「僕等がいた 前篇」
「月刊ベツコミ」で連載していた小畑友紀の少女漫画の実写映画化。
北海道の釧路を舞台に、男女の高校生の純愛物語の前編。
「別冊少女コミック」がいつの間にか「月刊ベツコミ」になっていたが、略称がそのまま本物の名前になってしまうと、今の人は何のことかわからないだろうなあと余計なことを心配。
自分は「吉祥天女」や「ファミリー!」、「前略ミルクハウス」が掲載されていた頃に読んでいた。
今考えると、あの当時は少女漫画の全盛期だった。
そんな年寄りの思い出はともかく、今は今で人気漫画はあるものだ。
しかし、21世紀になっても、それでも基本は変わらない。
この物語も女子が考える高校生の憧れと理想の世界が展開。
もちろん、彼女達だって実際はそんなにうまくいかないことは重々承知している。
せめて映画や漫画の中では夢を見ていたいと思っているかもしれない。
かつての若者だって同じだ。
映画を観ながら、こっ恥ずかしいものを感じながらも、かつての時代に想いを馳せるのだ。
正直、この映画はご都合主義でガンガン進んでいくのだが、少女漫画としての基本は抑えている。
この少女漫画の定理についていけないと、この映画は乗れないものがある。
出演の生田斗真と吉高由里子(B85-W63-H88)、高岡蒼甫、本仮屋ユイカ(B78-W54-H82)が高校生役は年齢的に不自然極まりないが、韓国ドラマでは当たり前だし、「グリース」のオリヴィア・ニュートン=ジョンも30歳で高校生を演じていたので問題なし。
むしろ、後編で社会人役をするので、それがメインと考えるとそこを追求するものではないのかもしれない。
個人的にはこのAVっぽさが好きだったりする。
監督は「ソラニン」の三木孝浩。
おそらく映画よりも連続テレビドラマの方が盛り上がりそう。
でも実現しても違うキャスティングなんだろうなあ。
参加してます。よろしくで~す
« 「桜蘭高校ホスト部」 | トップページ | 「種まく旅人~みのりの茶~」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「僕等がいた 前篇」:
» 『僕等がいた 前篇』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「僕等がいた」□監督 三木孝浩 □脚本 吉田智子□原作 小畑友紀 □キャスト 生田斗真、吉高由里子、高岡蒼甫、本仮屋ユイカ、 小松彩夏、柄本 佑、比嘉愛未、須藤理彩、麻生祐未■鑑賞日 3月17日(土)■劇場 TOHOシネマ...... [続きを読む]
» 「僕等がいた 前篇」出会って知って紆余曲折の末愛し合った元晴と七美の別れはその先の真実へと繋がる [オールマイティにコメンテート]
「僕等がいた 前篇」は小畑友紀原作の「僕等がいた」を映画化した作品で高校時代に出会った青年と少女が大人になって再びその真実を知るまでの紆余曲折を描いた切ないラブストーリ ... [続きを読む]
» [映画『僕等がいた 前篇』を観た(超短信)] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆午後10時からのスーパーレイトショーで観たのだが、眠気など吹っ飛ぶ面白さだった。
人気少女漫画…、その硬派な恋愛物の映画化作品で、時に、「オヤッ!^^;」「中二病?」と思わせる展開もあったのだが、
それを、台詞でカバーする脚本と、主演の吉高由里子と...... [続きを読む]
» 僕等がいた 前篇 評価★★★60点 [パピとママ映画のblog]
小畑友紀の同名コミックを「管制塔」の三木孝浩監督が映画化。北海道と東京を舞台に純粋で繊細な男女が織りなす、青春の過渡期の壮大な“純愛回想録”を描く。出演は「源氏物語 千年の謎」の生田斗真、「カイジ2 人生奪回ゲーム」の吉高由里子、「ワラライフ!!」の高岡蒼...... [続きを読む]
» 僕らがいた 前篇(2012-023) [単館系]
僕らがいた MOVIXさいたま
1200万部を突破した小畑友紀の同名ベストセラーコミックスを2部作で
映画化した前篇。北海道の高校で知り合った男女の恋模様を瑞々しく描く。
主演は『ハナミズキ』の生田...... [続きを読む]
» No.313 僕等がいた 前篇 [気ままな映画生活]
累計発行部数1000万部を突破する小畑友紀の人気少女漫画を、前後編の2部作で実写映画化。主演は生田斗真と吉高由里子。「ソラニン」の三木孝浩監督がメガホンをとる。クラスの3分の2 ... [続きを読む]
コメント