「不良少年 3,000人の総番(アタマ)」
基本的に期間は3年間。
活動範囲は学校中心とした町内。
履歴書に書けないどころか、書いたらマイナスポイントでしかない。
不良少年の番長と言われるポジションは実は全く意味がない。
そもそも勉強はしないのに、何故学校にこだわっているのかさっぱりわからない。
まあ、ここらへんがどれだけかっこつけても所詮は10代の子供の考えることかもしれない。
実際に存在すると極めて迷惑だが、映画の中では別だ。
自分は不良少年映画が大好きだ。
ほんの小さな名誉を守るために戦う心意気がいい。
たかだか安い給料のために、へこへこしている自分には、見ていて気持ちいい。
本音は素手で戦っているのが、カンフー映画に近いものがあるからなんだけどね。
この映画は、3,000人の全校生徒のうち半分がツッパリである学園の頂点である総番(アタマ)を目指し勢力争いを繰り広げる不良少 年たちの話だ。
こう聞くと、ひたすら喧嘩しまくりで、最後は総勢3,000人が入り乱れると思ってしまうのだが、映画はひたすら地味だ。
というか、意外に喧嘩のシーンが少ない。
もちろん、1970年代の若者の気持ちを描く青春映画ということかもしれないが、自分としてはひたすら喧嘩アクションが見たかったので肩透かし状態!
じゃあ、若者の青春物になっっているかといえば、そうでもなく、そもそも今の時代に通じる何かがないと、単なるアナクロい話でしかないのだ。
「ビー・バップ・ハイスクール」の東映の映画なのに、期待してしまった自分にも責任ありか。
しかし、不良といっても喧嘩が強いだけの実はいい奴ってパターンが多い。
本当の不良は、本当に悪すぎて映画にはならないから仕方ないか。
出演は斎藤工(30)、窪塚俊介(30)って、さすがに年取りすぎ!!
最近、高校生役が老けすぎているのは何かそうしなくてはならない理由があるのか?(喫煙や禁煙?)
監督は宮野ケイジ。
しかし、何よりも困ったのは、夜のシーンは画面があまりにも暗すぎてほとんど見えないことで、これはリアルとは違うと思う。
参加してます。よろしくで~す
« 『すべては「裸になる」から始まって』 | トップページ | 「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント