「friends after 3.11【劇場版】」
今後、東日本大震災をテーマにした映画が出てくることは間違いない。
劇映画やドキュメンタリー映画が沢山出てくるだろう。
正直、人の不幸に便乗しているようで抵抗もあえるのだが、同時に、風化させないために必要という複雑な気持ちになってしまう。
この映画は、仙台出身の岩井俊二 監督が、東日本大震災 で受けたショッ クを、今までの 作品とは異なるスタンスで表現しようとしたドキュメンタリー 作品。
朝日ニュースターで放送していたのは知っていたのだが、スカパー!を契約をしていなかったので見ていない。
だから劇場版と言われても放送したものと何が違うかはわからない。
小出裕章、上杉隆、後藤政志、吉原毅、田中優、飯田哲也、清水康之、鎌仲ひとみ、小林武史、山本太郎、岩上安身、武田邦彦、北川悦吏子、藤波心・・・などがそれぞれの思いを語る。
ちなみにナビゲーター役は松田美由紀で、岩井監督と一緒に各人や各地を訪ねる。
どうしても同じ時期に公開した森達也監督他3人の「311」と比べてしまうが、あの映画がいつの間にか報道のあり方みたいに話が変わっていくのに比べ、この映画はどちらかといえば原発問題を中心としている。
基本的にそれぞれが話をしているのだが、思った以上にわかりやすく、135分の上映時間でもダレることはなかった。
正直、岩井監督の映画なので手持ちカメラでフラフラするのかなと思って後ろの方の座席で観たが、基本は固定カメラなので酔うことはなくて良かった。
逆に何故、岩井監督がこういう映画を撮ることになったかはわからないが、ちょっとらしくないのも確かで、そこは地元民だからこその心境の変化があったのかもしれない。
正直、何か解決するわけでもない。
おそらく永久に解決しないが、解決の糸口が少しでも見えてきたり、状況を把握するだけでも、この映画は重要だと思う。
参加してます。よろしくで~す
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