「映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」
すでに絶滅したはずの動物たちが、生き生きと暮らす地上最後の楽園を舞台に、のび太とドラえもんが大冒険を展開する…という話で、基本ベースの話が1978年の「小学六年生」11月号に掲載された漫画だ。
映画の中では東京スカイツリーがあることから時代設定は現在っぽいが、空き地に土管がある昭和40年代ところもあり、相変わらず独自の世界が舞台になっている。
予告編を見ると、のび太のそっくりの少年が出てきて、ひょっとしてその正体はあの人では?・・・と思ってしまうのだが、まさか、そんなベタな展開なわけないだろ!と思ったら、そのまんまで、予告編のセンスのない作りと、それを悪い意味で裏切らない展開に驚きだ。
今回は久しぶりにつまらない。
おそらく、子供が上映中落ち着きがないところから、つまらないと思われる。
色々盛り上がる要素はあるのに、うまく配置がされていないし、自然に流れていないので観ていて居心地が悪い。
敵が3人いるのに全くキャラも立ってないし、使い切れていない。
ここ最近のお約束でもあるドラえもんの道具がないので、自力で何とかするのはいいのだが、結構無理無理で、敵のいるところまでの移動に歩きしかないみたいなことになっているのだが、ドラえもんの道具がないだけで、移動手段の空飛ぶ乗り物があるという適当さ。
さらに、絶滅したはずの動物たちが暮らす不思議な島にいる原住民っぽい人達は一体何?
しかし、何よりのび太そっくりの少年の件は、もうちょっとうまい脚本で何とかならんかったのかと思う。
声の出演はのび太そっくりの少年が野沢雅子。
彼女と山寺宏一のベテランっぷりは相変わらず。
ゲスト出演の小栗旬の役名が甘栗旬というのが藤子センスあふれるネーミングで良し。
のび太の父親の生まれがどう考えても1970年代なのには驚き!
自分の中では戦前生まれのイメージなんだよなあ。
とりあえず、次回は今回より面白いことを望む。
参加してます。よろしくで~す
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