「マシンガン・プリーチャー」
アフリカの内戦地域で子どもたちを守ろうとマシンガンを手に奮闘する牧師。
演じるのは「300 <スリーハンドレッド>」のジェラルド・バトラー。
こう聞くとランボーみたいなアクションを期待してしまうが、残念ながらそんな展開にはならない。
一応、実話の映画化で、主人公のモデルであるサム・チルダースはまだ生きているらしい。
映画の最後に本物のサム・チルダーズの映像が出てくるのだが、妙に迫力があって驚き!
この手の実話系の話は本物はあまりかっこよくない場合があるのだが、サム・チルダースの場合は本人の方がキャラが立っている。
麻薬密売で服役して、出所後も懲りずにやりたい放題だったが、妻の通う教会で洗礼を受けて真面目に生きる決意をし、真面目に働いていた主人公だが、アフリカで活動する牧師から、悲惨な現状を聞き、ボランティアに参加!
アフリカで、子供が襲われたり無理矢理少年兵に仕立て上げられたりする現実を目の当たりにし、子供のために孤児院を立てようとする。
ところが、先走りすぎなのか、本来の性格が災いしてなのかわからないが、アフリカを優先するばかりに、彼の家庭にしわ寄せが来てしまう。
ここらへんが観ていて微妙で、良いことをしているようだけど、あそこまで家族に迷惑かけていいのか?という疑問が!!
そもそもまずは自分の家庭だろ?…などと考えてしまうのだ。
まあ手放しでリスペクトしないところは良し。
実在している人物であるから仕方ないとはいえ、名前だけ借りてアクション物にするのもありじゃない?と思ってしまう。
だってキャラは滅茶苦茶立っているんだから。
監督は「007/慰めの報酬」のマーク・フォースター。
面白い題材なのに、中途半端感が漂っているのが残念。
参加してます。よろしくで~す
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「マシンガン・プリーチャー」★★★☆
ジェラルド・バトラー、ミシェル・モナハン、
マイケル・シャノン、キャシー・ベイカー、
スレイマン・スイ・サヴァネ出演
マーク・フォースター監督、
129分、2012年2月4日公開
2011,アメリカ,日活
(原題:MACHINE GUN PREACHER )
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