「ヒミズ」
神楽坂恵(B92-W58-H87)は、1981年生まれで、芸能界デヴューは2004年とされている。
当然、彼女の日本人離れした豊満な胸を生かし、グラビアアイドルとしてスタートする。
しかし、グラビアアイドルと考えた場合、普通なら高校生位の年齢から仕事をすることから考えると遅すぎるスタートと言える。
もちろん、彼女がその前から仕事をしている可能性も大きいが、少なくとも多くの人が彼女を知るようになるのはそれ位からだ。
当然、2004年からの2~3年は、写真集やお約束のDVDに出演している。
実は彼女は映画出演作が多く、調べてみると主役にはなれないものの、脇にいることが多い。
「遠くの空に消えた」や「学校の階段」に出演していたと言われて微塵も思い出せるわけもなく、ましてや、つい最近の作品である「十三人の刺客」に出ていたと言われても、すぐに思い出せない。
前から言っているが、彼女には芸能人としての華がないわけで、確かに同じ学校や職場にいたら人気者なのかもしれないが、芸能人として考えた場合、あまりにも地味すぎるのだ。
しかし、普通にかわいい顔に豊満な肢体というアンバランスさは彼女の最大の魅力であるが、それを生かせる舞台は大変限られており、もし彼女が主役として活躍できる場所は、熟女AVしかないはずだった。
何故、過去形かというと、彼女の魅力を最大限に生かす監督が出てきたからだ。
今更説明するまでもなく、園子温であり、「冷たい熱帯魚」を経て「恋の罪」で彼女の有効性は大きく発揮されることになる。
その後も彼女は園子温のお抱え女優となり、私生活も婚約するなど、正に公私共に歩み続けることになる。
「ヒミズ」は古谷実の漫画を実写化したもので、ヴェネチア国際映画祭にて日本人初の最優秀新人俳優賞W受賞という快挙を成し遂げた話題作だ。
しかし、受賞したのは染谷将太と二階堂ふみであり、彼女には全く関係がない。
そもそも、彼女は新人と言うには程遠い年齢なのだ。
染谷将太が演じる住田祐一は中学三年生の15歳。
彼の願いは普通の大人になることであり、実家の貸ボート屋で大きな幸せもなければ大きな不幸もなく、極めて平凡に暮らしていければいいと思っている。
貸ボート屋には、震災で家を失くした大人たちが集っている。
彼の同級生である茶沢景子(二階堂ふみ)は、彼に恋い焦がれひたすらアタックを続けている。
しかし、彼には鬱陶しがられるだけだった。
ある日、借金を作り蒸発していた住田の父が帰って来る。
さらには母親も中年男と駆け落ち。
どう考えても平凡からは程遠い状況!
15歳にはあまりにも重い。
そんな彼を茶沢が必死で励ます。
しかし、さらに状況は悪化し最悪な事件が発生する。
原作漫画と違うとか、震災の映像を入れてあざといとかの御意見はともかく、染谷将太と二階堂ふみは存在感がありすぎ。
特に二階堂ふみの存在感は凄い。
最初は宮崎あおい(B77-W57-H82)のパチモンかと思いきや、負けず劣らずであり、いやむしろ貧乳の宮崎よりも、胸がある分、二階堂の方がましか(ってどんな判断基準なんだよ)
そして、神楽坂恵は、貸ボート屋の周りに住む住民の一人を演じている。
この役が彼女でなくてはならない理由はなく、どちらかといえば監督の気心のしれた役者の一人であると言える。
しかし、園子温はよ~くわかっていて、彼女の豊満な胸がちゃんと目立つようにしており、どこから見てもどんな短い時間でも彼女の存在がわかるようになっているのは、深読みしすぎかもしれないが愛情を感じるのだ。(映画の感想を書くはずが・・・)
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