「グッド・ドクター 禁断のカルテ」
映画の中には、物凄い話だが、よくよく聞くとツッコミ所満載の映画が多々ある。
「スネーク・フライト」なんかは、正にそれで、口封じをするため、飛行機の中に数千匹の蛇を放たれ、乗客を襲うって、よ~く考えたら頭の悪い中学生の発想だ。
そんなことしなくても、他に方法は絶対にあるはずだ。
ところが、そんな頭の悪そうな話でも、勢いがあるので、それもありかなと思ってしまう。
いや、むしろ面白いとさえ思えてしまうのだ。
「グッド・ドクター 禁断のカルテ」もこの系列に属している。
患者に恋した医者が、退院して会えなくなる辛さに耐えかね、薬をすり替 え病気を再発させ、再入院させる…って、もうそれギャグでしかないでしょ。
よく考えなくても、そんなことしなくても仲良くなる方法はありそうだし。
何故なら、患者の女性は、一応、主人公の医者に対して悪い印象は持っていないはずだから。
こんなツッコミ所満載の話でも、観ている分には気にならないくらいの勢いがあればいいのだけど、残念なことに、どちらかといえば失速気味で、失笑してしまう。
というか、どうしてこんな映画の企画が通ったかわからない。
普通ならこんな映画入ってこないし、良くてDVDスルーだと思う。
何故?と思ったが、出演者で納得!
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のオーランド・ブルーム主演だからで、それしかないのだ。
共演にエルヴィス・プレスリーを祖父に持つライリー・キーオって言われてもインパクトないし。
ましてや、監督のランス・デイリーって誰?
カルトにもなれなかった映画で終わりそう。
やっぱり「ディアドクター」の方が良かったとは言わないけど。
参加してます。よろしくで~す
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オーランド・ブルーム主演。
動機が見えにくい。しいていえば、自分に絶対の尊敬と信頼を示してくれる少女ダイアンへの想いというよりは、患者は医師に頼る他なくその信頼や尊敬を受ける自分に酔っている感じがする。自分を知人のように尊敬される医師のようになりたいと思い、禁断の手を使ってまでも「完治させない」という気持ち。エゴ。
綿密な計画性はなく、ゴソゴソやってたまたま見られてないだけで、バッタリそこにいた事を目視されたりもしているところから、完全犯罪とは程遠い。
ダイアンの家の夕食に招かれるも、... [続きを読む]
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