんわかしたい人は要注意。
「ハング・オーバー」とセットで観ると楽しいかも。
ちなみに、この映画で一番泣けるのはウィルソンとの別れのところかな。
参加してます。よろしくで~す
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第84回アカデミー賞脚本賞にノミネートされたコメディードラマ。親友の花嫁介添人を務めることになった主人公が引き起こす大騒動を描いている。主演と脚本を『宇宙人ポール』のクリステン・ウィグ。共演に『お家をさがそう』のマーヤ・ルドルフ、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のローズ・バーン、メリッサ・マッカーシーらが出演している。監督はポール・フェイグ。... [続きを読む]
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ウェンディ・マクレンドン=コービー、エミリー・ケンパー、
メリッサ・マッカーシー、クリス・オダウド出演
ポール・フェイグ監督、
125分、2012年4月28日公開
2011,アメリカ,東京テアトル
(原題/原作:Bridesmaids )
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