「マリリン 7日間の恋」
世の中には存在そのものがエロい困った女性がいる。
その代表はマリリン・モンロー(B94-W61-H86)であることに賛同する人は多いだろう。
今も変わらぬ時代を越えたセックス・シンボルである。
さらに謎めいた生い立ちや死に方などネタも多く提供している。
当然、彼女を題材にした映画も多い。
この映画は、名優ローレンス・オリヴィエが監督・主演する映画「王子と踊り子」に出演したマリリン・モンローについて、当時助監督だったコリン・クラークが、これまで秘密にしてきた撮影の舞台裏を綴った回顧録を基に映画化している。
セックス・シンボルの彼女の神経質な裏側と、徐々に距離を縮めていく2人の儚いロマンスが中心となっている。
まあ男子たるもの美人とお知り合いになりたいし、当然、そうなったら誰かに語りたいだろう。
ましてや、マリリン・モンローなら尚更だ。
「俺、仕事でマリリンと一緒に働いたことがあるんだけど、実はさあ…」
と語れたらもう勝ち組だ。
コリン・クラークがどんな人物かはよくわからないが、そんな気持ちがなかったとは言わせない(キリっ)
冗談はともかく、マリリン・モンロー本人がいない今となっては真実はわからないが、逆に事実を元に色々想像するのが歴史物の醍醐味だったりする。
さすがに30回ったので、演技派に転身したいという彼女の気持ちと、そんな彼女の演技を否定するローレンス・オリヴィエ。
プレッシャーを感じ遅刻の常習犯になっていくモンローの不安定な心理状態がひしひしと伝わってくる。
彼女は誉めて伸びるタイプなのかも。
宣伝だと7日間の恋愛を売りにしているが、実は彼女の心理的描写の方がメインだと思うし、そっちの方が絶対的に面白い。
そして、マリリン・モンローネタで一番気になるのは誰が彼女の役をやるか?であるが、この映画では ミシェル・ウィリアムズが演じている。
似てるかどうかは微妙だが、雰囲気は掴んでいる。
基本的に物真似やそっくりさんではないので問題なし。
アカデミーでは実在する人演技対決で、メリル・ストリープに負けてしまったのが惜しい。
監督はこれが長編映画デヴューのサイモン・カーティス。
とりあえず、先に「王子と踊り子」を観ておくと、映画がもっと理解できること間違いなし。
参加してます。よろしくで~す
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2011,アメリカ,日活
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もし、アカデミー賞にノミネートされなかったら
観なかったかもしれません。
1956年。
コリン・クラークは恵まれた富裕の家に育ったが、
映画業界への憧れを捨てられないでいた。
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