「宇宙戦艦ヤマト2199 」第一章「遥かなる旅立ち」
かつては熱く熱中していたことが恥ずかしいことに思えていた「宇宙戦艦ヤマト」だが、あれから30年以上経過し、それもまた懐かしい想い出として語ることができるようになってきた。
それこそ「何もかも皆懐かしい」というやつだ。
ここ最近、再び色々な形で「宇宙戦艦ヤマト」が映像化されている。
それらに対しては色々な意見があると思うが、さすがにオリジナルが古典の領域に突入しつつあるので怒ったりすることもなく、冷静にむしろそれはそれで楽しむことができるようになってきた。
むしろ、どうアレンジしたかが楽しみだったりするのだ。
世間的に評判の芳しくない実写映画も、同人誌的な見方をすれば、これはこれでありだと思えてくるのだった。
むしろ、オリジナルをいじくりまわしているジョージ・ルーカスのスター・ウォーズよりも遙かにましだ。
「宇宙戦艦2199」は、1974年にTV放映された「宇宙戦艦ヤマト」第1作をベースに、新たなスタッフで製作するTVアニメで、第1話・第2話を第1章として 2012年4月7日より全国10館でイベント上映されることになている。
結論から言えば、ここ最近色々出てきた宇宙戦艦ヤマトの中では一番できがよく正統派。
かつてのファンが今作ったらこんな感じになるだろうなあという感じで、往年のファンにはたまらないものがあるかもしれない。
若い人はネタとしてか思っていないかもしれないが、今でも十分通じるし恥ずかしいものはない。
戦闘シーンは迫力満点!
とにかくいままではゆっくり動くと思われていた戦艦が物凄く速く動いている。
設定も単純ではなく、ヤマトの前に移住計画を立てていたとか、各地で暴動が起きているとか、情勢も複雑だし、ガミラスもいきなり日本語を話しているわけではなく、ガミラス言語を話し字幕がついている徹底ぶり。
ガミラスが遊星爆弾を仕掛ける理由付けとかも面白い。
キャラクターデザインは松本先生の絵を今風にした感じで、往年のファンには賛否両論かもしれないが、自分はありだと思っている。
さらには本来なら2作目に出てくる登場人物もさりげなく出てきて、伏線っぽくしている。
一番感動したのは音楽の使い方で、ここぞとばかりに懐かしい音楽が流れる心憎さ。
久しぶりに昔の熱いものを取り戻してしまった。
これだったら絶対に観る。
まだデスラーが出てきてないので若干の不安はあるが大丈夫でしょ。
総監督は出渕裕。
声の出演は、菅生隆之、小野大輔、鈴村健一、桑島法子。
個人的にはビーメラ星人をどう扱うかが楽しみ!
参加してます。よろしくで~す
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【声の出演】
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小野大輔(古代 進)
鈴村健一(島 大介)
桑島法子(森 雪)
ちょっと今風になった雪(左)と島(中央奥)と古代(右)
【ストーリー】
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