「アポロ18」
予算削減を理由に17号で終わったアポロ計画。
しかし、実は極秘に18号があった。
この映画は公式には存在していない「アポロ18号」の乗組員の壮絶な体験を記録した映像が発見され、それを構築して作られている……って、まあいわゆるフェイクドキュメンタリーなんだけどね。
フェイクドキュメンタリーはいかにもっともらしくリアルに見せるかが重要である。
この映画の場合、陰謀説が多いアポロ計画を中心としておりネタも豊富なはずである。
しかし、残念なことに、とてつもなくつまらない。
極秘の映像がネットで見つかった…って他にもっとうまい設定なかたのか。
どんだけ情報がザルなんだ?>NASA
そもそも月に何があるかわかっているNASAが何故、極秘にアポロ18号を月に送ったかの理由が全くわからない。
その謎の正体も何だかなあてな感じで、結局、普通の映画として考えると短い部類に入るはずなのに、話が1時間も保てない。
途中からうだうだになっているし、大きな音以外で驚くところがないのも悲しい限り。
結局、一番驚く箇所がソ連が月面着陸に成功していたという話だけというお粗末さ。
残された映像を元に再構築しているはずなのに、後半は普通の劇映画に近くなってきている。
徹底さが足りない。
面白くなる要素は沢山あるのに生かしきれていないのだ。
出演は…え、本当の宇宙飛行士じゃないんですか?(笑)
監督はゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ。
しかし、一番ダメなのはエンドロール長すぎ!!
あのエンドロールは2時間半の大作物だよ。
それに、このネタも今の必要性がない。
だって、もはや月面着陸なんて、若い人は知らない人が多く、伝説の域だし、子供は月にいくにはロケットではなくラビットハッチで行くと思っている人が多そうだし…。
参加してます。よろしくで~す
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