「犬の首輪とコロッケと」
昭和の大阪で、不良青年が、お笑いの世界に飛び込んでいくまでを描いたもので、吉本興業の人気芸人・長原成樹が自らの自伝小説を監督して映画化。
話題は島田紳助が声の出演で出ていることだろう。
引退前の収録で、重要な場面なのでカットできないらしい。
これはもう嘘だな。
だって目茶苦茶カット割りして、紳助の声だけかぶせただけなので、差し替えだってできてしまう。
物理的には可能だ。
しかし、ツッパリ漫才のカリスマ的存在としてのアイコンと考えた場合は極めて重要あることはわかる。
そして、声の出演だけとはいえ、喋りに独自のテンポがあり、これは凄いと思う。
島田紳助の引退に至るまでの諸事情はともかく、かつての漫才ブームの一人であり、芸人としての面白さは絶対にあると思う。
島田紳助のことだけが話題になり、映画の評価がうだうだになってしまったのが残念なところだが、この映画は思った以上に悪くない。
確かに自画自賛的なところや、有無を言わせない在日問題など露骨に狙い過ぎな感じもしないわけでもないのだが、昔懐かしい二本立て興行の併映作の雰囲気が出ていて、上映時間も90分以内というのがボロが出なくて丁度良い。
個人的には「漫才ギャング」より好きかな。
一番笑ったのは車椅子の少年のエピソードだな。
主演は鎌苅健太。
共演にちすん(B78-W60-H80)、中村昌也、山口智充。
ここ最近、吉本興業は映画製作が激しいが、やっぱりシネマ歌舞伎があるなら、シネマ吉本新喜劇を作るべきだと思う。
参加してます。よろしくで~す
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