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2012年2月 2日 (木)

「地球防衛ガールズ P9」

P9「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」は今観ても色褪せない特撮番組の傑作だ。
 その後もシリーズはあるのだが、石油ショックの影響かどうかはわからないが、新作ごとにショボくなっていく。
 自分的には「ウルトラマンタロウ」でモチロンが出て来た時点でもう「上がり」だなと思ってしまった。
 そして「ウルトラマンレオ」で一旦シリーズは終了。
 その後、しばらくは<特撮空白期>となってしまう。
 やっと出て来た「ウルトラマン80」だが、その時は「ガンダム」が出てきてアニメブーム到来し、子供達の心を掴むのは必ずしも特撮ではなくなってしまう。
 そんな時期に特撮を極めたのは、なんと自主映画で、今更説明するまでもなくDAICON FILMの「帰ってきたウルトラマン」だった。
 本当はこんなウルトラマンが観たかったというファンの夢を見事叶えている。
 その後、ビデオデッキの家庭への普及と共に、映画でもテレビ番組でもない、オリジナルビデオというジャンルが登場する。
 「地球防衛少女イコちゃん」はそんな時代に登場する。
 正直、目茶苦茶チープな作りではあるが、一方ではマニアックな面白さがあったのも確かで、何より主演の磯崎亜紀子(B80-W56-H83)がかわいく、実はこの作品の魅力はこれしかないと言っても過言ではない。
 「地球防衛ガールズ P9」は河崎実監督が、自身の出世作 である「地球防衛少女イコちゃん」の原点に立ち返り撮り上げた特撮コメディ…らしいのだが、正直つまらない。
 あえて、「地球防衛少女イコちゃん」路線を目指しているのだろうが、今更感が強い。
 こういうのってつくづく時代とのシンクロがあることを実感した。
 繰り出されるギャグも全く笑えない。
 脱力系とかゆるいとかは、つまらないを言い換える便利な言葉であることがよくわかる。
 制作側は目茶苦茶楽しそうなことはよくわかった。
 ひょっとしたら、かつてのイコちゃんファンが同窓会感覚で喜んでいるかもしれない。
 だけど、自分は無理でした、すいません。
 せめて、21世紀にあのノリを復活させるなら、もうちょっと昇華させてほしかった。
 といっても世間的にはイコちゃんの河崎実はどうでもいいわけで、出演に9人のアイドル、特にAKB48の片山陽加(B75-W56-H84)やSDN48の野呂佳代(B86-W63-H90)が出ていることが大切なんだろうなあ。
 
 

  参加してます。よろしくで~す

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