「レッド・ティアーズ」
倉田保昭の100作目出演記念作品!!
都内各地で連続して発見される頭部を切断された遺体。
事件を追う刑事・野島鉄雄は、失踪者と一緒に証拠写真に写っていた美しい女性・紗代子に心を奪われ、偶然、彼女が暴漢に襲われているところを助け、つき合うようになる。
野島の先輩刑事・三島(倉田保昭)は、たった一人の捜査本部と言われ、実は警視庁に組織された超法規的特殊部隊を率い、都会の闇に潜む吸血鬼一族を抹殺していた。
そして、三島は紗代子とその母の前に現れる。
実は三島と母親には過去に因縁があったのだ……。
倉田保昭和といえば、今更言うまでもなく日本を代表するアクション俳優であり、「Gメン75」で香港が舞台だと大活躍していた。
そんな彼の出演作100作目となれば、当然、倉田保昭の倉田保昭による倉田保昭のための倉田保昭がかっこよく見える映画を作るべきだし、そうあるべきだと思っている。
ところが、この映画、彼が主役かと思えばそうでもなく、吸血鬼を倒す正義の味方かと思えばそうでもなく、徹底した悪役かと思えばそうでもない。
そもそも、この映画、誰を中心とした話かさっぱりわからず、何をしたいかさっぱりわからない。
特に倉田の役が思いっきり浮き上がっている。
主役でもないし脇役にも徹してないので、物語のバランスを崩しているのだ。
一応、見所が加藤夏希(B83-W58-H85)との壮絶なアクションなのだが、思ったよりキレが悪い。
やたらと動くカメラが鬱陶しく、そもそもそんなに動かなくても、倉田はアクションができるはずなので、もっとカメラをどっしり構えて、じっくりアクションを見せてほしかった。
監督は「ハード・リベンジ、ミ リー」の辻本貴則。
せっかくの倉田保昭の映画出演100本目が実に残念なことになってしまった。
あと、最近の映画は吸血鬼とかゾンビネタ以外で話を作れないの?
参加してます。よろしくで~す
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